4月2日、銀座1丁目での三川さんグループの写真展を拝見しビルを出たところで時計を見ると未だ午後2時。帰宅するには早すぎ、もったいないということで・・・。
前日NHKテレビ、ブラタモリで放映していた浜離宮恩賜庭園に行こうとなった。
それが二つ先の地下鉄銀座線新橋駅で下車。
新橋駅で下車して通りの人に同庭園の場所を尋ね、海岸方面に約500m歩くと、浜離宮の入り口が見えた。
浜離宮庭園は周りを運河に囲まれています。立派な二重橋、大手門橋。
大手門橋を渡り、この門を入り右手にあるサービスセンターでチケットを購入、入場する。
浜離宮恩賜庭園は、徳川将軍家の「出城」として利用されたもので、別邸が建てられたり、幾度かに渡って造園、改良工事が施され現在に至っているとのことです。詳細については略させていただきます。
庭園は海水を引き入れた潮入の池と鷹狩場としても利用されたようで、私共が20年ほど前に伺ったときは、中の御門を入ったところで鷹匠が演技をしていたのを見学した記憶があります。
庭園に入場して進むと、大きな木々がまず目に入った。
その一つ、300年の松。
「三百年の松」と言われている。
一本の黒松で横に伸びて、前の写真のように枝をいっぱい付けている。
右手に進み小橋を渡って「潮入の池」に。陽光の加減を考慮して右側に進む。
「潮入の池」。とてもきれいな情景。しばらくこの景色をゆっくりとご覧ください。
池のほとりをゆっくりと進む。
なんと素晴らしい景色か・・・。
中島の茶屋は人がいっぱいだったので先に進む。写真の中ほどの見える橋「お伝い橋」に進む。
きれいですね。
対岸に上がり、三つの茶屋を観る。
三つの御茶屋は、歴代の将軍たちが賓客とともに景色を眺めながら食事をしたり、鷹狩の際の休憩所として使用していたそう。いずれも消失してしまったが、昭和から平成にかけて忠実に復元、再建されたものという。
「鷹の御茶屋」。ここだけ中に入ることができた。
小さな建物だが、腰板には竹を利用して継部分を隠し、昔忍ばせた。
「燕の御茶屋」。
室内は和室だった。
「松の御茶屋」。外窓の上部の板の彫り物「鳥」は、部屋の明かりできれいに浮き上がって見えるそうだ。
前に進み、中の橋を渡って、桜をまとめて植栽してあるところに来た。
未だ、満開のものもあり、多くの人がカメラに収めていた。
ベンチに腰を下ろして持参した飲み物で喉を潤した。
すぐ前の土手を上がると、
もう、東京湾に続く港となっていた。
そして「潮入の池」と言われるように海水の取入口があった。
南側の取入れ口。
ゆっくりしていたので時間が気になり時計を覗くと、午後4時を回っていた。
同庭園の南東端に来ているので入場した大手門までは時間がだいぶかかりそう。
一周するつもりだったので、地図を観ながら帰りの方向に進む。
途中ではいくつかの種類の桜が見られた。これは「ウコン」と名がついていた少し緑がかったもの。
これは「イチヨウ」と表示されていた。
「海手御伝い橋」を横に観ながら進む。
「横堀水門」。水門は閉じられていた。覗き込むと海水側のほうが1mほど高く、池側は低かった。
途中、きれいなタンポポが咲いていたのでパチリ。
そして梅林、お花畑を通り、
「旧稲生神社」
菜の花が咲いていた。
大手門に到着。ゆっくり廻ったので、先日のような疲れはない。
大手門を出ると、近くに地下鉄都営大江戸線築地市場駅が。乗り換えなしで中井駅まで行けるのでその方向に急ぎ、家路についた。
今回、友人の写真展拝見そして浜離宮恩賜庭園散策と長い一日だったが、それほど疲れが残らず、満足するものであった。