5月5日(こどもの日)、逗子海岸で逗子市主催の「砂の芸術」が4年ぶりに開催された。
朝の8時に海岸散歩に行ったら、もう、関係者が5m四方の区割りをしていた。
海岸に設置された「砂の芸術」の看板。
区画する関係者。
「砂の芸術」のプレートを背中に背負って区画割を手伝っていた市の職員? 「背中を撮らせてください」とお願いしたら、気持ちよく応じてくれた。
「砂の芸術」は、午前8時30分に集合し、開催者の挨拶や注意事項等説明。競技は9時開始、午前11時30分までの約2時間30分の指定時間内で完成し、表彰式を行う。
主催者の説明を聞く子供たち。表彰にはたくさんのグループに賞品が与えられるとのこと。
注意事項等が説明された後、事前に申し込まれた各グループに分かれ、作品の作成に取り掛かった。今年の参加グループは31組とのこと。
審査成績は、作品完成度合だけでなく、途中段階のグループ協力度合も点数に考慮されるようだ。
各グループは、この平らな砂浜にどう作成していくかしばらく思案していた。
子供たちは海水を運ぶ役が多いようだ。海水を砂浜にかけ固める。
しばらく見ていると、おじいちゃんとおばあちゃんの二人だけで作成に取り掛かっている区画があった。ある人が「どうしたの?」と声をかけると、「孫たちが来ないんだよ」と顔をしかめている。おばあちゃん、不満な顔をして黙々と海水を運んでいる。
開始から30分ほどして、やっと子供一家が到着。早速作品作成に取り掛かった。おばあちゃんの顔も明るい顔に変わった。道路が渋滞して開始に間に合わなかったようだ。
しばらく見ていると作品作成には、やはり大人がやや多いグループの方が進んでいる。
あるグループを見ていると、引率の女性先生と中学生らしい男性3名のグループがイルカの作成に取り掛かっていた。先生はニコニコして男性たちに話しかけるが男性たちは無口。先生はスカートを濡らして一生懸命海水を運んで砂を固めている。生徒たちは作品に取りかかる。時々作品の上を飛び越えたりして遊んでいる。
親が何かの理由で参加できない事情があり、先生が連れてきているようだ。見ていると明るい先生の姿勢に頭が下がった。ご立派。
私共は、朝食抜きで海岸に出てきた。なぎさ橋珈琲に家内が予約してきていたので途中、順番を確認しに行ったが、なお1時間以上かかるといわれ、また、海岸に引き返した。
開始1時間40分ほどすると作品の形に出来上がってきた。
完成品は点前に家がたくさん並んでいるようだ。
実は、この作品は、準優勝したようだ。
しばらく作品作成を見ていたが、なぎさ橋珈琲に注文してきたのが気にかかり、表彰を見る時間がない。
今年は、完成を待たずに朝食を取りに珈琲店に足を運んだ。