ここ最近,にわかに気付いた事ですが,え,皆さんとっくにお気付きで?(^^;) トールキン息子は,HoMEの中で,順番はこうだろうとか,ここはこの単語が入るだろうという類の推測はたまにしていますが,トールキン父の心理に立ち入って「推測」する事は,決してありません。(せいぜい下書き用の紙をたくさんもらって嬉しそうだとか言う位で(笑)) 推論や私見は述べず,淡々と下書きを並べているだけなんですね。
彼にもひいきのキャラクタはあるだろうし,言いたい感想は一杯あるはずだと思うのですが,それを全く表に出しません。
よく考えてみると,このように,冷静に,公平に,ただただトールキン父の軌跡を辿らせてくれるだけという書物は,本,HP,全てのメディアに於いても,他に例がないのではないでしょうか?
そういう意味では,HoMEは大変貴重な資料なんだなあと改めて思いました。
さて,まだ「The Passage of the Marshes」の章が始まったばかりですが,次の章は,「The Black Gate is Closed」になっております。トールキンさんは,最初そのまま3人をモルドールに通すつもりだったのに,本格的に下書きに着手した時には,一旦門を閉じてしまい,別のルートから3人をモルドールに入れてます。しかし,これって,最初にHoME7巻で予定していた地理的な配置等,大きく変ってしまう事になるんですよね。
何がトールキンさんをそうさせたのか‥‥,もちろん,HoMEには「推測」はありません。。。という事で,私の邪推(笑)ですが,HoME7巻で「フロド,サム,ゴラムの3人が直接モルドールに入る編」を書いていた時代,ボロミアは,フロドから指輪を奪おうとした後,アラゴルン達に嘘をついて,うやむやのまま一緒にミナス・ティリスへ行ってしまうんですね。しかし,天才トールキンは,ある日突然,ボロミアを都へ返さず,殺してしまう事を決意するんですね。。。
‥これだ!
ボロミアの役割の変化は,その後のアラゴルンの行動,メリーとピピンの話と,ミナス・ティリスでの展開を全く変えてしまったわけですが,フロド達の行程にも大きな影響を与えたんですね。‥そしてもちろん,ゴンドールでボロミアの帰りを待ち侘びていたキャラの登場へつながるわけです!(どうも私見アリアリの私(爆))
こうして見ると,ボロミアの役割の変化が物語全体に与えた影響は,計り知れない程大きいんだなあ,とまた改めて思いました。が,こんな大きな変更にもかかわらず,やっぱり,HoMEには,お父さんがどういう心境の変化でボロミアの役割を変更したのかとか,クリストファーさんは一切推測はしておりませんので,一体何だったのだろうと読者が考えるしかありません。。そうそう,これがHoMEのスゴイ所なんですよ。
今日はおかげで読書が全然進みませんでした!(笑)
彼にもひいきのキャラクタはあるだろうし,言いたい感想は一杯あるはずだと思うのですが,それを全く表に出しません。
よく考えてみると,このように,冷静に,公平に,ただただトールキン父の軌跡を辿らせてくれるだけという書物は,本,HP,全てのメディアに於いても,他に例がないのではないでしょうか?
そういう意味では,HoMEは大変貴重な資料なんだなあと改めて思いました。
さて,まだ「The Passage of the Marshes」の章が始まったばかりですが,次の章は,「The Black Gate is Closed」になっております。トールキンさんは,最初そのまま3人をモルドールに通すつもりだったのに,本格的に下書きに着手した時には,一旦門を閉じてしまい,別のルートから3人をモルドールに入れてます。しかし,これって,最初にHoME7巻で予定していた地理的な配置等,大きく変ってしまう事になるんですよね。
何がトールキンさんをそうさせたのか‥‥,もちろん,HoMEには「推測」はありません。。。という事で,私の邪推(笑)ですが,HoME7巻で「フロド,サム,ゴラムの3人が直接モルドールに入る編」を書いていた時代,ボロミアは,フロドから指輪を奪おうとした後,アラゴルン達に嘘をついて,うやむやのまま一緒にミナス・ティリスへ行ってしまうんですね。しかし,天才トールキンは,ある日突然,ボロミアを都へ返さず,殺してしまう事を決意するんですね。。。
‥これだ!
ボロミアの役割の変化は,その後のアラゴルンの行動,メリーとピピンの話と,ミナス・ティリスでの展開を全く変えてしまったわけですが,フロド達の行程にも大きな影響を与えたんですね。‥そしてもちろん,ゴンドールでボロミアの帰りを待ち侘びていたキャラの登場へつながるわけです!(どうも私見アリアリの私(爆))
こうして見ると,ボロミアの役割の変化が物語全体に与えた影響は,計り知れない程大きいんだなあ,とまた改めて思いました。が,こんな大きな変更にもかかわらず,やっぱり,HoMEには,お父さんがどういう心境の変化でボロミアの役割を変更したのかとか,クリストファーさんは一切推測はしておりませんので,一体何だったのだろうと読者が考えるしかありません。。そうそう,これがHoMEのスゴイ所なんですよ。
今日はおかげで読書が全然進みませんでした!(笑)