ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

HoME8 2-IV Of Herbs and Stewed Rabbit (2)

2006-06-19 23:06:48 | Tolkien・HoME
<下書き>
彼らは夜の間進み,朝早く,松の木の下の茶色い蕨の茂みで休憩。丘から冷たい水の流れる沢に近い所です。サムの頭には,食べ物についてある考えが巡っていました。恐ろしい門は今や後方にあり,どっちみちエルフの食べ物は後々の為にセーブした方がよいと思えました。彼はゴラムが茂みを這い出そうとしているのを見つけると,「おい!どこへ行くだ?狩りか?もしできたら,ホビットが食べられる物を獲ってもらえると嬉しいだよ!」するとゴラムは,「Yes,Yees」と答え,

(ここから下書きっぽい文章に)

ゴラムは2羽のうさぎを持ってくる。火を見て怒る。ジューシーなうさぎがダメになると抵抗。フロドになだめられる。(おさかなのやくそく?)

満月とアンドゥイン。
3日目の夜,彼らはまだ十字路に着かない。近道をする為に森の中を通る。首のない王(の像)にオークがくっつけた偽の頭。
彼らは左へ曲がる。ミナス・モルグルと月。
</下書き>

ここでこの下書きは終わり。そして次には,ほぼ正式版と同じサムのクッキングの様子が描かれているそうです。そしてハーブの木々の描写がプラスされ,それでイシリアンは素敵な所なんだよ,と,1944年4月30日の64番の手紙で説明するトールキンさん。

当時のタイムテーブルは以下のようになっていたそうです。

2月5日:夕方モランノンを発ち,夜通し南へ向かう。
2月6日:夜明けに休憩。イシリアンのハーブと花についての記述。サムの料理,そして,

ゴンドール人の登場。
です。

その初期の下書きは,例によって鉛筆ですごい勢いで書かれたもので,断片的にしか解読できない(笑)そうですが,あらすじは,

<Outline>
サムはゴラムがいない事に気付く。彼は火を消して食器を洗いに行く。その時話し声が。彼らはゴラムを追っていたが,ゴラムは彼らをかわして逃げる。サムはさらに笑い声を聞く。『オークではないようだ。』 戻ると,フロドも声を聞いて既に隠れていた。そして彼らはたくさんの男が道の方へ向かって隠れているのに気付く。
</Outline>

また他の所にあった下書きには,上の話の続きと思われる話が。。

<Outline>
殺されたミナス・ティリスの男が土手の上から,彼らの上に落ちた。フロドは駆け寄り「orch!」と叫んで,‥‥しようとしたが,彼らは「ゴンドール!」と叫びながら倒れた。ハラド人はゴンドール人を追い込む。ホビット達は茂みから木に登った。ゴンドール側が勝った。夕方ゴラムが戻ってきて,サムを,(敵を招いた?)と言って怒る。彼らは道には戻らず,森の中の空き地を歩く。満月を見る。他に誰にも会わなかった。3日後,十字路に到着。壊れた石像を見る。
</Outline>

この時点では,この話に何も続きがないように見えますが,ここで突然,正式版に近づいて参ります。

この時,ゴンドール兵を率いていたリーダーは,ボロミアの弟ファラミアではなく,Anbornの息子Falbornと言いました。ただ,マブルングとダムロドによれば,既に,ボロミアの近親者だという事だそうです。

さて,お父さんは,64番の手紙に,このゴンドールの人達の話と,じゅうについての解説,5月4日,65番の手紙で,C.S.ルイスに読み聞かせた事を報告。そして,5月6日,66番の手紙に,クリストファーさんを「えっ?」と驚かせるような事を書いてきます。(笑)

どうでもいいけど,エライ筆まめなお父さんですね。(爆)

Run!Run!Run!