Peter Gilliver, Jeremy Marshall, Edmund Weiner / Oxford Univ Pr (T)(2006/04/27)
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トールキン協会の宣伝に乗せられて,ついつい買ってしまいました。(笑) ハードカバーというから,どんなに大きな本が来るか戦々恐々(もう置き場所がないんですよね(笑))でしたが,さすが,オックスフォード大学出版,「大学テキストサイズ」でした。
中身は,トールキンがLOTRやホビットの冒険で使った言葉について,彼がかつて関わっていたOED(Oxford English Dictionary)との関連から説明する,という,結構ユニークなリファレンスです。古英語や中英語など,古い英語について,語源が述べられています。attercop,Shelobというような辞書では見つからないクモ関係用語もありますが,サムが時々自分に喝を入れる時に使っている,ninnyhammer(愚か者、間抜け)とか,普通に辞書に載っている言葉についても,ちょっと詳しく解説されていたりします。
ちょっと翻訳しにくそうなテーマではありますが,エルフ語の解説も翻訳される位ですから,これは是非,翻訳版が出てくれるといいなあと思いますが。