デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 




夏至は過ぎたがそれでも太陽は愛宕山よりも北で沈む。















この時間帯の少し前、カナダ人の青年が登ってきた。日本に一ヶ月いる予定だということだが、私は前々回の反省?を生かすつもりで、メジャーリーグのトロント・ブルージェイズやNBAのトロント・ラプターズの話題を真っ先に出した。個人的にも今年躍進したトロント・ラプターズはけっこう好きなチームであるし、チームの中心選手の一人デマー・デローサンには来シーズン更なる活躍が見込まれるので楽しみなのだ。
しかし、青年は野球やバスケのことよりもカナダで習い始めた合気道と体術のルーツを求めて来日していて、そのために日本語も少し勉強してきたのだという。カナダ以外にも東洋の柔道や空手の体術および太極拳の修行を積めるところがあり、イギリスや他のヨーロッパの国の体術の道場に顔を出してそれからの来日だとか。ちなみに武道を始める前はしっかりと西洋の球技も身につけていたという。
体術と一言で言ってもさまざまなものがあるらしく、詳しくないゆえまだ整理がつかないという青年だったが、礼儀や型や演武の概念は基本中の基本という彼の説明に、私の方が襟を正しつつも前のめりになって聞いてしまうのだった。まるで空手家のニコラス・ペタスの話に聞き入ってしまうみたいに(笑)。
ここしばらく、日本語を勉強しに来ている留学生だけでなく、日本的・東洋的なものを身につけていたり身に着けようとする人との出会いが続いた。彼らの学ぶ姿勢を目の当たりにすると自分の旅行話の内容等がちっぽけなものに思えてしまうことも多いが、いい刺激になることは間違いないのでまたぜひともこういった機会を大事にしたいものだ。

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