デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



カイザーヴィルヘルム記念教会(ベルリン)

BSで放送されていた「地球タクシー「ベルリンを走る」」という番組を見て、じわっとくるものがあった。
番組の中で取材を受けたドライバーたちは誰であっても印象に残る言を残したが、私はトルコ系のドライバーとスーダンを故郷にもつドライバーの話が現代的な問題をするどく抉っていて印象に残った。
11年前、ベルリンを訪れたとき、番組にあったようなことを短い時間ではあったが感じたものだ。そのなかの、目に焼きついているものの一つとして、おしゃれな街の雰囲気のなかでも目をむけざるを得なかったカイザーヴィルヘルム記念教会がある。爆撃の跡が生々しい教会だが、教会の中から空が仰げてしまう衝撃や、降伏前のベルリンの戦闘で町が瓦礫と化してしまった当時の様子の展示といい、大戦の記憶に真っ向から向き合おうとする真摯な姿勢を目の当たりにしたように思う。

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