デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



タイ将棋のマークルック(の駒と将棋板)


若い棋士の破竹の連勝のニュースが多いこともあり、大きくは報じられていないが先日、大内九段が他界された。
大内九段は幾度か日本将棋のルーツを探る旅に出ており、その様子は二年ほど前に再放送された旅番組(初回放送は1995年)でも見ることができた。大内九段の訃報を知って、その番組を録画しておいたディスクを引っ張り出してきて視てみた。
その番組は今となっては将棋のルーツや伝播ルートやルールの移り変わりなど細かい点で伝えきれていない部分が残るものの、大内九段がインドとタイと中国の地で、将棋の対局を繰り広げ、将棋というゲームの魅力を伝えるいい番組だった。
番組の中で大内九段は将棋や西洋チェスの原形となったインドのチャトランガを取材し、インド将棋を現地の人と対局の後、タイの将棋マークルックを取材するのだが、バンコクのタイ国立博物館で、昔のマークルックの駒について大内九段がコメントをするシーンが映っていた。その場面を見て、マークルックの駒の動かし方もよく知らないのにもかかわらず、私も駒と将棋板をじっくりと見たことを思い出した。そして国立博物館にいた時は前日の疲れが出始めてベンチで少しウトウトしたら蚊に幾個所も刺されたことまで思い出した。
それにしても映像の中の大内九段、インドで現地の人と対局している時に、右手に煙草を持ったまま終始左手で駒を運んでいた(笑)。左利きゆえに仕方が無かったのかもしれないが、よく現地の人に怒られなかったというかトラブルにならんかったなぁ…。



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