デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 



こちらのパート2になるようなことが起こるとはねぇ…。

昨日のお昼時、車の定期点検の予約にディーラーに行ったら、新しい担当者に名刺渡されて挨拶された。明るい感じの担当者で好感が持てた。

夜、奇しくも↑のページで触れている同じファストフード店で『チボー家の人々』のエピローグ2(最終巻)を読み進めていた。主人公アントワーヌとフィリップ博士の長年の付き合いであるが故の残酷な運命が判明してしまう切ない場面を読み終えた。それが夜の8:20過ぎ。
『チボー家の人々』を閉じて、中国語の旅行会話の例が載った紙を見ていたら、左隣に着物を着た白髪の混じったおばさんと黒のタンクトップと黒のズボンを履いた50代ぐらいのおばさんが座った。黒のタンクトップのほうは足を組んで座り、ジュースのストローがついていなかったのをゴミ袋を入れ換えていた店員さんに訴えた。店員さんがストローをレジから持ってきてお詫びをした。
おばさん二人の会話は30cm程度しか離れていない私の耳にも否応なく聞こえてきた。平尾昌晃氏死去のニュースからその息子たちの話題になり、話題がころころ変わりながら、最近よくある遺産目当てに旦那を殺害するニュースや、ひきこもりや精神疾患のある息子が老いた父親の小言に逆上し父親を殺害するニュースや、いたって普通の健常者が父親や母親と口論になり逆上して殺害するニュースのことをなどを話題にしている。
着物の年上のほうのおばさんが黒のタンクトップの相手に向かって「あなたは大丈夫?」と訊いた。黒のタンクトップは「私は喧嘩してもどこか冷静なところあるし大丈夫。ただ、もしやるんなら徹底してやるし、毒を混ぜる。砒素とかを食事に」と答えた。
私は思わず足を組んでいる斜め前に座っている黒のタンクトップの顔を見た。目が笑っていなかった。私は黒のタンクトップの顔と痩せ型の体格と痩せている右腕の上腕に小指の先ほどの大きさの痣があるのを嫌でも記憶に刻み込まざるを得なかった。そして店内の壁にかかってある時計を見た。8:35を指していた。
5分ぐらいして店長が「ただいま満席ですが後に来られたお客様の席がありませんので、長時間おられる方はどうか席をお譲りくださいませ」と店内に大きな声でアナウンスした。着物の方が「私ら来て15分ぐらいやな」と言った。

『チボー家の人々』は小説としてあまりにも冷徹でリアリスティックで内容的に身につまされる読み手にとって厳しい作品だが、それに勝るとも劣らない、というか小説に勝っているリアルそのもののおぞましいものを耳にした。店を出るときに交番に行くこともチラと頭に浮かんだ。憂さ晴らしの可能性が高いとはいえ、潜在意識にあることがつい口から出たかもしれないのだから。黒のタンクトップの両親(義父・義母も含む)になにごとも起こりませんように…。

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