デカダンとラーニング!?
パソコンの勉強と、西洋絵画や廃墟趣味について思うこと。
 




往路での空模様はいまいちだったが、復路では雨が上がった。おかげでバスの中から慶州市街までの遠景を楽しめた。



改めて奈良市から南の天理市や桜井市の郊外や、明日香村みたいに思った。

















私は城東市場の前で下車するつもりだったので、ドイツ人男性に「先に下りるよ。あと10分くらいでバスターミナルに着くよ。いい旅行を。Tschüs!」と声をかけ、グータッチを交わした。彼は「アリガト」と返事してくれた。
(帰国してから、「グーテライゼ(ドイツ語で、よい旅行を!)」の表現が思い出せなかったことが悔しくなった(笑))



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熱々の栗



13時前となり、さすがに空腹感を覚えてきた。雨風も強くなってきて寒さが体に堪えてきた。
仏国寺へ戻るバスはなかなか来なかった。ベンチで待っていると、隣に座った夫婦の奥さんの方が、突如、焼き栗と銀杏みたいな豆?を私の手に置いたというかねじ込んできた(笑)。一人分としては多かったのだろう、私に押し付けたのだろうが、体の冷えた私には絶好のおつまみだった。素直に「カムサハムニダ」と伝えて平らげた。
食べ終わってから暫くして仏国寺行きのバスがやってきた。上りの石窟庵行と異なり、下りの仏国寺行は早かった。


市内へのバス10番を待つ

バスを待っていると白人男性から英語できますか?と訊かれた。この停留所に来るバスには市内のバスターミナルに行くものがあるのか、教えてほしいという。
我々の待っているバスは市内の中央街に行き、釜山やソウルその他に行くバスが発車するバスターミナルに行くよ、と答えた。
出身を訊いたらドイツから来たとのことで、昨日、釜山に着き、日帰り旅行で慶州に来たのだという。今日中に釜山に戻り、それから福岡→広島→関西圏→東京へ行く予定だという! 素直に、すげえな!と思った。それはまた、飛行場以外の観光地で、日本人以外で「今日・明日に日本に行く」という外国人旅行者に出会ったのは初めてだった故の驚きだったのかもしれない。
私は過去にドイツを旅した思い出話をした。訪問した都市を聞いて、彼は縦横無尽ですね(笑)とジェスチャーを交えてマスク越しに言ってくれた。特にドレスデンが気に入ったことを熱く語ってしまった。
バスの時刻表や路線図について、いろいろ話しているうちに言語の話題になったが、彼は日本語は少しだけ知っているものの、ハングルに対しては文字へのとっかかりの時点で難易度が高く、また覚えれなかったので、ハングルで韓国の人に話しかけれなかったのだという。
私はハングルの文字と表音のイメージがなかなか一致しなかった頃のことを思い出し共感した。もしハングルが日本語と類似点・共通点を見出すのが困難な言語だったなら、私だってハングルの文字の成り立ちの時点で難易度が高かったろうと正直に思うし、実際、2020年の年明けに初めてハングルを学び始め、緊急事態宣言や蔓延防止等重点措置で旅への情熱が失せてからはサボっていた期間が長く、それで旅の一ヶ月前に即席で学びなおした程度で訪韓している状態では、ハードルの高い外国語であるのは変わりないのだ。
バスを待っていた25分くらいの短い時間とはいえ、ありきたりな雑談でもそれなりに突っ込んだ内容を結構長くお喋りしていた感じがした。旅先での旅行者と喋ったら、初対面であっても意外に話の内容が濃くなったりすることもあるからおもしろい。
会話が落ち着いたタイミングで、傍にいた韓国人の眼鏡の青年から「시내?(シネ(市内)?)」と訊かれた。バスは市内に行く?と私に訊いたのだ。
日本語としての聞こえ方だと最悪の悪態なのだが、勘違いせずに済んだ。韓国語をちょっとでも学んでおいてよかった(笑)。

つづく


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石窟までの山道。結構歩いた。








真ん中左にこんもりした古墳みたいな形状の前に建物があるのが石窟だ。元は建物部分はなく、精緻に組み上げられた石窟そのものだったという。






石窟の中および仏像は撮影禁止だった。韓国の観光案内サイトなどでは石窟の写真を公開しているところもあるので、ぜひご覧いただきたい。
きれいな仏像だなと思った。ただ、人も多くてゆっくり見ていられないのには参った。それに奈良の博物館やタイの寺院で見たことがあるようなタイプの白バージョン?という気がしてきたのが正直なところだ。

仏像を見て、さっさと
引き返してきたという
感じの石窟庵だった。



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仏国寺を後にする前に、安養門と楼閣と紫霞門が入る角度からの画像を撮っておきたくなった。ガイドブックやネット上には雪化粧した門のこの方向からのショットを見ることができるが、やっぱりそれはそれで綺麗なことだろうと思う。









一柱門を出てバス停に向かった。正直な気持ちとして、仏国寺でお腹一杯で石窟庵に行かなくてもいいように思った。しかしせっかくなので石窟庵も行っておくべきかと迷いつつバス停まで来ると、毎時40分に発車する石窟庵行きバス12番が来ていたので足早に乗車した。片道1,700ウォンだった。



石窟庵への道はかなりの渋滞で、1.5kmという短い距離の割には40分以上かかった。平日ならたぶんもっと早いのだろう。
バスを降りると、バスとマイカー用の駐車場があるのが分かった。ここにも駐車場あるんか、それも天気がいまいちな日曜だし、と思ったら渋滞の理由もよく分かる。






チケット売場に向かっていると、きつくはなかったものの雨が降り出した。ツイてないなと思った。

入場料6,000ウォン

ここでもCCで普通に買えた。昼食のことを考えると現金が減らなくてよかったなどと考えていた。



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洋の東西を問わず、宗教の施設かどうかにかかわらず、なにかしら神聖な雰囲気が醸し出ている所には石積みがなされていることが少なくない。





塀の上にも









石積みも芸術作品だなと思う。





仏国寺はかつて山から水を引いていたという。境内に水路を造って水を巡らせていたころの名残だろう。



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舎利塔

遠足の先生の声が響き渡っていた。

遠足の団体が居なくなったタイミングで、ガイドブックの通りに4方向から鑑賞した。


舎利塔の台座


菩薩像の浮彫





阿弥陀如来?





如来像



菩薩像の浮彫

菩薩像の浮彫はなんか三国志のキャラにいそうな気がした。



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