前はうまかったんだけどな
午前中、自由が丘をぶらぶらしていた。
パリセベイユの並びのピザ屋の前を通った時、
嫁さんがそんなことを言った。
シェフが変わる度に、おいしくなくなるんだ
レシピや材料が同じでも、作る人間が変われば、
全く別モノに成り下がってしまう。
料理とはそんなもの。
昼ごはんを煮込みながら、晩ごはんの仕度をする。
東急ストアでスペアリブ用の豚バラ肉、
かなりデカイものが480円で売っていた。
伯方の塩をごりごりと擦り込み、
ハチミツを多めに揉み混んで、冷蔵庫で寝かせる。
みそ煮込うどんを片付けたら、ベッドへ倒れ込む。
ただ、それでも1時間たたずに起き上がる、
スペアリブが羨ましい、ホントに。
ちょっとダラダラしてから、スペアリブの世話を。
鍋にオリーブオイルをひき、ニンニク1片と唐辛子を。
スペアリブを入れて、強火で表面を焼く。
全面にキツネ色の焼き色を付ける。
白ワインをどぼどぼと注ぎ、
ローズマリーにタイム、ローリエを加える。
ナツメグとピンクペッパー、黒コショウで香りを。
沸騰したら弱火に落とし、蓋をして煮込む。
この程度まで煮込んだら、もう食べられる。
もう歯がいらないぐらいだけれど・・・
しかし、ココで繊維質が足りない事に気付く。
今さら何を?
困ったときのトマト缶である。
缶2杯分の水を加えて強火で沸騰させたら、
強めの弱火でことことと。
さすがにスペアリブにはトマト味は入っていない。
しかし、トマトソースには肉の旨味がぎっしりと。
悪くはない・・・
しかし、付け合わせにジャガイモとか何かなかったのか?
午前中の自由が丘1周でドンクとメゾンカイザーでパンを。
メゾンカイザーのクロワッサンはうまくもなんともないし、
プチバゲットに至っては、何をか言わんや。
お前なあ、メゾンカイザートラディショナルだぞ
確かに小麦はそうかもしれない。
材料ではない、作り手の問題なのだ、味とは、
そんなことを思い知る、いやはや