ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

太田仙鳩書展 大学院生の見学会

2025年01月10日 | 日記
1月10日(金)午後に、大学院文学研究科の書道専攻1年生の中国人留学生3名を連れて、塩江美術館に行きました。この日に、読売新聞の記者さんの取材もありました。寒波のために降雪もあり、徳島自動車道が通行止めだったため、高松自動車道経由で遠回りしていったため、約2時間を要しました。徳島道ですと、1時間15分程度で行くことができます。




別室には絵画の常設展が開かれています。3名はこの鑑賞もさせていただきました。


明日、1月11日(土)は、私は1日、会場に詰めて説明します。また美澤宗包先生による茶席が設けられ、10時~と、15時~の2回、抹茶とお菓子が無料でふるまわれます。どうぞお出かけください。

11日(土)には、茶席もあって1日で70名ほどの方に来ていただきました。作品解説も何度かさせていただきました。写真をお送りいただいたので掲載いたします。ありがとうございます。





次回は、1月19日(日)に、午前中に美馬市脇町の吉田家住宅前で「うだつをいける」のオープニング式があり、2名の学生による書道パフォーマンスが予定されていて、そのお手伝いで脇町に行きます。その足で、午後は塩江美術館にいて、来館者に解説します。

くるくるなると書道パフォーマンス2025年の新年

2025年01月06日 | 日記
1月5日(日)にあった標記の写真を、地域の方にお送りいただきましたので、掲載させていただきます。いつもありがとうございます。
以下はメールの文章です。
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くるくるなると 大感謝祭 書道パフォーマンスの応援に行ってまいりました。今回は、蒲公英の2年生の小林さん・松本さんに加え、2年生の深田さん、1年生の嘉勢山さん・真鍋さんの5名の学生さんでした。
1月5日の11:30からの1部と14:30からの2部構成でした。
異なる内容で、迫力のある作品でした。
写真を撮らせていただきましたので、送信いたします。








細川林谷記念館 ほか情報

2025年01月05日 | 日記
1月4日(土)、午前中に香川県さぬき市の細川林谷記念館を訪問しました。10月6日に開館されていましたが、秋は多忙だったのでなかなか訪問できず、この日にようやく実現できました。さぬき市寒川町石田の、さぬき市役所寒川支所の隣にあります。場所的には良いところで、市民の美術展や書道展の開催にも便利な場所です。
風格のある黒い屋根の建物です。この日は細川信晃館長さんがお休みでしたが、近所にお住まいなので、受付の方が電話で連絡するとすぐに来てくださいました。




入場料は大人が300円です。入って左側が林谷作品の展示場です。現在は30点程が展示されていました。画に賛を加えた作品と篆刻作品が中心です。林谷は全国各地を旅をして巡りましたので、各地の風景や名所が描かれていて様々な情報が楽しめ、観光旅行案内のような意味合いもあったのだと思います。


館の庭には竹が植えられています。林谷は竹を非常に好み、江戸の自宅には全国各地の多種の竹を植えていました。


林谷の書画を使ったグッズがいろいろ販売されていました。一筆箋を購入しました。


『細川林谷作品集』という名で、図録の第1集が1500円で販売されています。四国大学の大学院の修了生である田淵元博さんの著作で、100点程の作品の解読内容や、林谷の年譜が掲載されています。私も監修という立場で内容の検討に協力しています。今年の10月に第2集の刊行が予定されています。


この日は2025年の最初の訪問者だったようで、お客は私ひとりで静かにじっくり鑑賞できました。隣の部屋には、館の所蔵している新年を祝う作品群が展示されていて、これも楽しめました。江戸~明治時代にかけての有名画家の描いた軸作品が楽しめます。
この記念館は細川林谷の出身地に建てられ、地域文化の発信地としての役割も期待されます。今後も大勢の方に利用していただくのがいいですね。

この日はこの場所から、大窪寺方面に向かう道を通り、塩江美術館に移動しました。24kmほどの距離です。途中の「道の駅ながお」には入場無料の「さぬき市立へんろ資料館」があり、四国遍路の歴史が詳しく説明されています。今までこの存在も知りませんでしたが、たいへん興味深い内容でした。





空海が遣唐使として唐に行き、密教を修行した長安の青竜寺の模型が展示されていました。なかなか現地には行けませんので、一見の価値があります。


美術館に到着直前にも「道の駅しおのえ」があり、地元の新鮮野菜などが購入できます。近くには温泉施設もいくつかあって、日帰りおよび宿泊での入浴も楽しめます。


徳島新聞の県外催事案内に太田仙鳩書展の案内も掲載していただいたので、徳島県内から2組のご夫婦が観覧に来られていて、作品説明をさせていただきました。その後も閉館間際に香川県の1組のご夫婦に説明しました。2月9日の開催終了日までの期間、時間の空いている日には美術館に出向き、余裕のある方には20~30分間の説明をします。今のところ、行く予定にしているのは次のような日程です。この他の休日も、時間が空けば行く予定にしています。スタッドレスタイヤに交換しましたので、多少の降雪でも行くことができます。

1月10日(金)14~17時 翌日準備と列品解説(適宜)
1月11日(土)全日 茶会 列品解説(適宜)
1月19日(日)14~17時 列品解説(適宜)
1月20日(月)休館日(見学不能) 14~16時 作品22点の入れ替え 
1月25日(土)全日 11時~、14時~ 列品解説
2月7日(金)14~17時 列品解説(適宜)
2月9日(日) 最終日 15~16時半 列品解説(適宜) 以後は搬出

天神社での初詣2025

2025年01月03日 | 日記
1月2日(木)、徳島市駅近くの天神社に初詣に行きました。たいへん穏やかな天候です。



神社や仏閣は昔の人にとってはレジャーや公園の存在に近かったと思います。
神様にも様々な種類があって、土俗的な文化の名残を感じることができて、現代人にも違った意味で興味深いです。これは筆塚です。天神様は学問の神様でもあるので、使い古しの筆はここで供養されます。


縁結び、安産の神だそうです。眉山麓の自然露出した岩の形に女性の体をイメージしたこの神社は、縄文時代から続いている自然信仰の名残だと思います。おそらくはここがこの神社の原型でしょう。


徳島には町の各所に狸神の信仰があります。これはジブリ映画でも取り上げられていました。このルーツも研究してみたら、面白いと思います。


本殿にお参りをし、おみくじを引いてそれを結び付けて帰りました。「末吉」でした。慌てず物事に慎重に行動するように戒めが書かれていました。心に留めて生活しようと思います。こういうことが、初詣の重要な意味かもしれません。

2025年新年の徳島の自然

2025年01月01日 | 日記
1月1日(水)です。午前中の初詣に、近所の天神社に行きました。近所に住んでいる猫が日向ぼっこをしていました。


ロウバイがもう咲いていました。上品な香りがします。




琵琶の花が満開で、メジロが蜜を吸いに来ていました。


新町川には、シベリアから来た渡り鳥のカモ類がたくさん泳いでいます。


名前を知らない渡り鳥もいます。調べたらジョウビタキの雌でした。ウグイスも山から降りてきているはずですが、鳴き声を聞くのはあと2か月ほど待たねばなりません。


冬も様々な生物の生活があって、元気をもらえます。今年は地震もなく穏やかな正月を迎えました。良い年でありますように。