2月28日(土)、徳島駅前のそごう百貨店の接続施設のシビックセンター3Fへ、標記の書展を鑑賞に行きました。同僚の富久先生からご案内を受けたためです。この会は、本学の書道文化学科の創設者である田中双鶴先生の教え子を中心にする書展だそうで、既に35回を数える歴史のある展示会です。田中双鶴先生の詳細は下記のサイトをご覧ください。津金隺仙(長野県岡谷市出身)の門下で、貫名菘翁・柴秋邨の研究者としても有名です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%8F%8C%E9%B6%B4
この会場は数年前にお洒落にリニューアルされて、床板が藍染めの板を貼りこんでピカピカに磨かれています。
田中双鶴先生の作品が展示されていました。田中先生は戦後の徳島を代表する書家の一人で、漢字も仮名も風格があります。「遊神」の扁額、余白が上手に活かされています。
徳島大学で田中双鶴先生に学んで、後に四国女子短大の教員になり、四国大学教授としてこの3月に御退任なのが富久和代先生です。先生は漢字も仮名も画も堪能です。左の作品は、藍染めのハンカチに漂白剤入りの糊で書画を書いたもので、このような工芸的な作品は先生の得意分野の一つでもあります。
このほか、下記のような別な会員のお洒落な作品も展示されていました。私は存じ上げませんが、草苅瑤春さんという方の作品です。
会期は3月1日(日)16:00までです。お出かけください。