10月15日(土)、マチ★アソビの書道コーナー運営の合間に、徳島城公園に足を延ばして、標記を見学してきました。今年は記念すべき60周年です。野外彫刻展は10月28日(金)までです。
毎年楽しみにしている井下俊作先生の作品は、いつも巨大クスノキの周辺にあります。
透明プラスチック製の鳥の中には羽毛が入っていて、足踏みポンプでその羽毛に風を送って内部で舞い上がらせます。
これはその鳥の巣でしょうか。
リサイクルのために溶鉱炉に投入される前の鉄くず、つぶされた缶の塊、このような物体にも独特の美があり、いろいろなことを考えさせられます。先生の作品には、自然と文明との関係が統一テーマとして横たわっています。
四国大学短大部の居上真人先生の彫刻も毎年楽しみにしている作品です。巨大な石製のイカです。「ユーラ ユラ2」
そのほか、私の記憶に残った作品をいくつか紹介します。
中川伸一さんの作品と、小学生のワークショップ
大家勝さん。
信ヶ原良和さん。水面に映る映像や、太陽光がきらきら反射するのも、野外彫刻ならでは醍醐味です。
周藤豊治さん。
山端篤史さん。巨大なオセロゲームでしょうか。
水本智久さん。
アキホ タタさん。
今年も楽しい作品が多かったです。
また、公園内にある徳島城博物館では、阿波の藍商人が所蔵していた優秀な近代日本画の軸が82点も展示されていました。富岡鐵齋・横山大観・下村観山・小林古径・竹内栖鳳・橋本関雪・上村松園など、有名画家の作品が展示されています。初公開の作品も多く、これだけまとまって鑑賞できる機会は東京や京都でも少ないと思います。こちらは11月27日(日) まで開催中です。