8月29日(月)~9月1日(木)、今年の2年生の集中講義「デザイン書道」が始まりました。担当は京都在住の上田普先生です。昨年度はZoomの遠隔授業でしたが、今年は対面で実施できました。もちろん、感染対策はしっかり実施しています。夏休み中の選択授業ですので、9名の希望者のみの参加でした。

2限目の課題は「走っている鹿」を書で表現するというもので、学生たちは熱心に作品制作に取り組んでいます。先生は時々学生の作品を紹介しています。


机の間を巡りながら、学生の相談に乗っていました。


上田先生は、書道に現代文化を積極的に取り入れられています。デザインの世界にも詳しい先生ならではの授業です。学生たちも楽しそうに取り組んでいました。
今回は、VR書道についても扱う予定です。4年生の祖月輪音々さんがVR書道に関する卒業研究をしていますので、午後にはゴーグルなど機材の調整に協力していました。また、31日(水)午後には、専門家のグラフィックデザイナーの泉屋宏樹さんの話をZoomで拝聴する時間も設定されました。このZoomは受講生以外の書道文化学科学生や、生活科学科デザインコースの学生たちにも紹介しています。泉屋宏樹さんは下記のような方です。
実際の授業中のZoom講演の様子です。教室内で受講している学生と、Zoomで参加している学生がいます。一部、私も拝見・拝聴しました。

泉屋さんのお仕事内容をいくつか紹介されていました。ポスターの文字デザインの様子。和装女性のイラストは中川学さんという僧侶でイラストレーターの方の手になるものだそうです。

9月に京都で行われる予定の上田先生の個展のポスターデザイン。この題字は上田先生の揮毫で、泉屋さんがその背景に縦線を引いている筆の写真を配し、日程や場所の文字を横書の活字で入れています。高級感を出すことを目指したそうです。「山」と「水」の間には英文が2行で入っています。

デザイナーさんの仕事の進め方や、具体的な作品の作り方を映像や動画でいろいろと観ることができました。
上田先生の授業はもう1日です。
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