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木岐椿まつり 「椿をうたう書道展」 搬入

2016年03月05日 | 日記

3月5日(土)、朝から標記の展覧会の搬入にいきました。4年生の島川準司君と、満村泰子さん、南部地区スーパーサテライトオフィスコーディネーターの久米直哉さんにお手伝いいただきました。また、今回の祭りの総責任者で、木岐まちづくり協議会の木里雅廣さんにも釘を打つ作業などでお手伝いいただきありがたかったです。木里さんはタレントの久本雅美さんの従兄にあたります。久本さんのご両親がこちらの地域の出身です。

木岐公民館1Fの2部屋に書道文化学科の学生の作品を約50点展示しました。書軸はすべて1年生の揮毫です。

先週の集中講義で2年生の皆さんに描いていただいた水墨画作品の一部も展示しています。

掛けられない場所には、置くことで対応しています。

100mほど離れた場所に「夢ぎゃらりー」があります。ここでは、小坂奇石の書作品展が開かれています。左側の看板も学生が書いた作品の一つです。

小坂奇石の作品は見ごたえがあります。現在有名作家と言われる方でも、没後に名前を忘れられる方も多いのですが、作品構成や表現に哲学を持っている方の作品は古典として残ります。作品は誰が書いたのかを見ずに、あくまでも作品として鑑賞すべきだと思っています。重要なのは感動すべきものがそこにあるかないかということだけです。幼児や外国人、学生やアマチュアの書いた作品でも、プロを越えるものができることがあります。書道の魅力は実はそこにあります。小坂奇石の創作作品は構成や表現に工夫が見られ、たいへん楽しいです。

また、この夢ぎゃらりーの展示スタイルはお洒落です。まさに最近私が提唱している「環境展示」です。お花は草月流の方が生けられて作品をさらにひきたてています。他分野とのコラボレーションも重要で、作品を如何にコーディネートするかのセンスが問われます。この夢ぎゃらりー管理者の勝瑞さんのセンスはすばらしい。たいへん勉強になります。

明日、6日(日)14:00~16:00、ここで座談会「小坂奇石を語る」が行なわれます。徳島大学名誉教授の東南光先生と、奇石のお嬢さんである小坂淳子さん、また美波町長の影治信良氏も加わった座談会です。東先生は小坂奇石の門人で、わたしも時々文学書道館で一緒に仕事をさせていただくことがありますが、ユーモアがあってお話も上手です。なかなか楽しそうな会ですが、私は明日は参加できません。明日は雨のようなので、座談会はこの夢ぎゃらりー内で行なわれる予定です。既に看板が用意されていますが、これは1年生の仲井真歩加さんの揮毫です。お時間のある方はぜひご参加下さい。

椿まつりの本番の12日(土)、13日(日)にありますが、12日には学生3名と同行し、書道体験ブースを開設して、参加者にも椿にちなむ作品を書いていただこうと考えています。13日の夕方には、搬出いたします。

 

 

 


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