ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

まちなか寄席

2015年03月14日 | 日記

3月14日(土)、14:00~  両国本町商店街の「味の城」1Fで、標記の寄席がありました。

実際に使われた看板を撮影しました。神農さんの作品であることがわかるように、小さな落款を作って貼ってみました。初回ということで、観衆は20名ほどでした。お笑いライブと言えるものを初めて視聴したかもしれませんが、たいへん笑わせて頂きました。出演者は、ランダムハンター、桂和歌ぽん、ひこーき雲の三者です。

いずれも20歳代の若い芸人さんですが、将来が楽しみです。この寄席は、今後も時々実施されるようですが、この看板はその度に使っていただけるそうです。

 

 


両国本町商店街バナー2015

2015年03月13日 | 日記

3月13日(金)、徳島市の駅から南東方向に進んで、繁華街の秋田町に行く途中にある「両国本町商店街」のバナーの撮影をしました。両国橋は阿波踊りの中心会場の一つですが、その北側です。3年前から、この商店街のバナーを書道文化学科の学生たちに書かせていただいています。半年~1年ごとに違ったテーマで、16か所、32枚の布製のバナーに筆書きの文字や言葉を書いています。今回は、黄色の布に「おもっしょい阿波弁」と題して書きました。これはこのブログで既に報告済みですが、私のゼミ生6名がウッドアイビスで商店街の皆さんとの話し合いの中で決定しました。これは今、四国大学で取り組んでいる「地(知)の拠点」事業(COC事業)の一部でもあります。

その後、インターネットで100種類ぐらいの阿波弁を集め、それをゼミ授業の中で相談して31種類に絞りました。方言には、意外に人をけなすような言葉も多いものですが、商店街に飾るのにはふさわしくありません。また、あまり特殊な言葉は徳島の人でもわかりません。ある程度良い内容で、しかも使用頻度の高めの言葉を選定しました。ただ使用頻度は少な目ながら、ゼミ生がどうしても気に入っていて書きたい言葉も加えました。あとの1枚は6名の名前用です。書く分量が多かったので2回のゼミ授業を使って、布にアクリル絵の具で書きました。一人当たり5点ほど書いています。墨を使わないのは、雨に晒されますので落ちる怖れがあるためです。書風はあえて古典を意識せず、学生が普段書いている日常的な形の平仮名を使わせました。くだけた内容を表現するときは、あまり形が整いすぎていると雰囲気が合わないからです。

1月には既に完成して商店街に届けましたが、その後、商店街ではバナーに金具、柱につけるチェーンなどもつけて風対策を施し、今週の初めになって展示していただきました。街に行くと黄色のバナーが風に揺れて目立っていました。

いくつか拡大して紹介します。表と裏が有るので、裏向きのものは読みにくいかもしれません。

わっせてもたわ・・・忘れてしまったよ。  どないしょん・・・どうしているの?  

いんでくる・・・帰る。  どちらいか・・・どういたしまして。

かいらし子やなあ・・・可愛らしい子だなあ。  ほな、うちんくけえへん?・・・じゃあ、私の家に来ない?

しょんがつもしょんだろうか?・・・正月も営業しているんだろうか?   最後は、私が最も好きな阿波弁ですが、

ほれみーだ、ほなけんゆうたでえ・・・それみたことか、だから言ったじゃないか。

この他にもたくさんあります。意味が分からなかったら、近くのお店の方に質問してください。一つずつ声に出して読みながら商店街を一周すると、全部で15分間くらいです。けっこう楽しいと思いますので、明日の「まちなか寄席」の前にでも一度どうぞ。

 


両国本町商店街 まちなか寄席 3.14

2015年03月13日 | 日記

3月13日(金)、昼に徳島市両国本町商店街にあるウッドアイビスというプチレストランに看板を届けました。表題の「まちなか寄席」が明日実施されるためです。会場は、ウッドアイビスの2件南にある「味の城」という居酒屋さんです。詳しくは下のサイト(facebook)をご覧ください。様々な落語家や芸人さんが登場します。

https://www.facebook.com/pages/%E3%81%BE%E3%81%A1%E3%81%AA%E3%81%8B%E5%AF%84%E5%B8%AD-in-%E4%B8%A1%E5%9B%BD%E6%9C%AC%E7%94%BA%E5%95%86%E5%BA%97%E8%A1%97/420224431465738

この看板を書いたのは、3年生の神農藍里(かんの あいり)さんです。彼女は、今、卒業研究の素材として、この商店街で様々な書道作品制作に取り組んでいます。これも、その一つとして商店街から依頼されたものです。商店街からは厚手のベニヤ板を縦半分に切ったものを渡されましたが、まずは同じ大きさの紙に何度も練習し、次の段階で、薄いベニヤ板に2回練習、最後に清書として本板に仕上げました。なかなか良いバランスで完成しています。

明日の午後、13:30入場、14:00開演です。私も参加予定です。その入口にこの看板が展示されていると思いますので、参加予定の方はご覧下さい。

 


徳島ヴォルティス開幕戦の書道パフォーマンス

2015年03月08日 | 日記

3月8日(日)、いよいよ開幕戦です。朝9:30には大学を出て、会場でリハーサルをした後、14:05キックオフでした。プロサッカーの試合は初めて会場で観戦しました。徳島ヴォルティスと愛媛FCのサポーターの応援合戦は見事なもので、試合中ずっと大声で叫んでいるのには驚きました。あれでは試合後に声がかれるのも当然ですね。昨日は大雨でしたが、試合時間になると全くの快晴になり、サッカー場の芝生も美しく映えていました。この日に合わせて、剣道着の上下を新調し、背中に「四国大学書道」の字を刺繍で入れてもらいました。きりりとした後ろ姿です。

この日のメンバーは、杉本佑夏、兼田千聡、米澤優香、平野安美、門田悠の5人です。1~2年生の俊英です。

会場には、開幕戦ともあって観客がたくさんきていました。発表では7860名だったそうです。約8000人の前で演技するので、学生も多少緊張しています。会場は海に近い場所で風が強いので、ブルーシートが飛ばないように、ボールボーイの皆さんが周りで押さえてくれています。ボールボーイの皆さんは、鑑賞するには最高の特等席です。

まずは、門田君の演技。男子らしい力強さで、凛々しさにあふれています。文字はボルティスカラーの青です。

次は杉本さんの演技。女子のしなやかさを感じさせる演技。後ろでは、3名の1年生女子が可愛らしい踊りで花を添えます。

作品が出来上がりました。ヴォルティスの今後の活躍を祈って、「挑戦」の2文字。下にはあらかじめ、Keep going forward 2015と書いてあります。最後に印を押しました。MCは米澤さんです。

試合は0対0で引き分けでした。シュートチャンスは何度かあったのですが、両チームとも最後の詰めが甘い感じでした。今後も頑張って良い試合を見せてくれるとうれしいです。

 

 


第35回 書研社展

2015年03月01日 | 日記

2月28日(土)、徳島駅前のそごう百貨店の接続施設のシビックセンター3Fへ、標記の書展を鑑賞に行きました。同僚の富久先生からご案内を受けたためです。この会は、本学の書道文化学科の創設者である田中双鶴先生の教え子を中心にする書展だそうで、既に35回を数える歴史のある展示会です。田中双鶴先生の詳細は下記のサイトをご覧ください。津金隺仙(長野県岡谷市出身)の門下で、貫名菘翁・柴秋邨の研究者としても有名です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%8F%8C%E9%B6%B4

この会場は数年前にお洒落にリニューアルされて、床板が藍染めの板を貼りこんでピカピカに磨かれています。

田中双鶴先生の作品が展示されていました。田中先生は戦後の徳島を代表する書家の一人で、漢字も仮名も風格があります。「遊神」の扁額、余白が上手に活かされています。

徳島大学で田中双鶴先生に学んで、後に四国女子短大の教員になり、四国大学教授としてこの3月に御退任なのが富久和代先生です。先生は漢字も仮名も画も堪能です。左の作品は、藍染めのハンカチに漂白剤入りの糊で書画を書いたもので、このような工芸的な作品は先生の得意分野の一つでもあります。

このほか、下記のような別な会員のお洒落な作品も展示されていました。私は存じ上げませんが、草苅瑤春さんという方の作品です。

会期は3月1日(日)16:00までです。お出かけください。