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空白のページを埋めるように、日々のできごとあれこれつづります。

ドラッカーの遺言/ピーター・F・ドラッカー

2006-03-13 21:30:49 | 本・映画・テレビ
ただいま、「ドラッカーの遺言」
(ピーター・F・ドラッカー著/講談社)を読書中。

私の敬愛するドラッカーが昨年11月に
他界されました~(;_;)。
(ご冥福をお祈りいたします)

本書はその遺言ともいえる書。
文字数が少ないので、非常に読みやすいのですが、
書いてある内容はずっしりと重みがある。

「世界はどこへ向かっているのか」
「日本が進むべき道」
「個人のイノベーション」等々、今の時代、
これからの時代を生き抜いていく指針が
たくさん記述されています。

まだ全部読んでいませんが、途中まで読んでいる時点で
印象に残っているのが、
・西洋の価値観に支配されない「まったく新しい世界」が登場する
・「時代の変わり目」に今自分がいるという自覚を持つこと
・日本が世界の中で果たすべき役割
などなど。

本書の中でドラッカーは混迷する世界の中で
重要な役割を果たす国としてイギリスと日本をあげています。

イギリスはヨーロッパとアメリカを、そして日本は
アジアとアメリカを結ぶ架け橋としての役割を果たす
責任があると言及しています。

ドラッカーが言っている通り、自分が今どういう時代に
生きているのかという、「時代認識」をすることはとても
重要に思う。

日本は、私たちが考えている以上に、実は
すごいステージを迎えつつある。

オリンピック開催が、毎回世界各国持ち回りで
行われるように、歴史においてもある時期に
ある国に光があたって世界のトップリーダーとなり、
その役割を果たしていく。

そして日本が、この重要な役割をになう時代を
実は迎えつつあるのだ、ということです。

時代の方向性-これを知らずにして、個人の人生の成功も、
本当の意味で生ききることもできないと私は思う。

日本が世界のリーダーとなるということは、
ある意味において、「もはや自分だけの人生を生きる
ことだけで満足するのは許されない」という
ことでもあります。

個人においては何らかの社会貢献、国としては
国際社会の混迷を救う、何らかの役割を今以上に
果たさなければならないと推測できます。

世間では無責任な仕事をしたことが発覚して糾弾されたり、
自分の立場を利用して公金を横領した等々のニュースが
毎日のように流れていますが、これも時代の転換期、
過渡期でやがて通りすぎて行くものだと思われます。

きたるべき次の時代に求められる人は、
優秀であることはもちろん、私利私欲ではなく、
公のために仕事ができる人たちでありましょう。
自分を律することができる優秀な人たちが
活躍する時代が到来します。

この時代の流れ、時代認識を知っているか否かで
個人の運命や人生も大きく変わると私は思っています。

老若男女、あらゆる方におすすめの一冊です。

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■今日の小ネタコーナー その1■
今日はまた寒くて、春になるのも一進一退。
春に私が聴きたくなる曲はミニー・リパートンの
「LOVIN' YOU」とジョン・レノンの
「(Just like)Starting over」です。ジョン・レノンの曲で
私が一番好きなのが、「ラブ」でも「イマジン」でもなく、
絶対にこの「スターティング・オーヴァー」。再生とか、
リ・スタートというか、「人生のやり直し」みたいな感じが
して好きなんです。

■今日の小ネタコーナー その2■
気温のアップダウンについていけないのか、ちょっと風邪ぎみ。
軽い頭痛がするので、夕方ちょっと昼寝を……と思って
寝て起きたら、軽く2時間は寝ていました(爆)。
生活時間帯がズレているとはいえ、睡眠時間はそれなり
とっているのですが、やっぱり身体はフツウの時間帯の
生活に常に戻ろうとしている気がする。
久しぶりに熟睡した気がしました。



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