山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。
と思っていたけど、もうそんな年齢じゃなくなってきた。

洗髪

2008-06-30 00:00:43 | 日記
今日は、2日ぶりに頭を洗った。
これは、かなりヤバイ。
1日洗わないならまだしも、2日も洗わないと、自分でもわかるくらい何やらアタマが臭うような気がする。それに、この雨のせいでなんか髪の毛もムシムシしている。
昨夜、ぼーっとしていて、髪を洗わないままで、風呂から出てきてしまったのだった。

私の場合、あまり汗などをかかないときは、だいたい1日おきに洗っている。
夫や子どもは毎日洗っている。
だから、1日おきなどというと、子供は「信じられん」という。
今どきは、毎日洗うのが常識らしい。いや、朝シャンなどしているところをみると、1日に2回以上洗うのが常識かもしれない。

アタマは実際、2日洗わない状態は耐えられない。
しかし、ふと、考えてみたら、私が小学生のころ、つまり35年以上前、髪の毛を洗っていたのは週に1回だったと思うのである。土曜日だから頭を洗おうと思っていたような気がする。それでも、髪の毛はけっしてべとべとにはならなかったし、臭くもならなかったのである。それは、子どもだからではなく、大人も同じことだったと思う。
それが、3日に1回となり、1日おきと、だんだん間隔が狭まっていたのだ。
なんで、今と昔はそんなにも違うのだろうか?

そういえば、この前、人間の髪の毛でハケを作っている人から話を聞いたことがある。
そのハケは漆塗りなんかに使うもので、人の髪の毛をそろえて固めて切ってできているものであり、大昔からあるものだった。
それに使う髪の毛なのだが、最近の日本人の髪の毛ではうまくできないそうだ。
というのは、油分が多すぎるのだそうだ。それで、最近は中国の奥地の人の髪の毛を使うのだと言っていた。実際、髪の毛の束の見本があったのだが、そのハケに使う中国人の髪の毛は、つやがなく、ばさばさしており、日本人の髪の毛のほうは、つやがあってテカテカしていた。日本人のは、きれいではあるが、油っぽく水をはじいてしまいそうだし、ハケにするにはまとまりもわるそうだった。30年くらい前の日本人の髪の毛は、まだ現代の中国の奥地の人の髪の毛と同じようだったという。

そのハケは、もともと、江戸時代とかもっと以前から作られていたものだろうから、その当時の人の髪の毛は、現代の中国の人よりもさらにもっと油分がなかっただろうと思える。
そして、中国の人の髪の毛も、現代の日本人の髪の毛のようになる日は、そう遠くはないだろう。となると、今度はどこからあぶらっけのない髪の毛を調達するのだろうか。毛の質としては、黒い直毛でなくてはいけないから、人種にも制限があり、そのハケを作るのはもう無理になるのかもしれない。
そのハケとそのハケを使って作る作品を維持保存するためには、そのハケ用の髪の毛を作るべく、誰かが何年間も油分を摂取しないでそれにふさわしい毛質になるよう、意図的に暮らすなんてことまでしないとできないのかもしれない。

ということに関連して考えると、どうして現代人の頭は毎日洗わなければならないのかといえば、栄養がよすぎるため、皮脂も多く、すぐにべとべとになったり臭くなったりするからだと考えられる。
それに、シャンプーなんかも、昔よくあった透明のエメロンシャンプーとかエッセンシャルシャンプーとか、ああいう感じのシャンプーではなくなっている。不透明のどろっとしたシャンプーが主流であるが、それも髪質が変わってきたからかもしれない。

昔、十二単なんか着ていて、よく暑くなかったなあ、とか、洗剤もなくて、衣服はどうやって洗っていたのだろうなどと思うのだが、汗の質もきっと現代人とは違ったのかもしれない。
体臭なども東洋人は欧米人に比べると、無いと言われているが、食生活が欧米化すると、体臭も欧米化してきているかもしれない。

昔のように、油分をとりすぎず、こざっぱりとした生活をするのもいいかもしれない。





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