小金井公園では2月11日から26日までの3週末に渡って「梅祭り」を開催しているのですが、今年は寒くて梅の花が咲かず、花見どころではありません。
琴の演奏や、のだてなど、いろいろな催しがされていたようですが、主役の梅がさびしい限りです。この調子では、最後の週末になっても、満開というわけにはいかないようです。
まだまだ、硬いつぼみが多い。これでも膨らんでいるのを選んで撮ったもの。
ちょうど駐車場に車を停めて、梅林のあたりに歩いて行くと、小金井公園樹木の会のおじさんたちが、梅林の説明ツアーを始めるというので、せっかくなので参加させていただきました。
といっても、肝心な梅が咲いていないので、それぞれの木のところに行って、その木に以前咲いた梅の花の写真を見せてもらいながら「こういう花が咲きます」ということで、説明を受けました。
やっと咲き始めたものをいくつか撮影しました。
この梅林には、30数種、90数本の梅の木があるそうです。
梅を種類でわけると、紅い梅と白い梅、一重のもの・八重のもの、実を取る梅・花を楽しむ梅、枝が青い梅、赤い梅などあるということがわかりました。白の花の中に赤が少し混じるもの、花粉が多いもの・少ないもの、早咲き・遅咲き、アンズがまじっているものなどいろいろ特色があるそうです。
梅の実を収穫するための梅園などでは、実をつける種類の梅の花自体は花粉が少ないので、それらの間に、花粉を多く出す種類(実はとれない)をわざと何割か植えておくのだそうです。
いろいろと知らないことを教えていただいて、よかったです。
聞いたことをメモしておけばよかったのですが、どの名前の木がどういう特徴だったのか、すっかり忘れてしまいました。現地で実物の木を見ると思いだしそうです。
蝋梅は咲いていました。いつもなら12月頃咲いて、今頃は散っているものだそうです。
蝋梅は下を向いて咲いているので、花を写そうとすると逆光になってしまって、写すのが難しいです。たくさん咲いていて、たくさん写してきたのに、いい写真がほとんどありませんでした。
小金井は、都心よりも寒く、日陰には前夜に降った雪がまだ残っていました。
(一昨年2月6日の記事「小金井公園梅園」例年はもっと早く梅が咲いていたことがわかります。)
公園案内のおじさんも、梅祭りのころは例年は梅が終わってしまっていると言っていました。