本日の朝日新聞の第一面記事は、日産九州工場が、新型肺炎の影響で、中国からの部品調達ができなくなり、一時生産を停止しなければいけない事態になっているというものだ。
生産ラインは14日以降止まるそうだ。新型肺炎の影響で、国内の完成車工場の生産ラインが止まるのは日産が初めてだそうだ。
ここでは、年間約43万台の車を作っており、日産車の国内生産の半分を占めるという。
ミニバンのセレナ、SUVのエクストレイル、輸出専用SUVのローグなどを生産している。
18日には操業を再開させたい見通しだが、どうなることか?
ところで、中国製の車部品の利用は、他社でも広がっていて、過去にSARSが流行した2003年に比べると10倍にも増えているので、影響が大きく、深刻である。
中国では10日から、様々な業種の工場の操業や会社の出勤が解禁されたが、従業員が出勤できず操業ができない工場も多いとのことである。
春節が明けた3日から、潜伏期14日を数えると17日ということになるので、中国の日本企業もまだ在宅勤務などを延長してリスクを回避しているところがあるそうだ。
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中国のコロナウイルスの拡大はいつになったら止まるのであろうか?
中国国内では、湖北省のみならず、浙江省、広東省などに過去14日間滞在歴がある人は市内に入れないようにしている所もあるそうだ。
それなのに、日本では湖北省のみというのは、あまりにも無防備である。
クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号では、従業員が感染検査もしてもらえないまま、そのまま仕事を続けているというので驚く。船の中は換気も悪く、船の中の人々に多くの健康的問題が起こっている。まったく拉致があかない。毎日ニュースを見ていてストレスがたまる。
日産以外にも、中国の影響を受けて生産が止まる工場がたくさんあるだろう。
経済の打撃はいかほどのものか。
とにかく、中国で早く感染の拡大が止まってくれて、死者などがこれ以上増えず、一刻も早く皆回復してもらいたい。日本の対策も後手後手だが、感染が広がらないことを望むばかりである。
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