新型コロナも一段落し、訪日外国人観光客も増えてきた。
円安ということもあり、日本への旅行の人気は高いようだ。
その中で、観光業に当たる人は、日本語・英語、そして中国語や他の国の言葉を話せる人が重宝する。
私の故郷伊豆のホテルでも、外国語を話せる従業員の募集が目立つようになっている。
うちの夫は、昔はサービス業をしていて、その中でも英語圏の客を相手とすることを得意としていた。
なので、今は70歳を超えてしまったのだけど、昔取った杵柄で英語で外国人の質問に答えたりするようなお手伝い程度の仕事はできるかも?と思ったのだった。
私の実家母が高齢なこともあり、もし田舎に仕事があれば引っ越してもよいかもしれない。
ということで、外国人観光客に対応できるスタッフ募集に関心を持ち求人を調べてみた。
そうしたら、日本語・英語だけではダメで、さらにもう一つの言語が話せることが条件の場合が多い。
となると、おそらく多くの日本人では無理で、その条件に合うのは在日外国人だろうなと思うのだった。
日本で暮らしている中国人であれば、だいたい母国語の中国語と日本語の他に、英語をマスターしていることが多いのだ。
中国で育つ過程で、既に英語ができるのが当たり前で、それから日本に来て日本語を覚えているような人が多い。
それは、韓国人やベトナム人などもそうであり、もう日本人には太刀打ちできないのである。
英語だけちょっとしゃべれるくらいの日本人はお呼びではないわけだ。
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昨年北海道に旅行に行ったときも、観光案内所で道案内をしてくれたりするのは中国人であり、ホテルのフロントも中国人だった。中国の人に日本人の観光客がお世話をしてもらうというのは不思議な気分だ。
日本人はその地のことを何も知らず、色々なことを知っている中国人が親切に教えてくれるのである。
その他にも、例えば東京の家電量販店でも製品について詳しく説明してくれるのが中国人の店員さんである。
昨年はガステーブルを買ったのだが、日本人の若い男性店員はどこかそっけなくて最低限の対応しかしてくれないのだが、中国人の人が色々と親切に説明してくれた。
これもまた不思議な気分であった。
中国人の店員さんの場合は、どこの国のお客さんでも対応できそうである。
こうなると、もう日本人の出る幕はなさそうだ。
日本人は、もっともっと頑張らないと、3か国語なんか操ることができないではないか。
日本の観光業で活躍するのは外国人だし、結局経営するのも外国人になりそうだし、不動産を所有するのも外国人になりそうで、日本人の活躍の場はどこにあるのか。先行きが心細い。
「最初は、外国語はロシア語を学んでいたけど、国の方針が変わって、英語を学習するようになった」
と言ってました
たぶん、彼女が中学生くらいの時だったんでしょう、ある日、ロシア語から英語に教科が変わってしまったというのです
中国政府が、必要な人材が、ロシア語に堪能な人から英語が堪能な人に変わったんですね
でも、そういうのにふりまわされるのって、学生もたいへんだったと思います
だって、飛鳥さん、それまで英語を学習してきたのが、ある日、ロシア語やフランス語に変わったら、中学生の飛鳥さんは、どうしたでしょう?!
まぁ、慣れるしかないんでしょうかねぇ
その結果、現在日本に来ている中国人は日本人よりも英語ができるというのが実感です。