山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

円通院

2009年12月10日 | 神社・仏閣

円通院は、伊達正宗摘孫光宗の霊廟で、生保4年(1647)瑞巌寺100世出会った洞水和尚により開山されました。
山門は開山と同時に建てられたと考えられ、茅葺で一間一戸の薬医門です。



山門をくぐると「縁結び観音」さまが祀られており、男性と女性、今まで縁のなかった人との縁をとりもってくれるそうです。
縁結び観音菩薩さまは竜に乗り、菩薩を背に載せ天に上り和合します。
竜が男性、菩薩様は女性を表しているそうです。

男女の恋愛のみならず、人との出会いによって刺激を受け、自分を高みへと導かれる事ってありますよね。
この頃は、人との繋がりを大事にしたいと、つくづく実感するものです。



松島町指定文化財となっている本堂の「大悲亭」の中では数珠作り体験ができます。



その日は庭師さんたちが、冬囲いの作業をしていました。



庭園は七福神をモチーフにしている石庭です。
「天の庭」は松島湾に実在する島の数々を、「地の庭」は人生を表し、天水橋がかかることで、天の庭と地の庭が結ばれているそうです。

私はこのアングルから見た庭園が一番好きです。
ここから見る庭園に、人生の大きな揺らぎのようなものを感じます。

春は、バラの庭を散歩したり、秋は杉木立ちのの緑と、落葉樹の紅葉の対比が美しいです。
こぢんまりした円通寺のお庭ですが、京都のお寺の雰囲気も少しあるような、そんな気がするのは私だけでしょうか。



約700年前の洞窟群です。



「三慧殿」は雑木林に取り囲まれ、静寂の庭の中にあります。
紅葉が散った後の地面は、ふかふかとやわらかいオレンジの絨毯の上を歩くような、贅沢な気分になります。



荘厳な厨子の図案は、支倉常長が西欧よりもつ帰った様々な文化を模様として描きました。
当時は鎖国制度を施行していた徳川幕府に対し、伊達の霊廟と申し立てをし、その扉は3世紀半もの間、公開されることなく守り続けられた貴重な伊達家の秘蔵となります。