阿賀野川添いにある三川温泉は、泉質の違う「新三川温泉」と「三川温泉」のふたつにカテゴリー化されています。
はじめて訪れる三川温泉ですが、「三川館」に宿泊しました。
家族的なフレンドリーなおもてなしを受け、14畳の和室に案内されました。
窓から見える景色は、田圃と山なみのほのぼのとした景色でした。
こんなのんびりした温泉なら、養生するのには理想的かもしれません。
三川温泉の周辺は、温泉街ともいえる雰囲気ではありませんが、外を散歩すると、饅頭工場の甘い良い香りが漂っていました。
さて「三川館」の浴槽は、1階の大浴場と、屋上の露天があります。
大浴場は、近年改装したのか綺麗な浴室です。
湯けむりがもうもうとしていますが、浴槽に蓋のようなものが被されていて、そこから熱い湯が出ており、加温・循環ろ過されているようです。
屋上の露天には、蚊帳が張ってあり、清潔かつ虫が入りこまず安心して入浴できました。
夕しずみのひんやりした風が肌を撫でつけて過ぎていくたび、この新潟の旅もそろそろ終わりに来てしまった切なさと、気持ちがゆったりしすぎて、日常の仕事に戻れるんだろうかという、一抹のぼんやりした不安が過る私でした。
■、三川温泉 三川館
住所 新潟県東蒲原郡阿賀町五十沢1090