プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

山本兵吾

2015-01-17 16:05:11 | 日記
1960年

このほど専修大のピカ一山本兵吾投手(24)の入団が決定したが、これは倉敷工の杉本に次ぐ投手陣強化の第一歩。ところがこの山本投手は、広島県は福山市の出身、誠之館高を出たとき、広島のテストを受けてはねられ、専修入りしたという逸話の持主。久森事務局長にいわせると、「四年間というと三十二年の春だが、どうも覚えがないんでねあまり小さかったので目立たなかったのかも知れんな」とのこと。この山本投手は、今シーズン専修大でバリバリ売り出したもので、春が8勝2敗で最優秀投手、秋が8勝2敗で最高殊勲選手という、素晴らしい活躍ぶり。広島のテストを受けたぐらいだから、地元で好きな野球がやれるならというので、文句なく広島入りを表明した。1メートル72、64キロという体格は、プロの投手としては、ちょっと小柄、むしろノンプロ向きというので、先輩や野球部はプロ入りを反対したものだが、山本自身は、どれだけやれるかやってみたいというので、プロにふみ切ったもの。投手としての身上は、「やはり技巧的なピッチングで、ことしそれが急速に進歩した。東都六大学通にいわせると、「山本は、投げる人がいなくなったので、責任を感じたんだ。だから今シーズンよかったのは精神的な面だ」という人もいるが、山本は「長谷川さん、備前さんと、技巧派の名人、ベテランがいるので、そこから学んでいきたい。しかしプロへ入った以上は、スピードをつけること、下半身を鍛えること」といっている。
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上杉芳則

2015-01-17 11:35:47 | 日記
1962年

上杉選手は、数度にわたる新人テストのうちから、ただひとり合格した右投げの投手。身長1メートル75、体重86キロで同じ軟式野球出身の、東映の土橋投手に似た、がっしりした体格をしている。「高校時代は硬式だったが、卒業後は軟式をしばらくやっていた。どんな苦しいことがあってもへこたれることなく、精進します」というしっかりものである。
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下須崎詔一

2015-01-17 08:59:52 | 日記
1962年

下須崎選手は、今夏の甲子園大会に、南九州代表として出場した、鹿児島商の主将。しかし晴れのヒノキ舞台は、右足骨折のため不幸にして踏めなかった「大会前の練習中に、右足骨折をしてしまった。松葉杖をついて、入場式を見ましたが、残念でつい涙を流してしまった」という純情青年である。しかし激しい闘志の持ち主だけに、西鉄入りに踏み切った。右投げ右打ち、身長1メートル74、体重72キロで、素質のあるのが打力だ。
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