プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

青木宥明

2015-02-25 20:13:14 | 日記
1959年

すでにキャンプがはじまった十一日、かねて交渉中だった関東学院大の青木宥明投手の入団が正式に発表された。青木は二十二歳、神奈川工高出身で右投右打、身長1メートル72、体重79㌔、背番号56。関東学院大のエースとして活躍したが、一昨年春横浜五大学リーグの優勝につくし、昨年春の対横浜国立大戦ではパーフェクト・ゲームを記録している。
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幡野和男

2015-02-25 20:04:39 | 日記
1960年

今夏の全国高校野球選手権大会で法政二高初優勝の原動力となった幡野和男主将兼外野手(18)は、阪神、大洋から誘いを受けていたが、このほど阪神入りが確定した。正式発表は十二月上旬大阪の球団事務所で行われる予定である。同選手は今夏の甲子園で大会第一戦の対御所工戦で3安打を放ったのを皮切りに、毎試合コンスタントに打ち、5試合で五割の好率をマーク、法政二高の初優勝に貢献した。この強打を認めた大洋は九月、遅れて阪神が獲得に乗り出した。大洋は地元の選手とあって、藤井コーチが川崎市の同選手宅を再三訪れ、父親を通じて入団を嘱望した。遅れた阪神は佐川スカウトが勧誘に動いた。当初は就職を希望していた同選手は、このプロ球団からのさそいに意を動かされたようだったが、同校野球部が国体に出場するため、プロ入りの言明はさけていた。国体終了後、同選手および家庭では両球団について検討を加えた結果、在阪ではあるが、高校出を主体としている阪神が働きやすいとの結論に達し、阪神入りをきめたものである。同選手は一年末からレギュラーとなり、二年の春から不動の四番としてつねに好打をふるい、通算三割五分強の高打率を記録している。1㍍76、73㌔、右投右打。

幡野選手の話 大洋と阪神から誘われました。はじめ就職するつもりだったのですが、誘いがあってからプロでやってみようという気持になり、両球団のどちらがよいか検討をしました。大洋は地元ですが、大学出の選手が多いので、なにかきゅうくつな思いがしましたので、その点いきやすいと思った阪神を選んだわけです。甲子園ということも魅力を感じた理由です。二十九日に期末試験が終わるので、十二月はじめに大阪にいって発表になるようにきいています。
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藤野隆司

2015-02-25 19:51:33 | 日記
1959年

さきに巨人と契約した平安高の野口捕手とバッテリーをくみ、昨夏、および今年の甲子園大会(春、夏)に出場、またさきごろの国体大会では第一回戦の対八尾高戦に登板、ノーヒット・ノーラン(準完全試合)を立てた藤野隆司投手(1㍍73、65㌔、17歳)はこのほど東映入りを決意、十二月五日ごろ東京で正式契約をすることになった。藤野投手は最初就職の意思をほのめかしたため、丸善石油、日本生命をはじめノン・プロ界から誘いがあり、一時は日本生命入社を決めていたが、その後富樫監督の母校法大を受験することに決めていた。これでほぼ決定したかにみえたが、国体出場のため上京したとき、明大側から話が出て進学方向がぐらつきだした。確実な情報筋から伝えられるところによれば、なんでも明大からの話は高校野球関係有力者を通じてなされたもので、このため藤野投手としては最初決めていた法大と明大との間にはさまれ進退の自由を失ったといわれる。ちょうどそんなとき平安高の先輩保井東映二軍監督(立命大出)を通じて東映からの誘いの話があり藤野自身にしても実兄清氏(31)が現在東映京都に勤務している関係上、自己の力をプロでためしてみようと話が急速に進展し、この運びとなったものである。同投手は今夏の渡米チームにも選ばれ、準完全試合は前記の国体大会のほか、京都市内大会の対紫野高戦にも記録した経験がある。
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木村久

2015-02-25 19:41:45 | 日記
1960年

阪急ブレーブスは、三十日午後二時から大阪市北区角田町航空ビル内、シルバーで日大木村久捕手(22)=高崎高出身、身長1㍍79、体重74㌔、右投右打=の入団を発表した。発表には岡野球団専務、戸倉監督が立ち会った。同選手は東都大学リーグ随一の大型捕手で、今季春から日大の正捕手になり、今季春秋2シーズン連続してベスト・ナインに選ばれた。打率も2シーズン二割九分五厘をマーク、荒さがなく、巧打者として定評があった。同選手の交渉に当った球団は阪急はじめ大毎、大洋などで阪急は丸尾渉外部長が六月ごろから積極的に動き獲得したもの。

戸倉監督の話 ことしの補強目的がバッテリー陣の強化にあったわけだが、投手は牧野、捕手は木村をはじめ三人が入ったので、バッテリーの強化は完璧だ。木村は大学時代の成績をみてもわかるように、2シーズンを連続してベスト・ナインに選ばれているし、将来名捕手になれる人材だ。すぐ第一線に出場することは間違いないと思う。

木村捕手の話 小さいときから関西球団にあこがれていた。阪急から早く話があったこと、先輩もいるし、第一線出場のチャンスもあるので入団したわけだ。さしあたって抱負はないが、とにかく打てなくては出られないのだからバッティングの向上につとめたい。
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