プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

1955年 2軍選手

2017-09-24 23:33:24 | 日記
1955年

毎日で藪崎(藤枝東高)大工(桃山高)に伊藤(則)(津島高)が好投した。藪崎は左投手特有の内角低目の速球と大きなカーブのコントロールが よく、大工も重心の低いフォームから投げる重い速球が低目にきまり、伊藤(則)はやや荒れ気味ながら快速球をもつ。国鉄の深沢(甲府一高)はサイドからの速球、カーブ、それに最近マスターしたシュートと多彩な投球をみせた。巨人三浦(五戸高)はよく伸びる速球で前半四勝したが後半さっぱり、むしろ添島(熊本工)の低目の速球の方があざやかだがもう一息投球に変化がほしい。トンボの大庭(佐世保北)はマウンド度胸がよくシュート、カーブのコンビネーションもみごとだった。柴原(宇都宮高)もチェンジ・オブ・ベースに見どころがある。大映林(秀)(法大)はイースタン・リーグの投手としてあつかうのはおかしなくらいだが、カーブ、シュートに落ちる球がみごとで、調子のいいときは一軍戦でもめったに打たれない。体のないのは惜しいがよく投げた。大洋では川内(尾鷲高)がしばしば登板、シュートに進歩をみせたが、体がないためか球に伸びがなくなるのは惜しい。鈴木(滋)はこれといった特長はないが、両サイド低目に速球をコントロールし、ひざ元にくいこむカーブで巨人一軍を完封したこともある。東映の福島は球道の荒れがかえって幸いしたかっこうで得意のインシュートをきめ球に活躍し、後半は一軍戦に出場した。毎日の佃(早実)に巨人の森(岐阜商)山崎(辰野商)がいい。佃はすっかり昨年の不振を克服、3本塁打5二塁打を含む四割一分二厘の高打率はりっぱなもので、しかしインサイド・ワークでは森の方がいい。打撃は三割二分でベスト・テン五位だが一時は佃と並んで四割を打っていた。東映小野寺(宮城農高)の肩の強さは群をぬいている。一塁では毎日の大村(名古屋西高)巨人の井上(明大)に東映の高木(亨栄商)か。大村はスケールの大きなバッティングでベスト・テン二位。井上もつねに巨人の三・四番を打ちつづけた。一塁をのぞく内野では東映斎田(横浜日大高)が平均してよく打ち、とくに打点の22は群を抜いて光る。それに大映の丸山(熊谷商)喜吉(滝川高)八田(鳴門高)が後半腕をあげ、攻守に軽快なところをみせてきた。巨人工藤(北海高)の守備はいいがバッティングが振わない。いずれにせよ内野はスケールが小さかった。内野よりはるかに粒がそろった。なかでも毎日の橋本(函館西)水野(駒大)萱原(堺商)のトリオがよく働いた。シャープなバッティングでベスト・テン第三位の水野が右、一軍でも三番を打った萱原が中、3本塁打の橋本が左、そして毎日一の巨漢小田(天草農)に池田(榛原高)を控えにもとった外野陣が攻守とも毎日の優勝に大きく貢献した。一軍から落ちた国鉄初岡(専大)のシャープなバッティングはさすがに捨てがたい。大洋の友川(大宮高)は今シーズンの本塁打王が確定的。四月二十六日大映一回戦(川崎)に森口投手から第一号を奪ってからしばらく鳴りをひそめていたが、八月に入って当たりをとりもどし九日の対巨人戦に添島投手から第二号を奪い、つづく十日の対トンボ戦に大庭投手から連続二打席右翼本塁打を奪って一挙にホームラン・ダービーのチャンピオンになった。
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大石弥太郎

2017-09-24 21:40:56 | 日記
1977年

37年に阪急入り、42年広島へ移り、一躍主力投手の一員へのし上がった。サイド気味の独特のモーションから、両サイドへ散らすクセ球は粘っこい。50年阪急に返り咲き、3シーズン目の今季中日の一員となる。セの打者のクセを知っているのも強味だ。
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松盛茂

2017-09-24 21:37:20 | 日記
1977年

高校を出てから、東京都の軟式チームでボールを握り、テストで大洋へ入団というケース。肩はいい。センスもある。
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高泉秀輝

2017-09-24 21:32:18 | 日記
1977年

大きなカーブとシュートが武器だがコントロールがない。昨年はアキレス腱を切って前半戦全くだめだった。
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松尾裕二

2017-09-24 21:28:56 | 日記
1977年

今年2年目。これからプロのふんい気らしさが出てくる選手。体格申し分なし。

1978年

二軍の成長株といわれる。けれども、昨年ウエスタンで5連敗。勝つ味を早く覚えないと、ことしも苦しい年になりかねない。
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山本和樹

2017-09-24 21:26:12 | 日記

生年月日:1958年10月5日生

1977年

数少ないことしの新人投手。野球の質の高い和歌山では有名だった。将来を期待される選手。

1978年

ドラフト外入団の2年生。荒れ球だが、スピード豊かで将来性十分。手足が大きくピッチャーとしての先天的素質に恵まれているのが強身だ。

1979年

荒れタマだが、スピードはある。将来性じゅうぶん。
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生田裕之

2017-09-24 21:21:55 | 日記
1977年

カーブはやや甘いが、スピードはかなりある。体がやわらかいだけに将来が楽しみ。

1978年

ドラフト2位で期待された入団も今年で2年目。今ひと頑張りほしい。
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柴田民夫

2017-09-24 20:21:28 | 日記
1977年

昨年の都市対抗では日立の補強選手として出場した。サイドスローでカーブ、スライダー、シュートのコンビネーションがよく、中継ぎ投手として有望。
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浜名敏幸

2017-09-24 20:15:33 | 日記
1977年

次代を背負う大型選手のひとり、今季はファームでみっちり腕をみがく。

1978年

下手投に変身して1年。昨年はファームで負け越しはしたが、年々成長している投手だ。特長を生かしてリリーフ役に徹するか。

1979年

下手投げに転向したが、まだなれないのか。
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安田尚弘

2017-09-24 19:59:42 | 日記
1977年

高校では控え投手だったが、骨太でがっちりした江夏ばりの体つき。ストレート主体の荒けずりな投球、左腕ということもあって、将来に期待。性格的にはおとなしい。
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三村雅彦

2017-09-24 19:42:36 | 日記
1977年

高校時代はロッテの菊村と同期生。菊村が先発で、彼がリリーフ役だったが、投手成績は三村が上。球威、コントロールにいま一つ。

1978年

大きなカーブを持っているが、コントロールが不安定。
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中山孝一

2017-09-24 17:57:34 | 日記
1975年

天衣無縫な性格が災いしてせっかくよいものを持ちながら発揮できなかったが結婚生活を境にして人柄がすっかり変ってきたことは大きいプラスだ。4年間1勝つづきだったが一気に昨シーズン8勝して帳尻を合わせてしまった。成長株№1といわれるだけに首脳部の期待によく応えた。スピードでは球団№1だ。これだけの才能を持ちながら足ぶみした原因はコントロールの不安定であったがコントロールもよくなりあとは打者とのかけ引。インターバルなど頭脳的な要素を会得すれば10勝はおろか15勝はタイコ判がおせる。もう27歳、そういつまでも若くない。ここらでいっちょやらなきゃ、孝ちゃん!
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ストーン

2017-09-24 10:52:18 | 日記
1964年

大洋・三原監督、別所ヘッド・コーチは三日午後一時から多摩川球場で、元オリオールズ、ディーン・ストーン投手のピッチングをみた。同投手はシート・バッティングに二イニングずつ二度投げたが、最初の登板では5長短打され2四球を出してさんざん。二度目は、一安打に押えた。しかし別所コーチは「まだからだができていない。スピードはありそうだが、シュートなどの変化球があのくらいではだめだ。スタミナの点でも問題がありそうだ」また三原監督は「きょうは、わざと小さな打者を立てて、ストライク・ゾーンをためしたんだが、やはりどうもね。もう少し時間をやって、じっくりみることにします」といい、一週間以内にもう一度同投手のピッチングをみることになった。

大洋・三原監督、別所ヘッド・コーチは六日午後多摩川球場で元オリオールズのディーン・ストーン投手の二度目のテストをした。同投手は浜中、麻生、松久保らを相手に四イニング投げて被安打四。カーブをうまく使い分けて得点させなかったが、大洋は契約金などとも見合わせ、さらに検討したうえで採否を決める。

大洋は十日大リーグ元オリオールズのディーン・ストーン投手(34)=左投左打=の入団をきめた。同日正午、東京・銀座西の同球団事務所で森代表と契約金その他の条件を話し合い、決定した。これまでに大洋は多摩川グラウンドで二度テストを行ったが三原監督、別所ヘッド・コーチともに三十四歳という年齢と変化球に威力がないので、採用に二の足をふんでいた。しかし、弱体の投手陣を心配する中部オーナーの強いすすめで、球団の出す条件をOKすればとることになっていた。

三原監督「ある程度の目安がたったのでとることに決めた。10勝ぐらいはなんとかできそうだし、また絶対にしてもらわなければ困る。まだからだが十分できていないというから、一週間ぐらいしたら登板のチャンスを与えてみようと思っている」

ストーン投手「まだサインはしていないが、話はまとまった。いまヒゲをそったばかりのようにすっきりした気分だ」
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