鈴木照雄・今西和男

1971年

阪神は二十四日午後二時から大阪・北区梅田町の阪神本社六階会議室でドラフト十一位に指名で獲得した河合楽器・鈴木照雄二塁手（25）＝１㍍68、68㌔、右投右打、大東文化大中退＝、ドラフト外の日本熱学・今西和男外野手（25）＝1㍍77、75㌔、左投左打、兵庫育英高出＝の入団を発表した。両選手は発表に先立ち、同本社内の球団事務所で正式契約を完了した。背番号は未定。鈴木は塚原天竜高から大東文化大へ進み、二年で中退、河合楽器に入社した。四十四年から三年連続都市対抗野球に出場、社会人通算打率は三割八分。長打力はないが、左右に打ち分ける功打者で、足も速く、今シーズン二十八盗塁を試み、二十七回成功している。今西はドラフトもれの選手だが四十六年の都市対抗野球準決勝、対熊谷戦では連続2ホーマー。全日本チームの一員として韓国へ遠征し三本塁打をマークしている。