プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

定岡智秋・鶴崎茂樹・山本雅夫

2018-04-09 20:23:52 | 日記
1971年

南海は二十三日午後二時から大阪・浪速区蔵前町の球場内第一会議室でドラフト三位指名の鹿児島実業高・定岡智秋内野手(18)=1㍍81、75㌔、右投右打=、五位指名の筑紫工高・鶴崎茂樹内野手(18)=1㍍73、71㌔、右投右打=、六位指名の兵庫・育英高・山本雅夫外野手(18)=1㍍78、77㌔、右投右打=の入団を発表した。発表には新山代表、近藤常務、富永営業次長、堀井、山下、石川の各スカウト、各選手の両親が立ち会った。背番号は未定。定岡は夏の県予選決勝で玉竜高に2対1で敗れ、中央球界にはあまり知られていなかったが、三拍子そろった大型三塁手として各スカウトの評判は高かった。三年生のとき一年間でホームランを十本も打った長打力の持ち主で、その年の打率は三割四分をマークしている。鶴崎はことし投手として夏の甲子園大会に出場、全日本の一員としてハワイ遠征に同行した好選手。南海は投手より野手としてのセンスを買って強肩、強打を生かす方針だ。三年間の通算打率は三割六分。山本は四番を打ち、ことしの本塁打は八本と長打力があり、足も速い。

定岡選手「ノンプロで実績をつくってからと思っていたが、プロにはいるなら一日も早い方がいいと思って決めた。速球には自信があるが、変化球には甘いのでみがきをかけたい」
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氏家雅之

2018-04-09 18:53:14 | 日記
1970年

大府高・氏家雅之投手(17)=1㍍80、71㌔、右投右打、一位指名=の中日入団が七日決まった。この日午後四時すぎ、中日・山崎スカウトは東海市富貴町新長口1の104の氏家宅をたずね、父親充夫氏(47)=新日鉄名古屋=をまじえて入団を要請した結果、正式に中日入りを表明した。契約金八百万円、年棒百八十万円(いずれも推定)。入団発表は十一日午後三時、球団事務所で行なわれる。同投手は上手投げの本格派で、球質が重く、スカウトの間では早くから将来性を高く評価されていた。今春の愛知県予選準決勝で中京高に敗れたが、三振10個を奪っている。

氏家投手「時間はかかるかもしれないけれど、ことし入団したビッグ・スリーに負けないだけの選手になる自信がある。ぼくの決め球はスピードボール。プロでは阪神の村山さんがあこがれの投手です。中日・阪神戦を見にいったとき、たまたま村山さんの打者と真っ向から勝負するピッチングに魅力を感じました」


中日・山崎スカウト「氏家君の特徴はスピードが抜群にあるということ。フォームもロッテの小山投手に似て美しい。中日ははじめから将来性を買ってリストアップしたのだから、即戦力と期待するのはかわいそうだ。それにしても楽しみの多いピッチャーだ」
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剣持節雄

2018-04-09 05:21:58 | 日記
1971年

広島がドラフト二位に指名した岡山日大高の剣持節雄遊撃手(19)=1㍍75、75㌔、右投右打=の広島入りが四日、内定した。広島の木庭スカウトは同日午後、剣持の実家、倉敷市前神町に父親の円四郎さん(67)=無職=と本人をたずね、第一回目の交渉をした。広島はドラフト一位の道原につぐ好条件(契約金八百万円、年棒百五十万円=推定)を提示した。この日はサインしなかったが、剣持は指名されたときから広島入りの意思を持っており、五日、再び木庭スカウトと会って契約する。

父親・円四郎氏「木庭さんから誠意のこもった話を聞き、本人とも話し合った結果、広島にお世話になることに決めた。五日、正式に返事をします」
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