高橋顕法

1993年

「自分の力で稼ぎたい」。契約金を辞退しての入団が話題を集めた。東北の名門、仙台育英高時代は公式戦に一度も出場せず、甲子園でもチームメイトをスタンドから応援。もっぱら体づくりに励んでプロ入りを目指し、新人テストに合格、プロという最高舞台で勝負するチャンスを自らつかむ。テスト生から球界を代表する左腕になった大野が目標。「ドラフト1位でもテスト生でもスタートは一緒」と、左腕でサクセスストーリーの道を切り開く覚悟。裸一貫で厳しい世界に飛び込んだ若者の成長が楽しみ。

池田郁夫

1993年

ＭＡＸ146キロと、同期の高校左腕四人衆の中でも速球はダントツ。高校時代、練習試合を含めて45イニング無失点の記録を持つ。「9回投げてもスピードはそれほど落ちないから、肩のスタミナはあると思う。肩を痛めたこともない」広島ファン。ファミコンの野球ゲーム「ファミリースタジアム」が得意で、高校時代の仲間の激励が「ファミスタで名前が使われる選手になれ」一日も早く一軍で投げ、一流選手を目指す。「ヒジのやわらかさ、肩の強さは素晴らしい」（苑田スカウト）未完の大器。