プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

西山英人

2019-08-24 13:46:54 | 日記
1959年

大洋は二十七日午後三時、丸ビルの球団事務所で、近畿電電の西山英人捕手(22)=徳島海南高出、1㍍71、67.5㌔、右投、右打=の正式契約を発表した。同球団では手薄な捕手陣を強化するために、昨年暮れから補強に乗り出していたが、三原監督から一切をまかされていた江田スカウトが、二十五日大阪で西山選手と話し合った結果、正式契約の運びとなったもの。二十七日朝、上京した西山は午前十一時契約に先立ち、川崎市等々力の大洋多摩川グラウンドに出て、トレーニングを熱心にみていた。なお西山は二十八日からトレーニングに参加する予定。

西山捕手の話「東映、阪神からも話があったが、大洋の若さに魅力を感じた。大洋から直接話があったのは、ことしの正月休みのあと、郷里の徳島から大阪へ帰ってきたときだ。プロの試合はほとんど見ていないが、できるだけ早く慣れ、にが手のシュートを打てるようになりたい」

三原監督の話「大洋のウィーク・ポイントは攻撃力とバッテリーだが、攻撃力の方は素質がある人が多いから徐々に地力をつけるとして、バッテリーの量が不足していることは致命的だ。とくに捕手は土井君ひとりだから、彼につづく捕手として西山君には期待している。鋭い中距離ヒッターで昨年の都市対抗での二割八分六厘という打率を見てもその素質がうなずける。あとはプロの投手に早く慣れ、相手の長所欠点をつかむことだ。私が調べた範囲では西山君は現在のノンプロ界では超A級、直接戦力にプラスする力を持っていることはまちがいない」
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水越敏郎、岩名健治

2019-08-24 11:46:22 | 日記
1959年

東映球団ではさきに鹿児島県照国高出身の山口勲投手、大分県佐伯鶴城高出身堺一也内野手の入団内定を発表したが、このほど、新たに二人の入団内定者を発表した。東京の修徳高出身の水越敏郎投手(178㌢、66㌔、右投右打)と大阪浪華工出身の岩名健治投手(177㌢、74㌔、右投右打)の二人がそれ。水越投手はコントロールを生命とする軟投派。一方の岩名投手は、軟式出身で、保井コーチに見出され、保井氏自らのテストの結果、入団に内定したもの。今夏の甲子園大会の開催中、保井氏は、有望選手物色のため、西下していた。現東映のエース土橋が軟式出身であることはよく知られているが、この岩名投手も第二の土橋として成長できるかどうか、その将来が大いに期待されている。
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児玉弘義、大久保計雄、門口秀世

2019-08-24 11:02:53 | 日記
1959年

近鉄では二十二日午後二時、市内阿倍野区の球団事務所で次の三新人の入団を発表した。

捕手 児玉弘義(19)=津名高、1㍍74、73㌔、右投右打、背番号1。
大久保計雄(かずお)(18)=阿波高、1㍍83、79㌔、右投右打、背番号52。
外野手 門口秀世(18)=洲本高、1㍍77、70㌔、右投右打、背番号56。

大北代表の話「ことしの補強はこれで終わった。あとはトレードだけだ。あす(二十三日)上京してトレードの交渉をする。大友君は大体きまりそうなので、あとは加倉井の獲得に全力をあげる。コーチも新田さんのほかにもう一人くらいとることを予定している。千葉監督の構想では樋笠君になりそうだ。外人選手はいろいろ制約もあり、まだ具体的なところまで話が進んでいない。千葉監督は遊撃手をいちばんほしがっている。しかし適当なのがいない。いい選手がいればもちろんとるつもりだ」
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大宮勝男・黒川豊久・鈴木征夫

2019-08-24 10:46:48 | 日記
1959年

西鉄の宇高渉外部長は一日午後一時仙台ホテルでつぎの三選手と正式契約を行った。

投手 大宮勝男(18)大河原高、1㍍83、75㌔、右投右打。
内野手 黒川豊久(18)東北高、1㍍81、76㌔、右投右打。
外野手 鈴木征夫(18)東北高、1㍍74、75㌔、左投左打。

宇高渉外部長の話「三選手とも本年度高校球界きっての優秀選手で他球団からも交渉があったようだが、縁があって西鉄入りがきまった。東北の野球は全国のレベルからいっても高い方で特に東北高は有名だ。この三人は今後プロ選手として東北の人たちに喜んでもらえると思う」
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近藤光郎・安藤敏雄

2019-08-24 10:45:57 | 日記
1959年

杉町(南山高)倉内(高知商)を獲得、活発な補強工作をつづけている西鉄は、このほど関大のエース近藤光郎投手(22)と芦屋高の安藤敏雄投手(17)の獲得に成功した。正式契約は近藤投手は秋のリーグ戦終了後、安藤投手は国体終了後にそれぞれ行われる模様。

近藤投手の話「一時はノンプロにいくつもりだったが、春のリーグ戦が終わってからプロでやってみる気持になった。まだ秋のリーグ戦が残っているので私の口からくわしいことはいえません。太陽もいやなチームではありませんが、同じやるなら西鉄のような強いチームの方がやりがいがありますね」

近藤投手の父親貞さんの話「光郎の将来については本人の気持を尊重します。私が大洋から手付金を受けとりながら他のチームに乗り移ったようにいわれていますが、そんなことはありません。大洋の手付金はすぐ返した」

安藤投手の父親繁次郎さんの話「本人がプロに入りたいといったので賛成した。夏の兵庫県予選のころには大学にいくつもりで勉強していたが、その後大学にいる先輩にいろいろ話を聞いて大学の辛さに恐れをなし、同じ苦労をするのならプロ入りしてはと急に気が変わったようだ。西鉄の関西応援団長の石田さんが近所ですからその関係で本人は早くからプロにいくなら西鉄ときめていたようだ」

近藤投手 関大一高時代から大阪府下では正攻派の左腕投手として注目され、三十一年関大に入学。三年生までは村山(現阪神)前川(現倉レ岡山)のかげにかくれていたが、今春からリーグ戦で活躍、神戸大一回戦では16三振の連盟新記録をつくり、同三回戦では18三振を奪って記録を更新した。アジア大会に選ばれた吉田(関学)とともに関西六大学の代表的投手に数えられていた。武器は長身からのシュートと速球。今春の成績は十試合五勝四敗。1㍍74、68㌔、左投左打、経済学部四年。

安藤投手 二年生からレギュラー、昨年春の選抜と今春の選抜で甲子園に出場。二年生のときは藤投手(現慶大)がいたため一塁手だったが、強肩を買われ三年生で投手に転向、本格派の速球投手として内外角低目のシュートに威力をもつ。1㍍77、75㌔、右投右打。
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辰市邦輔

2019-08-24 10:38:37 | 日記
1959年

阪神ではこのほど第一次保留選手になっている辰市邦輔選手を自由契約選手に切りかえて整理した。球団は最初再契約の意向でコミッショナーに保留選手の公示を行ったが、その後整理に変更したものである。保留選手から整理選手にかわった理由を戸沢代表は言明をさけているが、同選手は今年練習の遅刻、早退が目立ち、夏ごろ当時の金田二軍監督から二度練習中止を申し渡されたことがあるので、金田新監督の意向で整理されたものとみられている。

金田監督の話「辰市は身勝手な行動が多く、チームに与える影響はよくなかった」

辰市選手の話「契約更改の日どりまできかされていたので、整理されるとは意外だ。会社から再契約しない手紙は受けとったが、どういう理由でやめさせられるのかわからない」
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井上善夫

2019-08-24 10:21:27 | 日記
1959年

西鉄では三十日午後二時市内天神町の球団事務所で、すでに仮契約をすませていた日大二高のエース井上善夫投手(18)との正式契約を発表した。この契約には井上投手の両親、姉が立ち会った。同投手は左の速球投手として知られ、秋の国体で優勝している。身長1㍍79、77㌔、左投左打、背番号未定。

井上投手の話「一日も早く試合に出たい。ウイニング・ショットは右打者の内角に投げるシュート。カーブのまがりがまだあまいので、こんごの練習で鋭くしたいと思っている。下半身が弱いのも欠点なので、このシーズン・オフにランニングで鍛えるつもりです」
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青木宥明

2019-08-24 10:20:54 | 日記
1959年

巨人軍は十一日正午から東京銀座西の同球団事務所で青木宥明(ひろあき)投手(22)=関東学院大中大=の入団を発表した。同投手は昨シーズン春、対横浜国立大戦で11三振を奪い、完全試合を記録した横浜五大卒リーグ一の好投手、右投右打、1㍍72、79㌔、背番号56。静岡県出身。

宇野代表の話 「前から交渉していた。入団が漏れてしまったが、あせらずやってもらいたい。素質のある人でもあるし、将来活躍してくれると思う。二、三日多摩川でトレーニングして、十三日、藤田、堀内、宮本らといっしょにキャンプへいくことになるだろう」

青木投手の話「家族や監督、野球部長らからずいぶん反対されたが、自分はどうしてもプロでやってみたいと思い、入団した。キャンプでは先輩たちの指導どおり一生懸命やるつもりだ。得意の球は落ちるボール。これにはちょっと自信をもっている」
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野口元三

2019-08-24 10:20:30 | 日記
1959年

読売巨人軍では十三日午後三時大阪市北区野崎町の大阪読売新聞社特別会議室で平安高の野口元三捕手(18)と正式に契約を結んだ。契約には巨人軍宇野代表と父清三(56)義兄沢田(32)両氏、平安高風間野球部長が立ち会った。同捕手は三十二年京都滋野中から平安高に入学、富樫監督がそのスケールの大きい打撃に目をつけ、二年生からは正捕手として登場、同年秋に新チーム結成以来本年夏の選手権大会まで四番打者として活躍、本塁打十二本を放ち、約四十試合の通算打率は四割近くをマーク。今春の選抜では対石和で同大会第一号のホーマーを放った。今夏の甲子園大会では各チームにマークされ低調だったが、アメリカ遠征では豪快な打撃を見せ、南カリフォルニア大から日大二高の井上投手と留学をすすめられた。高校野球を代表する大型捕手である。右投、右打、身長1㍍76、体重76㌔。

野口捕手 「数多い球団から交渉をいただきましたが、自分自身で迷うことなく巨人に決められたのはしあわせです。みなさんのご期待にそむかぬよう技術をみがく覚悟です」

巨人宇野代表「プロ、大学、高校を問わず、どこでも捕手の人材難に頭を痛めている時に体格、技術とも高校界を代表する野口捕手を獲得出来てうれしい。幸い学校当局や父兄の理解で交渉がスムーズに行った。来年度の巨人軍の大きな戦力になってくれることだろう」
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神原隆彦

2019-08-24 10:20:03 | 日記
1959年

西鉄では愛知学院大の神原隆彦捕手(21)と契約を行った。同捕手は広島の盈進商出身。がっちりした体で長打力があり、愛知大学野球リーグで十六本のホームランをマークしている長距離打者。足も速く、百㍍を11秒台で走る。五日、山崎監督が重松二軍監督と香椎球場でテストしてただちに入団を決定した。身長1㍍70、75㌔、右投右打、背番号未定。
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織田光正

2019-08-24 10:19:38 | 日記
1959年

香川県観音寺一高の織田光正投手(18)はこのほど阪神入りが内定した1㍍67、63㌔、右投右打で、入団後は内野手になる予定。正式契約は十一月。
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鈴木正

2019-08-24 10:18:34 | 日記
1959年

松阪商の鈴木正遊撃手(18)=三年生=はこのほどパ・リーグ南海ホークスに入団することになった。正式契約は十一日の予定。同選手は高校野球県予選で三割八分一厘、三岐、甲子園大会で五割の高打率をあげている。身長1㍍73、体重68㌔、右投右打。
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金子哲夫

2019-08-24 10:18:34 | 日記
1959年

大阪タイガースでは、かねて夏の全国高校野球で優勝した西条高の金子哲夫投手(18)=西条市三本松=と入団交渉を進めていたが、このほど話がまとまり、近く契約が行なわれるもようである。同投手はタイガースの強い勧誘に進学をあきらめたもので、コントロールのよい速球、シュートに威力があり、アメリカ遠征でも活躍した。身長1㍍85、体重62㌔、右投右打。
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窪義幸

2019-08-24 10:18:07 | 日記
1959年

南海ホークスは二十日、大阪難波の球団事務所でつぎの選手の入団を発表した。

投手 窪(くぼ)義幸=宮崎日南高校出=九州配電で軟式野球をやっていた。二十一歳、1㍍76、65㌔、左投左打、背番号33。
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高橋保隆

2019-08-24 10:17:37 | 日記
1959年

広島カープではこのほど千葉商大付属高校の高橋保隆投手(18)=右投右打=と入団契約した。同投手は外角速球とカーブが武器だが、打力もよく四番を打ち主将。昨年は木更津一高を相手にノーヒット・ノーラン試合を記録している。

セ・リーグ広島カープは二十三日千葉商大付属高、高橋保隆投手(18)との契約を発表した。高橋選手は上手投げの速球投手で昨年夏と今年の春の二回、県下の大会で完全試合を記録し、大毎、巨人などからも誘われていた。1㍍80、68㌔、右投右打。
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