宮脇則昭

1988年

ドラフト4位、契約金2500万、荒尾中のときは投手と遊撃手で地区大会では常に優勝。高校では1年生秋からレギュラー、練習試合だが3度もノーヒットノーランを記録している。バッティングもよくスカウトは投手でも、野手でもよしと高い評価。

小原秀天

1988年

ドラフト外、契約金1000万。松下電器では監督との折り合いが悪く、昨年はほとんど登板なし。そのため昨年11月、巨人の新人テストを受け、140キロの速球が光って、ただひとり合格。

中川明仁

1982年

ドラフト3位、契約金2400万、2年生夏に愛甲（ロッテ）と投げ合って好投、がぜん注目された。昨年のドラフト前に丹沢に隠れ一位とスポーツ紙に取り上げれたほど。打撃も非凡で高校3年間に通算3割5分1厘をマーク。

佐藤秀明

1985年

ドラフト2位、契約金4500万。多彩な変化球の持ち主。とくにシュートが鋭い。大学時代は仁村（中日）の陰にかくれていたが、ノンプロでめきめき腕をあげ、全日本代表にも選ばれている。58年、59年と都市対抗に出場している。

千原淳弘

1992年

契約金3500万。昨年春、練習試合ながら明徳義塾を1安打に抑えて完封勝利。夏の県大会では3回戦で敗れたが、大型投手として注目された。高校の先輩にチームの垣内選手がおり力強い。そのうち垣内ー千原の分校コンビでVの原動力になるかも。

加藤隆行

2001年

高校2年の春、外野手から投手に転向。甲子園経験など華やかな実績はないものの、投手としてわずか2年でスカウト陣の注目を集めた潜在能力は本物。186㌢の長身から、長いリーチをしならせて投げ降ろす速球は威力も将来性も抜群。

相川英明

1986年

契約金3000万。昨年春のセンバツに出場。初戦の対倉敷商戦は5安打に抑え完封勝ちしたが、つづく報徳学園戦で敗れた。打力もよく4番を打ち、2試合で8打数3安打。速球とカーブのよい本格派。3、4年先に期待か。

寺西秀人

1991年

契約金4500万。昨年都市対抗の初戦、本田技研鈴鹿戦で湯船（阪神）と投げ合い、5安打しか打たれなかったが2対4で惜敗。スリークォーターからシンカー、スライダーを得意とする技巧派。

服部敏和

1982年

妻＝和代、長男＝裕介（11）、長女＝久美子（4）

守備がためからポンとヒットを打ってサヨナラのホームへおどりこんだのは日本シリーズ第一戦。守りでは決戦阪急4連戦の緒戦で弓岡の猛ライナーをキャッチしてピンチを救った。「忍者ハットリくん」はゆうゆう健在である。

田村浩一

1983年

ドラフト3位、契約金2300万、甲子園出場の経験はないが、低めに決まるストレートは畠山（南海入団）以上というスカウトもいる。田村に合格点をつけた渡辺スカウトは「九州では近鉄入りした加藤と双璧の投手、ストレートで勝負出来るのが魅力だ」といっている。

村田正幸

1991年

契約金1500万。中央球界には名前を知られていないが、重い140㌔の速球を武器とする本格派。高校卒業後、アルバイトをやりながら元巨人の松田清氏が主催する野球塾で腕を磨いていた。近鉄、阪神も狙っていた素材。

小林敦司

1992年 

MAX140キロ台の速球にスライダー、カーブのキレもいい。マウンド度胸は抜群で未完の大器のレッテル。