1990年
太宰府市の筑陽学園の野口理夫投手(17)=福岡県三潴郡三潴町、178㌢、67㌔、左投げ左打ち=は二日、同校で近鉄の西村俊二スカウトと会い入団交渉、契約金千五百万円、年棒三百八十万円(いずれも推定)の条件提示に対して、すんなり仮契約書にサインし、入団が内定した。野口投手は、甲子園には出場しなかったが、130㌔台のストレートにカーブ、スライダー、フォークの多彩なピッチングで今年は48試合に登板276イニングを防御率1.83、奪三振270個。ノーヒットノーランも記録した。野口投手は「近鉄の阿波野投手を目標にプロで自分の力を試したい」と意欲的だった。