プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

佐々木重樹

2022-06-01 13:36:37 | 日記
1986年
チームの大黒柱は、投手で三番を打つ佐々木。右投げの本格派で、球威もある。ただ制球力に難があるので、ノーワインドアップで投げている。今春の仙塩リーグではヒジに疲れがたまり調子を崩したが徐々に回復してきている。


ヤクルトがドラフト5位指名した宮城県泉館高の佐々木重樹投手(18)=182㌢、79㌔、右投げ右打ち=の入団が二日内定した。藤原スカウトが同日、泉市高森二丁目の自宅を訪問、両親と学校関係者に条件を提示、仮契約を結んだ。契約金は二千四百万円、年棒は三百万円(いずれも推定)。十七日に正式契約、背番号もその時に決定する。佐々木投手は「大学かプロかで悩んだが、小さいころからあこがれていたプロに世話になることにした。ヒジを完全に治して、力で押せる投手になりたい」と抱負を語っていた。佐々木投手は重い速球を武器とする本格派。昨年秋の宮城県高校野球大会で創立三年目の泉館山高を優勝に導く原動力となった。今夏の大会は右ヒジを痛めて四回戦で敗退したが、恵まれた体と、腕の振りのシャープさが同球団の目に留まり、将来性が買われて指名を受けていた。

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中山俊丈

2022-06-01 08:46:03 | 日記
1959年
僕もことしでプロ生活五年目になる。まったく早いものだ。いまではすでに、ペナント・レースも中盤戦に入って僕たちも毎日毎日、真剣にボールと取り組んでいる。僕は毎年シーズンがはじまると、今年はこうしてやろうという目標をたてているが、満足できる結果にならなかった。今年は、キャンプからオープン戦にかけても調子がよく、今年こそやれるぞという、自信に満ちてきた。だがしかし、現在(八節終了)まだ一勝もあげ得ないことは、チーム・メートにほんとうにすまんと思っている。僕としては体の調子もよく、コントロールだって決して悪くないと思っている。結局、いまのところついていないんだと思っている。五月三十一日の対巨人戦などついてない証拠の典型的なものと思う。あのエラーさえなかったら勝っていたゲームでしたからね。ですから、僕は一日も早く白星をあげたいと思っています。そして勝運の波にのりさえすれば必ずやよい成績があげられると思っています。いま、僕のボールはさほど早くないんですが、左投手独特のドロップカーブがたいへんよく決まるんです。特に僕の得意とするドロップが効果的に生きているんです。これから夏場に入っていくと、僕は体力がないもんですから、ボールの威力が減退する。そのためには、なんとしても、下半身のバネをもう少し強くする必要があると思います。このスタミナさえつけば、そしてツキがまわってくれば、僕はなんとかみんなの期待されている程度に、少しでもこぎつけることができると思っています。それに左投手が僕と伊奈君二人だけのうちは左打線の巨人を打倒するには無理です。それに僕がこんな状態ですからなおさらのことです。伊奈君が好投してくれるから、まあ、いまのところいいんですけれど。これで新鋭の河村君、板東君の調子が出てくればローテーションだってよくなると思います。大矢根さんが五月中旬から腰の痛みを訴えて、欠場していますので僕たちが一日も早く完投できるだけにならないとチームも困るでしょう。とにかくジックリ満を持したいと思っています。ペナントも、もう三分の一を消化しましたが、まだ、百試合以上もあることですから、あわてず、じっくり腰をすえて、しかも夏場に耐えられるように、体の調整をもっていきたいと思っています。今後の抱負としては前にのべたほかに、一試合でも多く登板の機会をつかんで早く一勝を報い、少なくとも十五勝はあげたいことが、僕の念願ですが。

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