プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

奥田直也

2018-05-04 15:26:50 | 日記
1976年

阪神の新人テストが十四日午前十時から甲子園球場で行なわれた。プロ野球選手を夢見て腕に自信のある若者が七十三人参加。吉田監督、コーチ陣が見守る中でピッチング、バッティング、遠投、五十㍍タイムトライアルに挑戦した。三年前、掛布がこのテストを踏み台にして頭角をあらわしてきただけに、関係者の期待も大。だが、一次試験で三十五人がピックアップされ、第二次試験では投手五人、捕手二人が残っただけ。「ドラフト会議の結果を見て最終的には何人とるかわからない」(小林スカウト次長)狭き門だった。

「もう野球に未練はありません。きっぱりとあきらめます」第一次試験で落選した奥田直也君(24)はがっくりと肩を落とした。四十七年にロッテに入団、四十八、四十九年に中日に在籍したが芽が出ずじまい。一度は球界から足を洗ったが「どうしてもユニホームを着たくて」と二年間アルバイトをしながら再起を目指していたもの。だが「最後のチャンスと思って全力投球したんだが・・・。でもこれで決心がつきました。新しい仕事を見つけて出直しです」と第二の人生に気持ちを切り替えていた。

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