喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



群馬県の妙義山に登ってきました。最初谷川岳に行こうと思っていたけど、ロープウェイで登った先はまだ雪が多くてアイゼンなどが必須らしい。そんな上級向け器具持ってないよということで、急遽雪の心配がない妙義山に変更しました。

妙義山は上級者コースのレベルで言えば日本でトップ10に入るレベルの難ルートだと言われています。滑落により多くの方が亡くなっているのも事実です。そんな山を初心者の自分が登れるのか!?登れるわけありません!
ということで初~中級のハイキングコースを歩いて妙義山名物の石門めぐりをするのが目的です。母は仕事なので、父と2人で向かいます。

道の駅に車を置いてハイキングルート~石門めぐり~車道を歩いて戻ってくるコースで考えていましたが、妙義山に浮かぶ「大」の字を見て、ここ行きたい!と思い、大の字コースも含めて歩くことにしました。「大」の字を経てハイキングコースに戻ると、それだけで2時間くらい標準タイムが増すのでそれなりに歩きごたえがありそうだ。



朝は天気よくないが、昼からは晴れるということで今日も暑くなりそう。父特製の弁当を用意し妙義山へ。天気は朝方はあまりよくなかったですね。



道の駅到着!結構この時間から混雑してます。ここから妙義神社を目指す。なかなかの登り坂を上がって、妙義神社へ。階段の一部が木によって押し上げられてる!多くの方が登山よりは参拝に来てる感じでした。



妙義神社から中間道と大の字のコースは別々のルートになります。大の字コースは序盤からなかなか確度が急だったけど子供が元気に登って行くくらいなので、大人がここで負けるわけにはいかない!ちょこちょこ鎖場もでてきて、良い感じのスリル感です。



大の字の分岐。大の字に行くには、直登に近い鎖を登らないとですが、足がかかりやすいので初心者の自分でもそれほど苦労はしませんでした。でも小さい子供が怖くて降りられず泣いていた。。わかるよ、行きはよいよい帰りは恐い。鎖場ってまさにそんな感じだもんな。両親に助けてもらいながらなんとか降りていたけど、自分も下手に登ると、降りられないなんてこともあるかも、身の程をわきまえないとな!



大の字からの景色は見晴らしがよくきれい!ここで昼食にしました。父が箸を忘れるというポカをやったので手で食べてしまった^^;大の字の下はどうなっているのかというと、完全に切り落ちた崖になっている。調子に乗って覗いたらゾっとしました。普通は落ちたら助からないようなところはロープとか貼ってあるけど、この山ではそういうガードはなく完全に自己責任ということか!



大の字を降りるところは、まぁ怖いですが足場を探って普通に降りれました。しばらく進むと奥の院の分岐へ。この奥の院の先は完全に上級者コースなので、登山レベルの観点でも、入っている保険の観点でも行くことができません。



いくつかの鎖場をこなし、中間道へ。



大の字を遠くから見ると、こんな感じ。休んでいる人が絶えませんでした。



中間道はハイキングコースと書かれていたけど、これハイキングのレベルなのか!?どうみても岩にしがみついたり、アップダウン激しいし、普段着で来たらえらいことになりそうだが。。



こちらは本読みの僧。中間道の中間地点らしい。ここまでも大の字を経由したからか大分歩いた感じがする。。途中、ハイキングコースと思って入ってみたら想像以上に道が険しく「不安になったので一緒に付いていっていいですか?」という1人の青年に出会った。この山って死亡事故多いしもしや…とは思ったが、ちゃんとした25歳の青年でした。この青年に写真とか撮ってもらったので、むしろありがたかったです。



ハイキングコースとはとても思えない、160段の梯子!逆のコースだったらちょっと厄介かも。



こちらは岩をくりぬいて(?)作った道か?片側は崖になっていて、落ちたら死ぬまではいかなそうだけど、上がってこれないレベル。



随所で妙義山の稜線が拝めるんだけど、上級者コースはあそこを歩くわけか。当然あのてっぺんにたどり着くのも階段なんてなく、鎖でよじ登っていくんだからなぁ。なんていうか精神的に無理そう。。



やがて石門付近へ。天狗の評定というらしい。妙義山の醍醐味はこういった奇岩にあり!どうやってできたんだという形をした岩が姿を現します。このあたりから人も増えてきたので青年も安心した様子。落ち着いた様子で下山して行きました。



自分と父は、せっかくだからすべての石門を見ていこうということになり、遠回りをしていきます。こちらは第四石門。写真に入り切りませんw



第三石門はちょっとした鎖を使ったトラバース(横歩き)を越えて到着。この石門は小さいな。石門の先は通行止めになっていました。



ちょっと、なんだこの木の根はw石門の真似をしているのか??木も周りの環境の影響を受けるということなんだろうかね^^



そして次の第二石門が結構怖かった。第四石門側から行くと、まず長い鎖が待っています。鎖を登ってそのまま石門をくぐる感じ。その石門付近がせまいのなんのって!下を向けば結構な高度感。おまけにちょうど石門の逆側から人が出て来るところで、高いところで待ちぼうけをくらいました^^;こんな高い所で鎖にしがみつきながらじっとしてるって耐えられないわ~。



石門を越えた後も、カニのたてばりというせまい岩の淵を鎖を使って降り、その後はカニのよこばいという鎖にしがみつきながらの横歩きがありました。ここは足場がちょっと取りにくく、膝が震えましたよ。落ちたら絶対痛いわ~。



最後に第一石門へ。これも大きい!でも岩の割れ目が気になったな。1と4が大きくて、2と3が小さ目でしたね。全体的に結構気が張り詰める感じの山でした。上級者コースはどうなってしまうんだろう。落ちたら死亡の箇所が多い山なので、これから家を建てて子供を育てなければならない自分にとっては不向きの山かもしれません。でも、、ちょっと上級者コース登ってみたいけどね。



駐車場到着!石門からここまでも結構長い道のりでした。道の駅ももう売店何も売ってなくて、甘いわらびもちを食べながら、温泉へ。



この温泉は500円で、サウナあり、露天ありでいい感じの温泉だった。露天風呂からは大の字が見える。あそこに行ったわけか~、思ったより高くなく、山の中間くらいの位置にあったので、上級者コースのレベルの高さを思わされます。



温泉から出た後は腹も減ったので食事。Uターンラッシュで帰り道どうせ混んでるだろうしな。テラスに出て景色を見ながら食べることができた。てんぷらざるそばと味噌おでん。群馬らしいな。



施設を出るころには暗くなってきていて、妙義山の姿がくっきりと見えた。こう見ると本当に険しい形をした山だな、と。大の字コースを入れたから6時間の長丁場になってしまったな、帰るころには暗くなっていて眠くなりかけたけど去年からの目標が達成されて、達成感ある登山ができました。よかったよかった。

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登山・ハイキングデータ
・日時:2015年5月5日(火)
・気温:
・登山時間:6時間17分
・天気:★★★★★(朝だけ天気悪かったけど、登山中はほぼ快晴!)
・疲労度:★★★☆☆(登山中は疲れたけど、次の日筋肉痛にはならなかったのでそうでもなかったっぽい)
・スリル:★★★★☆(大の字ルートと第二石門は鎖場の連続で、初心者にとっては緊張しました)


・各ポイント通過記録(■が最高地点)

・9:00  足利発  
・10:13 妙義山駐車場着
・10:28 妙義山本堂着
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・10:34 登山開始
・11:27 大の字着(昼食)
・11:50 大の字発
■12:03 辻
・12:37 二本杉茶屋跡
・13:35 本読み地蔵   ※中間地点
・14:30 160段の階段 
・15:03 大砲岩(登らず)
・15:07 第四石門
・15:13 第三石門
・15:28 第二石門
・15:39 第一石門
・15:49 登山口
・16:51 駐車場着 ※登山/ハイキング6時間17分
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・17:14 妙義ふれあいプラザ(温泉)着
・18:30 夕食
・18:55 妙義ふれあいプラザ発

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