喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



今日は一日雨の予報だったが、、、あれ意外と朝は晴れているな。基本的には一日雨が降っている前提で観光地をインドアに設定していたのだけど、これだったら割とアウトドアも行ける??ということで、朝から寝ているだけも勿体ないので、早朝散歩に出かけることに。そして、この宿では自転車貸し出しが2時間無料ということもあるので、昨日行けなかった土肥の観光地もいくつか回れるかなと打算。




子供も8時くらいまでは起きないだろうし、その頃に戻ってこれればよいかな。おっと、その前にひとっ風呂浴びてくるか。

(7:20 自転車で土肥へ出発)


フロントで申請書を軽く書いてレンタル完了。非常にシンプルで良いですね。しかも自転車はすべて電動。たしかにこの宿の付近は坂も多いし、これは非常に助かります。



寒くもなく快適な気候。宿の窓から見ると青空が見えたが、死角だった場所はやはり灰色というか確実に天気の下り坂を感じられたな。今日1日何とか持ってくれ!左写真は始業前の土肥金山、今日も混むでしょうね。右写真は土肥の名物、世界一の花時計。しかしメンテ中だった。自転車だと小回り聞くしいろいろ寄れて楽しいです。



町を回っていると、枇杷の木が多いことに気づく。どれも大きくてたくさんの実をつけていますね。後から調べてみると、全国で土肥地区にしかない、白枇杷というものがあるようで、5月末から6月で食べ放題のイベントもやっているらしい。さっきからよく見かける枇杷が白枇杷なのか?


⑧安楽寺(まぶ湯)(7:35-7:45)


では、まずは昨日行けなかった安楽寺のまぶ湯から。入り口からすごいご神木が立っていますね。樹齢1000年の楠の木だそうです。電動自転車で来たから、返って駐輪スペースがどこかわからなかった。盗難に遭ったら大変だからなぁ。



このお寺の見どころは間歩の中から湧き出ている温泉。間歩の中は蒸気が充満しているのか?



と思ったら意外と普通。温泉はそんなに高温ではないようだった。早朝だったからか電気はついておらず、拝観料150円は境内の賽銭箱に入れて下さいといった注意書きがあったのでそちらへ入れてきたが。。温泉はともかく、間歩は奥に続いていたがあまりに暗くて入り口から先は進みにくかった。ゲジが落ちてきたら嫌だもんな~。どこまで奥へ進めるのかが気になった。


⑨土肥神社(7:50-7:55)


既に8時近くになってきた、サクサク見ていこう。お次は安楽寺のすぐ近くになる土肥神社白い鳥居が目印です。ちょうど住職さんが本殿を開いていたところだったが、、サラリーマン風な服装だった。よく見るとこの神社ちょっと変わっている、あんまり神社っぽくない雰囲気です。



タイとか外国の寺院に似ているような。土肥神社自体は1158年に社号ができたようだが、この社殿は1958年に建てられたとのこと。確かに新しい方だがどうしてこのような社殿になったのだろうか。



謎の錨(いかり)が。どうしてこんなものが?ディアナの錨といってロシアから持ってこられたようだ。解説をちゃんと読んでいきたいが、、時間がないわ~。この不思議な神社、再訪する可能性は低いだろうが土肥の雰囲気とは少し異色な感じがしたので何とも気になる場所だった。



土肥山川に架かる橋からの一枚。帰りは川沿いの遊歩道から戻ります。ホテルまでは長い登坂だが、電動自転車なので楽々。朝の土肥の街散策はとても楽しかったが、一番の発見は電動自転車ってやっぱり便利ということだったかもしれない。これがあれば自転車でどこでも行けそうだ。購入を検討したいところだ。

(8:30-9:30 朝食)


部屋に戻っても子供がまだ寝ていたので、そろそろ朝食行こうと起こす。昨日疲れたんだろうな、寝ていてもよいのだけど朝食の時間は決まっているから食べられないのは困るからな。西伊豆といったら朝食はやっぱり干物だろう。アジとししゃもが出ていたがどちらも美味しかった。



部屋に戻ってトラブル発生!このホテルはチェックアウトは11時。あまり帰りが遅くなってもと思い、10時半にはチェックアウトする予定だったが、なんと金庫の鍵が見つからないorz部屋中探してもないので、フロントに電話したり、食堂まで探しに行ったがない。そうこうしているうちに11時になってしまったので困っていると、掃除のおばちゃんが何やら「これはどこのだろうねぇ」とつぶやいている。それはなんと金庫の鍵!それ、うちの部屋のだろうと思い、実際部屋の金庫が空いたのだった。廊下に落ちてたらしい。自分がポケットに入れていて落としたのかもしれない。。。危ないわ~

(11:10 チェックアウト)


そんなこんなで11時を過ぎてしまったが、、とにかく無事にチェックアウトできてよかった。このホテルはオーシャンビューも素敵だし、料理もおいしく電動自転車レンタル(使っていないが他に無料カラオケや卓球、ビリヤード)もあり非常にコスパがよいです。今日は帰路につきながらいくつか観光地による予定。まずは帰路と言ってもホテルから車で2~3分の龕付天正金鉱へ。


⑩龕付天正金鉱(11:15-12:30)


土肥に来たからには「金(きん)」を体験していきたいものだが、土肥金山は何度も行っているので、今回はより現場感を体験するためこちらを選んだ。ここでは、金の生成方法や土肥の歴史をガイド付きで学べて、実際の金鉱に入りつつ、最後にはくぎとハンマーで金の含まれた石を採掘できる体験つきという、実際には金をみることはできないがその前工程を感じ取ることができるのが良いところ。



ガイドは80歳を超えたおばあちゃん。子供の相手も慣れているようでユーモアたっぷりで対応してくれた。陽菜もりっくんも質問をちょこちょこ挟むので少し時間がかかってしまったかもしれない。。なぜ土肥で金の採掘が始まったかの理由など丁寧に説明いただき理解しやすかった。いろいろな条件が重なったからなのですね。

1.目立たない場所だったから
龕付天正金鉱の前の道路までは海だったそうで、金を掘って生成するには泥棒対策で目立たないところということで、山に囲まれていたこの場所が立地的にもよかったそうです。
2.塩が取れやすいから
金は融点が1000℃以上と高い。そこで、生成するために高温にする必要があり、その温度に達するために塩が必要(調べたら塩化ナトリウムの沸点は1400℃以上のようです)
3.そしてもちろん金を含む鉱脈が存在した

現在日本で稼働している金山は鹿児島の菱刈鉱山のみだそうです。菱刈鉱山って初めて聞きましたが採算が取れるほど金が取れるってそんな場所が日本にもあるのですね。地球は不思議だらけだ。でも最近は金も歴史的な高値になって1g 9000円を超えているとか。であれば、この状況がずっと続くわけではないが金山の価値も高まっていると思います。1周まわってまた日の目を見ることが来ると面白いが。




大人800円、子供400円だが、ほとんど授業料みたいなものだな。こどもはさすがに解説をずっと聞いていられないので周辺で遊んでいると、筍が生えている!近くに竹林があるから当たり前だが、りっくんは道に生えている細い筍の先端をちぎって皮向いて大事そうに取っておいたのだった(次の観光地まで持っていたな)



ここからが本番?間歩の中へ。



間歩では、もちろん明かりとして松明を燃やしていたが、そうとなれば換気も重要。こういうところを掘ってるうちに崩れたりしないのかね。でもそういうリスクをはらんでも儲かるから金が採掘されたということなんだろうな。一番奥には「」と書かれた看板と共に石の塊が。5つの動物が隠れていて、見る人によってそれは異なるという。自分はに見えたが、という人も。

そして帰り際、天井にでっかいゲジがくっついているのを見てしまった^^;色がえげつなかったなぁ。。突然天井から落ちてこようものなら、、恐怖ですな。



最後に、希望者には金鉱の通った石を採掘させてくれるようだ。釘とハンマーを持って自由に削ってよいらしい。ただ、この石をどんなにとっても精錬はできないし、十分なお金になるだけの量は取れないから、採算がとれるということはないようだ。石は硬くて、大人でもなかなか削るのは難しい。昔の人は自力でこれをやっていたのか。。昔話も、間歩見学も、採掘体験もできてとても楽しかったですね。土肥金山は、完全に観光地化していて、砂金体験もできるので、両方行ってみるとより土肥金山の歴史が学べると思います。

続いて伊豆の地獄めぐり「伊豆極楽苑」へ。


⑪伊豆極楽苑(13:00-13:45)


過去に土肥に行ったときに、伊豆極楽苑の前は何度も通っていて、その時に明るい感じでピースする鬼が気にはなっていた。最近ではテレビでも取り上げられているようで、GWはおみくじとか好きな鬼投票などのイベントもやっているようだ。ただりっくんの様子が変だぞ。。車から降りたがらないし、入り口についても入りたがらない。どうやら怖いようですな。受付の人も「子供向けに作ってあるから大丈夫だよ」と。とりあえず進みましょう。まずは人が死んでからどうなるかの説明を、スタッフの方から座学で5分くらい受ける。今日解説多いな~w



死んだら三途の川へ。三途の川を渡るにはいくつか方法があって、最近では自力で渡らなくとも6文銭を払って渡ることができると。文という単位がねぇ。。江戸時代の通貨単位ということはその時代からそういう考えができたんだろうから、今ならDXを使ってより効率的にわたる方法とか取り入れてみてもいいのではないかな?そして三途の川は一度渡ったらもう戻れない。奪衣婆に服を脱がされると、、なんて変態野郎だ。



閻魔大王様の間。結構迫力があります。りっくんは怖がるかと思ったけど、一旦は行ってみると大丈夫みたいだった。



懺悔台があって、そこにノートがあり懺悔をするようだ。結構シリアスなことを書いている方もいたが、りっくんも書かないとね。りっくんが書いたのは「お姉ちゃんにいたずらしません」と。余計なちょっかいを出して喧嘩するのはやめてね。



こんな感じでいろいろ悪いことをした人が苦しむ様子を見て回るが、どんなに正しく生きていても誰しも1つや2つは悪いことをしているものです。そういう人が思いつめないためか、最後の方は「極楽行き決定!」とか「地獄とは縁なし」のような励ますメッセージが続きます。今の時代、メンタル重要ですからね。懺悔台でしっかり反省して生まれ変わった気持ちで出てこられればよいでしょう。



下が鏡になっている廊下は、どこまでも広がる青空の様。なかなか楽しい地獄めぐりでした。



よくあるパターンだが地獄を超えたあとは極楽へ。室内というのもあるが、これほどきれいに再現された地獄極楽は初めてかも?学べることも多いしいい観光地です。



GWのおまけでおみくじを引いて終了(2人とも小吉)。受付のおじいちゃんがいろいろ話してくれたが、傘地蔵と閻魔様はとても深い関係があるからぜひ調べてほしいと。先ほどの観光地と言い、見るだけでなく人の温かさにも触れられるのは伊豆だからでしょうか!?最後に、鬼さんと一緒に記念写真を撮って後にしました(Top写真)

この後は当初の予定だとサイクルスポーツセンターに行こうと思っていたが、時間も大分おしてしまったし天気もどこまで持つかわからないから、あと1つくらい観光して帰ろうかなと。韮山反射炉に行ったことがないので行こうと思ったが、道の駅でおみやげも買いたいので帰り道にある道の駅 伊豆のへそへ。


⑫道の駅 伊豆のへそ(14:10-15:15)


駐車場には反射炉っぽい鉄塔が。イチゴの看板が多いですが、この辺りはいちご狩りを多くやっているみたい。ベリーファームもあって賑わっていました。



朝大量に食べたとはいえ、この時間だと小腹が空いてきたので焼きそばの屋台があるので寄ってみる。伊東温泉やきそばといって、伊豆のソウルフードの位置づけの様だ。伊東でとれたアジの粉を使っているんですね。長男、次男、三男の3つが大中小を現わしており、量の多さも人気の1つらしい。4人いるし、長男2つ買っておけばいいかな。



お店もいろいろあったので、ついでに見てきた。サンドールという周辺のパン屋のパンがおいしそうだったので追加購入。あとは、肉厚でおいしそうな椎茸があったので買ってみました。これはさすがにここでは食べられないから帰ってから焼いて食べようかな。伊東温泉やきそば、具はきゃぺつだけですがダシがきいていて細麺で食べやすかった。長男2つ、ペロっといただきました。サンドールのパンもおいしかったな。

では帰路へ。やはりGWの終わり付近ともなると気になるのは渋滞。御殿場付近はさすがに渋滞しているし、熱海付近もやばそう。そんな中、箱根を通って帰る道が一番空いていて、しかも距離的にもよさそうだった。箱根って混んでそうなイメージあるけど大丈夫か?ナビを信じて箱根から帰ってみます。



三島スカイウォークの付近を通って、ターンパイク箱根から小田原に抜ける道は確かに空いていた。信号全然ないんだな。最後にターンパイク箱根では一部渋滞はあったが、間違いなくこの道を通るのが早道だったなと思った。他のルートなんて真っ赤なラインがながーく続いてましたから。


16:36 箱根口ICイン /18:42 自宅着


箱根口ICで高速に乗ってからは、渋滞らしい渋滞はなく(海老名JCTで一瞬停まるのは仕方ないとして)、そのおかげでまさかの18時台に帰着。いい抜け道を見つけたな。今日は午後は天気が崩れる予報だったが、結局最後まで良い天気でした。この旅行も最初は両方雨かななんて思っていたけど、終わってみれば、快晴・晴という、天気についてはほぼ満点に近い形で終われてなんだかんだで5月5日の晴れ特異日って強いなと思ったのだった。

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■今回の観光地ベスト3
1.柿田川湧水群
2.大瀬崎 ビャクシン樹林
3.龕付天正金鉱

もう何度も伊豆には来ているが、今回は初めて巡る観光地で固めた結果(旅人岬だけは行ったことがあったが)、まだまだ知らなかった伊豆の魅力を存分に知ることができました。天気が良かったからか、子供もみんな喜んでいたからかというのもありますが、家族全員の満足度を考えると、柿田川湧水地で、富士山の天然水を飲んだり、湧き水を見たり、豆腐アイスを食べたり、遊歩道を散策したのはとても印象に残りました。
そして、個人的に一番インパクトが強かったのが大瀬崎。夕日が見られたのもよかったですが、ご神木の太さ、大瀬崎から見える富士山と夕日のセット。そして目の前に海があって、神社に続く道と隣り合わせになっているというロケーション。これ最高でしたね。
龕付天正金鉱も土肥の歴史が深く知れたし、土肥金山とは違った楽しみ方があってよかったです。
4位で挙げるなら土肥の街を電動自転車で巡ってまぶ湯や土肥神社を観光したこと。5位は伊豆極楽苑かな。旅人岬もあっさりしているが西伊豆のサンセットがこれまでで一番きれいに見えたので感動でした。


■グルメ賞ベスト3
1.土肥ホテルの串揚げディナー(1日目夜)
2.伊東やきそば(2日目昼)
3.柿田川湧水地の豆腐アイスクリーム

沼津港で食べたなめろうもおいしかった。


■残念だったで賞
伊豆三津シーパラダイスは期待していたよりはそうでもなかったかな。ショーや水族館の割合に対してちょっと料金が高いなぁと。

■旅の忘れ物
・韮山反射炉
・サイクルスポーツセンター
・伊豆極楽苑の近くにある、究極のそば屋には行ってみたい。。

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