Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

晩秋の花

2019-10-25 00:47:50 | 日記19

10月も終わり近く、朝夕は寒くてセントラルヒーティングを入れないと、寒さで震え上がってしまう。今週末から冬時間になる。

10月に入って一日中青空だった日は3日だけ,良くもこれだけ雨が降れるものと感心するくらい降って、薄暗い。

昨日曇り空の中近くのベッケンナムプレースパークへケシの種を蒔きに行った。

我が家から急坂の通りを上って公園へ達するが、この通りにはいろいろな木が植えられてある。桜の木も数種類、銀杏の若木も植えてあるし、アーモンドの木や名前も知らない木々がいろいろ植えてあり春先は楽しい。

 

 

 

 

ところがこの汚れ方。春先に真っ白な花がびっしりついて素敵な木はオーナメンタルペア―(飾り用梨)と呼ばれる。ピンポン玉くらいのこの梨は渋くて食べられない。それで歩道がこの有様、2本ある木の周りのすざまじさ。

 

 

8月に来た時矢車草があちこち咲いていたので彩に赤やピンクのけしをと思って行ったら、なんと素晴らしい野の花の花園になっていた。白や黄色のデイジーだって本来ならば春の花だと思っていた。矢車草も春の花だと思うがいかが?

 

 

 

 

草むらの中もまばらなところを歩き回って、ポピーの種を蒔いて出てきたときには靴は泥が厚くへばりついて重くなっていた。毎日の雨で粘土質の地面はぬかっていた。

 

公園も庭師たちが管理している花畑はほとんどの花が終わって、ただ一本この巨大な西洋オダマキが咲いていた。

 

 

この公園は一昨年までゴルフ場だったところで、広大な芝生の敷地、遠くに白い花が見えるから草地を歩いて行った。

 

ここも野生の花の種を蒔いたらしい。このあたりの白いディジーは花が小さい。

このあたりの黄色の花の葉が春菊に似ているが、ポルトガルの野生の春菊は白い花だし葉に匂いが無い。上の方で挙げた黄色のディジーとは葉の形が違う。

もちろん公園のだから春菊だとしても摘んでこようとは思わなかった。

 

 

 

今頃こんなに花が満開で種になるころには寒さと雨で腐ってしまうだろう。一年草のこの花たち来年はどうなることかと心配してしまう。

あちこち歩き回って花を愛でていたら、また雨が降り出し急いで帰ってきた。

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ガイズ ホスピタル(Guy’s Hospital)

2019-10-15 22:47:13 | 日記19

ロンドンブリッジ駅から数百メートルに位置する大病院はガイズ・ホスピタルと呼ばれる。

10年前78歳の亭主は肺がんで左肺下葉切除の手術をしてもらったこの病院へ、また通うことになった。

10年前は病院全体が古く、建物も今回ほど大きくなかったと記憶している。

 

 

正面玄関は割合狭くいつも駐車場が満杯。正面の両横には非常に高いビルが建っている。

正面左側の高層ビルは

 

 

 

一般の病院と同じ各科目に分かれた医療設備が完備されているのだろう。

私はこの玄関へ入ったことがないから憶測だけしか書けない。

 

この高層ビルは正面玄関の右の建物で2016年9月にオープンした癌センターである。

 

まだ新しくてきれいなこのセンターには毎日450人の癌患者が訪れる。

 

一階にはオートメ化した受付と、次回予約受付のオープンオフィス、血液検査の一角、コーヒーショップなどがある。真ん中には広々とした待合椅子が置かれてゆったり座っている人たちが多い。

 

特筆すべきは受付の近くにかつらと特別なブラジャーを売っているお店があること。

薬物療法や放射線療法で脱毛した癌患者のためにかつらは必需品。それに乳房切断患者のための特別なブラジャーを扱っているこのお店、初めて見て感心した。

エレベーターは一階の表示がWでこれはウエルカム・フロアー 次がR で Rediothoropy (放射線療法)次はO Out Patiant( 外来患者)などと別れているが、R のフロアーへ行くとここに受付があり,癌の位置、種類によって反対のエレベーターでまたR1 や R2 とフロアーを上がっていかなければならない。だからメインのエレベータは普通の1階や2階と表示していない。

亭主ポールは5月半ばに肺に影があると言われて以来検査ばかりに3か月も費やし、8月末にこのガイズホスピタルへ送られた。この時点でまた同じ左肺に癌があると診断されていたが、貴方の体力では放射線療法も大丈夫だろうと言われてその気になった。それまでこの年では薬物療法で苦しい目に合うより何もしないで自然に任せようと言っていたのに。

この放射線科でもう一度ペッツスキャンをと言われて、初めのペッツスキャンから2か月半での再スキャンの結果では、転移が4か所にあって肺癌の治療不可と言われてしまった。

本人はまだ自覚症状が全然無いので元気で車も運転し、ショッピングも散歩も兼ねて二人で5-6㎞も歩いていく。

この赤いドアの向こうでは肺がん患者の放射線治療が行われている。

昨日で5日間の放射線療法を終わったが、これは、背骨に転移した癌細胞の進行を遅らせるためでこれが大きくなって脊髄を圧迫すると歩けなくなる。

亭主は今までラッキーで幸せな人生を送ってきたから、もういいのだと達観しているが娘が大いに心配している。それで今回の放射線療法の後1か月後に様子を見たうえ、またキャンピングカーでポルトガルへ行く予定にしている。歩けなくなるまで人生を楽しもうと決心しているし、医師たちもそれを推奨してくれている。

 

 

 

 

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鳥、鳥、珍しい野菜、リンゴ、林檎

2019-10-02 16:31:04 | 日記19

 

 

 

 

最近向かいの家の煙突や屋根にフラッシュの大軍がやってくるようになった。その家以外ではどこにも止まらない。このフラッシュは近くで見ると白い斑点に羽の色もブルーや黒、茶など交じっていてとってもきれいな鳥だ。

普通は車で5分ほど行った大きなスーパーの駐車場に群れていて、私たちが歩いていても恐れもしない。外につながれているショッピングカートのハンドルに停まって誰かが呉れる食べ物のカスを待って居る。スーパーとしては衛生上汚くて困るから、大きなスピーカーを置いて鷹や鳶の鳴き声を放送する。以前は一声で全部飛び立ったが最近では慣れてしまって全然効き目がない。

7月後半から8月半ばまでのイチジクが実りだすと早朝大軍で押し寄せてくる。ほとんど私が目覚める前にやってきて熟したものから食い荒らす。

ところが今年はこのフラシュだけにとどまらず、尾長とグリーンのパラキート(インコ)が参加した。

 

 

 

 

このインコはもう20年ほど前からヨーロッパ南部で爆発的に繁殖してスペイン…イタリアなどどこでもいるが、北ヨーロッパではドイツのライン河畔の森林で巣づくりしている。

英国でも公園や川渕の木々のある所では甲高い声で飛び回っている。この鳥たちは今まで我が家の果物の木(リンゴ、イチジク、グリーンゲイジ、サクランボ、梨)には興味がなかったらしいが、今年になって2羽がイチジクを食べに来た。今ではやっと実りだした梨を食べに来る。

だんだん人を恐れなくなっていて今では窓を開けて写真を撮っても逃げない。今はまだ2羽だけだが来年大軍で押しかけてきたらどうしよう。

 

 

数日前、友達のアロットメント(賃貸し菜園)からたくさん野菜をいただいた。中でもスパゲティプランツがとっても嬉しい。日本では昔母が作っていてそうめんボウブラと呼んでいた。

子供のころから食べていたが、こちらに来てからあまり見る機会がなかった。マーケットではまだ売っているのを見たことがない。日本の友達でも知らなかったと言っていたから、地方によってまだ出回っていないらしい。

日本では茹でてそうめんやスパゲティのようにほぐしたものを酢醤油で食べていた。それ以外の料理法は教わらなかった。こちらではいろいろ食べ方があるのかもしれぬ。

 

娘からもらった野菜がビートルート、以前からビートルートと言えば毒々しいくらいの赤色が指についてもちょっと洗ったくらいではとれない。英国へきて初めて見たビートルートの酢漬けは真っ赤で、英国人はどうしてこんなに赤く染めたものを食べるのだろうと思った記憶がある。

今回もらったビートルートはゴールデンビートルートという。皮を剥いたら黄色だったので驚いた。生で食べても良しとのことで一個だけ千切りにしてサラダに。甘くてシャキシャキしている。

サトウダイコンもシュガービートというからビート(ビーツ)は全部甘いものなのだろう。

 

 

裏庭のクッキングアップルも全部取った。でないと庭が汚れてたまらない。さてこのたくさんのリンゴをどうするか?今まででこれ以上の量を友達や近所に上げてまだこんなにたくさんある。

前庭に置いてほしい人に持って行ってもらいなさいと友達から提案された。娘はドックランドにサイダー(リンゴ酒)を作る所があってリンゴを持っていくと代わりにサイダーをくれるところがあるという。今は思案中。

 

 

 

この前書いた無人駅のリンゴはロンドン行のプラットフォーム側の大木で、もうほとんど届かない。ところが昨日初めて反対側のプラットフォームの塀の中に真っ赤に熟れて鈴なりのリンゴを見つけた。亭主に頼んで一緒に行ってもらい、フルーツピッカーで採った。

虫食いが多いが実は甘酸っぱくてとってもおいしい。また隣近所に配らなければいけないか。

 

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ロイヤル アルバート ホール(Royal Albert Hall)

2019-09-24 13:14:40 | 日記19

先日のテレビクイズ番組で、以下3つのうち一番古いものはどれか? 

A グランド・ナショナル(競馬レース)

B ロイヤルアルバートホールのプロムス

C オックスブリッジのボートレース

どれももう100年以上は行われている。正解はアルバートホールのプロムスで、今年は150年にあたる。150年前と言えば日本では明治時代、いったいどれほどの庶民が音楽や演劇を楽しむことが出来ただろうか?

ロイヤル アルバート ホールはヴィクトリア女王の最愛の夫君アルバート公を記念して作られた巨大なホールで座席数5267席真ん中の立ち席を入れて7000人の観客を収容する。

毎年夏の8週間、毎日クラッシックミュージックから、アジア、アフリカの音楽やブロードウエーのミュージカル迄いろいろ演奏される。

最終日の9月半ばの土曜日は Last Night Proms と称していろいろな国旗が翻り大騒ぎをする。この日の席は毎日出かけていた人たちでないとチケットが取れないという。

私はそれほど熱心でないから毎年BBCで放映する番組をビデオにも撮りユックリ見た後日本の従姉に送って喜ばれている。

今日載せた写真は昨年のLast Night Promsのテレビから撮ったものであまり映像もきれいではないが雰囲気だけは判ってくれるだろう。

 

去年はユニオンジャックやヨーロッパ・ユニオンのブルーに黄色の星が丸く連なる旗の中に日の丸もちらほら見えた。

今年はヨーロッパユニオンの旗が多くそれにブルーのベレー帽の周りに星が連なるEUサポーターが特に多く目立った。

このLast Night Proms第一部はオーケストラとオペラ歌手の歌で休憩をはさんで第2部になると舞台前の立ち席では風船が飛び交い旗がひらめき、笛が鳴り渡る。ジョルーサレムや威風堂々などでは大合唱になり、国歌演奏の後、Auld Lang Syne (ホタルノヒカリ)で観客全員が立ち上がり腕を組んでの大合唱。

毎年これを見て毎年思うことは羨ましいに尽きる。もう47年もこの国に居ても私は英国人にはなれない。彼らが熱狂するほどの愛国心は全然ない。英国人が錯覚している大英帝国は無くなっているのに。EUから脱退したらこの小国は一体どうなるのだろうか?

話がずれてしまったのでもとに戻して ロイヤル アルバート ホールについて書こう。

まだ私が日系の会社で働いていた90年代、さだまさしが ロイヤル アルバート ホール で公演するという。日本から追っかけ女性たちが300人ほどやってきた。この巨大なホールで300人の観客では寂しすぎる。ということで日系の会社全部に無料チケットを配布して総動員。座席は上から見下ろすような6階席。

さだまさしなんて聞いたこともなかったから、行っても面白くない。あの巨大なホールで、マイクを口の中にでもいれるくらいにして歌っているが何を歌っているのかもさっぱりわからない。

結局途中で寝てしまった。アルバートホールで寝てしまったのは初めてのことだった。感激していたのはこのホールで歌えたさだまさし氏だけだったかもしれない。

つい最近さだまさしの亭主関白を聞く機会があった。良く聞いてみると歌詞が可笑しい。それで日本人の友達(彼女も40年以上もこの国に住んでいる)に聞かせてあげたら歌詞の2-3行で何これ!!と怒ってもうダメ。

亭主関白は日本人男性の願望であろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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英国の Japan Fever

2019-09-23 18:04:55 | 日記19

ラグビーのワールドカップを見ていると各国応援団に外人の多いのに驚かされる。

今では日本の人口が倍に膨れ上がっているのではないか?

最近のテレビを見ていると午後のクイズ番組に出場する人たちに、賞金を何に使うのかを聞いているが、多くの人が日本へ旅行したいという。クイズにも日本のことが度々出てくる。例えばカツどんはごはんかヌードルかスープか?日本の伝統芸能は イエス、ノー、イフのどれだという具合?

3週間前にケントの農場で行われたカーブーツセールでキャンパーにいろいろなものを持って売りに行った時も、私が日本人と知るとわざわざ 日本の旅行は何処がいい?と聞きに来る人や、日本語を勉強しているおじさんが、片言の日本語で この発音でいいか? などと話しかけてくる。

先週イギリスの女性コメディアンのスー・パーキンス(Sue Parkins)が日本訪問のドキュメンタリーを2週間にわたって放映した。今週水曜日が2回目になるが、1回目がやたらと可笑しく大笑いだったから今週もとっても楽しみ。

英国のテレビで活躍するコメディアンのほとんどがケンブリッジかオックスフォード出身の秀才が多い。例えば日本で有名なミスタービーンを演じるローワン・アトキンソン(Rowan Atkinson)はオックスフォードの大学で結成しているオックスフォードレヴュー(Oxford Revue)と呼ばれるコメディグループの出身。女優ではダウントンアビーでいい老女役を演じたマギー・スミスも同グループ出身。

スー・パーキンスや、英国人で知らない人が居ないほど有名なスティーブン・フライ(Stephen Fry)などはケンブリッジの大学で結成しているケンブリッジ・フットライト(Cambridge Footlight) と呼ばれるアマチュアドラマクラブの出身で、数えきれないほどの有名コメディアンや俳優・女優が巣立っている。日本でも有名なエマ・トムソンもケンブリッジ出身。

2回目の予告編ではスーが京都で芸者に扮しお座敷に出向くやら伊勢志摩の海女と海中に潜る所等、海女さんが日本語で あんた、漫才師?なんて言っていて両国語がわかるから、なおおかしい。

日本へ行ってきた人たちが異口同音に言うことは、なんてきれいな清潔な国なんでしょう。

本当にごみ一つない清潔な国は日本とシンガポールだけだと思う。

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インディアン・サマーと呼ばれるこの頃

2019-09-21 16:12:45 | 日記19

最近秋晴れの気持ち良い日が続いている。

 

 

我が家のドライブウエーはもう10年ほど前、石畳に変えてもらったのだが、石の間に雑草の種が落ちて毎年腰を痛くして雑草取りをしていた。

2週間前、隣の家の庭石を水のハイパワーで洗うアイルランドの業者が来て、掃除をするという。

我が家にも来て石を2枚洗って見せてくれた。今までの汚れが落ちて見違えるほどになった。

となりは彼らの家の水を使って洗うだけという。それで総額200ポンド。我が家のは面積もほとんど同じだけれど、石を洗い雑草が2-3年は生えないよう除草剤を撒いて石を磨くから700ポンドと言われた。

雑草が生えないならその金額でも文句はないと頼んで、2時間もかからず素晴らしくきれいになった。支払いは現金のみというのですぐ銀行へ行ってお金をおろして支払った。

それなのに、まだ2週間も経ってないのに、石の間から雑草が芽を出した。あちこちに出てきたから、また今までと同じように腰痛に悩ませながら草取りをするか?それよりもあのアイルランドの業者に連絡して、もし拒否されたら新聞に投稿すると脅かそうか?と今は思案中。

 

 

 

 

数日前、また近くのベッケンナム・プレース・パーク・へ散歩に行った。入ってすぐ林が途切れた草原一面が矢車草の花で青くなって見える。

今まで一度も見たことがなかったから、ここは誰かが花畑にするために種を蒔いたに違いない。

今度来るときには今年採れたたくさんのけしの種を持ってきてあたり一面に蒔いてやろう。

来年の春にすごいケシ畑が実現するのを期待して!!!

 

 

 

 

近くの無人駅のリンゴが真っ赤に色づいている。以前採ってきたときはまだ小さくておまけに味がほとんどなかった。

もう一度試してみたい。亭主はショッピングに行くという。仕方がないから私一人で大きな袋一つと果物をとる道具(フルーツピッカーと呼ぶ)を持って出かけた。このフルーツピッカーが優れもの、長さ7-8メータくらいになり手の届かないところでも楽にとれる、

駅の階段でフルーツピッカーを伸ばしていたら、男の人がやってきて、おお、いいものを持ってるね。ほらあそこに大きなリンゴが見えてるぞ なんていうから採ろうとするがこれが結構重い。

たまりかねたのかこの人 ピッカーをとりあげてリンゴ取りをしだした。リンゴも結構大きくなっていて袋いっぱい採れた。この男性だんだんエキサイトしてきて、これは面白い、明日も来て採ろう。明日は11時半にここへ来るから持ってきてくれ。と言ってリンゴ3つを持って電車で行ってしまった。

電車から降りた中年女性二人、私のリンゴを見て なんて素晴らしい、このフルーツピッカーは何処で買ったの?リンゴ一つちょうだい。というから一つづつ上げた。

すぐかじりながら帰って行った人たち。こちらではお店やマーケットで買っても洗うとか皮をむくなどとそんな観念が無いから皮ごとかぶりつく。線路を挟んで向こう側で、おいしいよーと叫んでいた。

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ベッケンナムの教会・セントポールでのオルガンコンサート

2019-09-12 21:15:10 | 日記19

私の家から歩いて10分くらいのところにあるセントポール教会は、この地域の信者の活動場所であり、一年を通していろいろな催し物が行われている。

 

近所の老夫婦と親しくなったことも在り、今回のオルガンコンサートに誘われて行って見た。

木曜日の午後12時半からのコンサートでは日中働いている人たちでは行けない。退職者か小さな子供を持っている母親たちが集まってきていた。

 

 

この日のパイプオルガン奏者はこの教会でコーラスグループを立ち上げ指揮者として活躍しているデヴィト・ストーレイ (David Storey)。彼はもう10年ほど前までスコットランドの学校の校長先生だった。音楽家一家の家族は二人の息子も彼らの奥さんも皆楽団に所属している。

長男はスコットランドの楽団でチェロ奏者、彼の奥さんは日本人のバイオリン奏者でデヴィットの孫たちが小さいから両親が演奏旅行に出かけるたびに、スコットランドへ子守に行っている。

このベッケンナムにやってきて家を買ったのも、次男とその奥さんが近くに住んでいて二人ともロンドンフィルに所属しているため、こちらでも子守が必要なためだ。

彼の奥さんもピアニストであり全く文句なしの音楽一家。

この日は教会のパイプオルガンを演奏してバッハや無名の作曲家の音楽を演奏してくれた。

 

 

 吹奏楽器にフラワーアレンジメントをしたのは近所の私の友達とデヴィットの奥さん。真ん中のピンクの花は女声合唱団で後ろの青い花は男声合唱団を意図している。下の小さな鉢にケシの頭で合唱団にしたのは私の作ったものを貸してあげた。これが皆に笑いを誘う。

 

 

教会内でもいろいろなグループがあり、この花のディスプレイはガーデニングのグループとか。

左の白い花の塊と黒い頭は羊を意図している。

 

祭壇前の花も信者の作品。

 

 

 

 

 

 

皆さんそれぞれ頑張って作品を披露している。

パイプオルガンはプロ並みで2時間近くを大いに楽しんだ。演奏終了後はお茶やコーヒーとケーキのもてなしがあり和気あいあいとおしゃべり。5ポンドを寄付して帰ってきた。

 

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月下美人が咲きました。

2019-09-11 21:03:06 | 日記19

20年ほど前、日本人の友達からもらった月下美人に花が咲いた。その時隣の奥さんが子宮癌で自宅療養をして居る頃だった。夕方7時ころから咲き出した素晴らしい花を隣の奥さんを呼んで来てもらい、大喜びしていた姿を今でも思い出す。

ロンドンの北に住む友達に挿し木にする一枝を上げて、温室に鉢を入れて一冬越したところで水不足と寒さで死んでしまった。

月下美人はメキシコ熱帯雨林原産で、水を要求するし寒さに弱い。

2年前にロンドン北の友達に一枝分けてほしいと頼んだところ、彼らの家では一度も花が咲かなかったという。それで20センチくらいの苗を貰って、夏は温室で冬はキチンの窓際で育て、大きく成長した。

この夏数週間ほど前、温室の中でもう死にかかっている花を見つけ、誰にも見られず死んだ花がかわいそうで、せっせと水やりしていたところつぼみが2つ付いた。

 

 

つぼみが大きく膨らんできたのでダイニングルームに入れ、毎日花の咲く日を待って居た。

9月9日月曜日の夕方9時ころからつぼみが開きだした。

 

 

9時10分近所の老夫婦を呼んで花が開くまでを楽しんでもらう。

 

 

 

 

1時間半後には花は完全に開いていた。インターネットで調べてみると、独特のにおいがするという。ところが英国の乾燥して冷たい空気のもとでは,あまり匂いはしない。この匂いは蛾を誘うためのものらしい。

 

 

 

花が完全に開いてからは近所のご主人と私での撮影会。花の後ろに黒を持ってきてと言われたけれどブルーの板があったからそれをバックに写真を撮りまくり、大いに堪能した。

 

 

 

このご主人は今日が89歳の誕生日だという。元気な人でお昼はゴルフをしてきたので10時半に帰ってウイスキーをお祝いに飲んで寝るのだ。この花は僕の誕生祝だね。と喜んで帰って行った。

本当に花は人々を幸せにする。

 

 

翌朝あれほど華麗に咲き誇っていた花は力を失い垂れ下がっていた。この夜昨日より1時間早く2番目のつぼみが開きだし、またもやカメラにつきっきりだった。

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クッキングアップルの新しい料理法。

2019-09-07 19:57:36 | 日記19

裏庭の古くて大きなリンゴの木には今年もたくさんの実をつけた。

実も大小さまざま、それに虫が食っている方が無傷より多い。木には肥料もやらないし消毒など一切しない。

 

 

 

 毎朝虫食いのリンゴがボロボロ落ちて、汚いやらもったいないやら。腐ってきているのはそのまま堆肥にする。

少しだけの虫食いは人に上げられないから、自分で始末するしかない。

 

 

 お鍋いっぱいのリンゴの実にはボウルいっぱいのごみが出る。このリンゴを水を入れず火にかけ一番小さい弱火でユックリ炊くと実は全部溶けてしまう。

クッキングアップルはアップルパイには欠かせない。

この間友達と話していたら、小豆とクッキングアップルを溶かしたものを一緒にするとおいしいと聞いてすぐ試してみた。

 

 

こんな夢にも思わなかった組み合わせ。それが甘酸っぱくてとってもおいしい。写真のパイは見かけはあまり良くないがたくさんのリンゴ餡が入っていて、一個食べるとまた体重が気になる。

残りのリンゴは溶かしたのも生のままなのも冷凍するしかない。我が家の1メータ80センチもある冷凍庫にはリンゴやワラビや、ダムソンなどがいっぱい詰まっている。これらを今年中にどうやって消化するか?

 

最近、1972年日本の病院勤務を退職して英国へ来た初めごろまでの日記を見つけた。、その中に私が書いてあるヨークシャプディングのこと、英国人は変なものを食べる。 今ではなんとも思わなくなっているヨークシャプディングは日本ではあまり知られていないと思う。

私のクッキングするヨークシャプディングはいつも亭主の不満を買い、僕のお母さんはおいしいプディングを作った…が口癖だった。

このヨークシャプディングにリンゴ餡を詰めたらどうだろうかと思っている。

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日本語

2019-09-02 23:32:54 | 日記19

つい最近有吉佐和子さんの 女二人ニューギニア という本を読んだ。

これがとっても面白い、この本は1985年出版されたというから34年も経っている。

この中で忘れられないのが、ニューギニアの原住民が日本語を話せると言ったこと。

いったいどんな日本語が話せるのだと聞いたところ、 オイ、コラ。 と 飛行機だ、ニゲロ。

腹を抱えて笑ってしまった。

しかし第二次世界大戦の敗戦まじか、こんな言葉が飛び交っていたのだろう。

 

昨日娘夫婦や娘婿の弟と彼の二人の娘たち、この子たちは孫のジュードと1-2歳しか年も離れていない従姉同士。皆で近くのベッケンナムプレースパークへ遊びに行った。

4歳のジュードが従姉の子たちに日本語を教えている。僕日本語話せるよ ”よっこらしょ” だって。

全くニューギニアの原住民とあまり変わらない。

 

 

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Japan Foundation の映画

2019-08-22 23:08:31 | 日記19

もう10年ほど前から名前を登録していたJapan Foundation では毎年夏に日本の映画を見せてくれる。一昨年まではNHKのドキュメンタリーだったり日本の高校生のストーリーだったり、猫侍の映画だったりしたが、あまり記憶に残っていない。特記事項はこれらが全部無料だということ。事前に送られたメールでの映画案内に、予約を入れて電子チケットをプリントしておくこと。

昨年8月のある土曜日、3本建ての漫画映画が上映された。ほかの映画は思い出せないが中の一つの漫画映画がとっても気に入った。漫画なんてという思いで友達と行ったのだけれど、画面の美しさには目を見張る思いがした。その映画 思い出ぽろぽろ(Only Yesterday) は子供時代の思い出に中で好きな男の子から声をかけられただけで舞い上がってしまう女の子、天にも昇る気持ちをそのまま映像にしたのはやっぱり漫画だから。ストーリーも良かったし一番思い出に残っている。

今年6月末の土曜日には日本映画4本立て、予約を入れたのがメールが来た6時間後くらいで一本だけ満杯で予約が取れなかった。

この日はロンドンでは今年初めての晴天で気温も30度を超え暑い日だった。午後12時半から夜9時半までソーホホテルの地下映画館での上映。暑いから薄着でサンダル履き、ランチにはおにぎりを持って映画が始まる前に食べて入場。暑いからと冷房がガンガン効いていてまず第一上映の福福ふくちゃんで、のどが痛くなり手足は冷えて、次の映画の上映間に30分ほどあったから、ホテルの外へ出て太陽にあたり手足の冷えをほぐす有様。これじゃまるで爬虫類だと笑っていた。

福福ふくちゃんは太った男の子が学校時代にからかわれ、いじめられ、大人になって気のいい男で忘れていたころにいじめた女の子が訪ねてくる物語。主人公の男ふくちゃんは実際は女性のコメディアンだと知りもっと驚いた。心温まる映画だった。

さて2番目はタヌキ御殿のタヌキ姫、寒くて面白くなくて途中で寝てしまったけれど、新聞を膝に置いて寒さを和らげ、早く終わらないかとイライラしていた。

そしてこの日のハイライトがTermae Romae (ローマの風呂)皆さん知っていたのらしい。この映画だけは満杯で予約が取れなかったから。でも久しぶりの暑さで映画へ来ない人もいたらしく、受付でどこでも空いているところで見たいと頼んだら、快く入れてくれた。

こんなに面白い映画を見たのは久しぶり。実際は漫画から映画に造られたと知って感心した。最高だった。

次の映画の間に1時間ほど待ち時間があり町を歩いてハンバーガーと熱いコーヒーで一息ついてみた映画はタイトルも思い出せないくらいつまらなかった。

映画が終わって帰宅時には寒さで震え、それから2週間もひどい風邪に悩まされた。

この国各家庭に冷房なぞ入っていない。扇風機のある家庭もそんなにないだろう。オフィスやスーパーなどでは冷房が当たり前になっているけど。

今年は大英博物館でも漫画を上映するくらいだったから8月17日の土曜日にまた漫画3本建てのオファーが来た。今度はすぐ予約を入れた後友達に行けるかどうかを聞いたくらい早かった。

場所も同じソーホ―ホテルの地下映画会場。この日はもうあの暑さは去って朝夕寒く感じるほど、おまけに曇り空だったけれど、先の冷房で懲りたから厚地の上着に厚地のパンツ、ソックス、靴でおまけに冬用のポンチョも持って出かけた。

冷房はあれほど冷たくしてなかったが昼の1時15分から夜8時まで、やっぱりじっと座っていると寒くなってくる。この日の映画はオリジナルが全部漫画から映画にしたもので全然期待していなかった。

まず第一上映犬屋敷が息をつかせぬ面白さ、人間がサイボーグに変化するなどの理不尽さもこれが漫画と思えばすんなり受け入れられる。それでいながら実社会の映像もしっかり入っていて漫画だとは思えない。

すっかり感心して日本のアニメは世界一がよーくわかった。

後の2本は犬屋敷にすっかり心を奪われた私たち二人には、記憶に残らず帰ってきた。

漫画だからと馬鹿にしてはいけない。素晴らしいエンターティンメントだ。

 

 

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ナタリア・ゴンチャロヴァ( Natalia Goncharova)の展覧会

2019-08-21 22:40:59 | 日記19

6月6日から9月8日までテート・モダーンではロシア人女性ナタリア・ゴンチャロヴァの絵の展覧会をやっていた。

 

 

このポスターが面白い。

 

 

1881年ロシアで生まれたナタリーは裕福な家庭で育った。モスクワから200マイル離れた田舎で家族は貴族だった。彼女の絵は色彩が豊かでゴーギャンを思わせる。

彼女の初期の作品は田舎の生活を描いており、一生ロシアの伝統的な色彩とアートをインスピレーションにした。

 

オレンジ色の百合の花を抱いた自画像。

 

色彩が素晴らしくきれい。

 

 

 

 

ギャラリーの1-2の部屋では上に載せたロシアの風景や働く人々を描いている。

 

 

彼女はデザイナーでもあり、早期のフランスの印象派の影響を受けていた。33歳時にパリに移った。

 

彼女はこのような宗教画も描いた。モスクワで建築、彫刻、絵画の学校で知り合ったボーイフレンド・ミケイル・ラリオノフと一生連れ添った。

 

1900年初期の演劇やバレーなどの衣装のデザインもやっていた。

1900年ごろの作品はモダーンになって行った。

 

 

このモダーンな絵を見ていると私の乱視のの目がますます可笑しくなりそうだった。

 

 

 

1920年代のファッションのデザイン。

 

 

 

 

素敵な屏風。

 

1922年に描かれたモダンな絵―水浴者たち。

 

 

 

 

彼女は劇場の衣装のデザインや、バレーの衣装のデザインも手がけた。

彼女は1962年81歳でパリで亡くなった。

 

 

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ロンドンそぞろ歩き

2019-08-21 00:47:08 | 日記19

この頃にわか雨の多い天気の日が続き、朝夕は寒い。

今朝10時半過ぎ、電車でチャリングクロス駅へ出かけた。風が冷たくコートを着ていなかったから、寒がり屋の亭主は身を縮ませて歩いていた。ピカデリーサーカスまでは歩いても大した距離ではない。

 

ウィークデイの今日はトラファルガー広場には割と人出が少ない。あちこちでパフォーマーが何かを演じたり描いたりしている。

 

 

 

 

地面に各国国旗を描いてお金を貰おうとする人。

 

 

噴水の周りも人出は少ない。

ナショナルギャラリーは無料でここの絵画の収集はものすごいらしい。

第2次世界大戦中、このギャラリーは数回の空襲を受け大いに破壊された。しかし戦争初期に絵画の大移送を行って、ウエールズの山中大きな洞窟にほとんど全部を隠したとのテレビドキュメンタリーを見たことがあった。絵画はその当時から宝物だったことが良く分かる。

 

ナショナルギャラリーの新館セインスベリーウイングは手荷物などの検査が厳しく、長い行列ができていた。

 

コベントガーデンの近く、壁が植物で埋まっているこの建物。一体どうやって水やりや手入れをするのだろうか?

 

遠くからでも目に付くこの巨大な建物は、フリーメイソンズ・ホールと呼ぶ。数年前オープンハウス(官公庁や個人の大邸宅などを1年に1回だけ公開する)でこの建物の中へ入ったことがあった。大富豪や王侯貴族階級の男性だけで組織されたフリーメイソンは、行って見てもいったい何をするのを目的に造られたのか判らなかった。何となく秘密結社的なところがあって、最近よく耳にする小児愛好者でもいるのじゃないかと胡散臭い。

 

 

道端にこんなにきれいな石が置いてあった。 石を撫でていく人や座り込んでいる人などそれぞれ触りたくなるような磨かれたところがいい。これだけ大きいと誰も盗んでいかない。

 

 

ホルボーンのリンカーンイン・ホールは巨大な建物で、門を見るまで思い出せなかったが、ここの庭はこれも一年に1回だけ一般公開されるオープンガーデンで入ったことがあった。

4-5年前日本人の友達3人でこの門に達した時は、もう閉まる寸前、友達の一人が私たちここの庭を見るためにわざわざ日本から来たのよと言ったら、入れてくれた。建物の割には全然大した庭ではなかった。

 

このホルボーンからフリートストリートにかけては素晴らしい建物が目白押し。

 

 

この巨大で華麗な建築物はRoyal Courts of Justice(王立裁判所)の後ろ側だった。

 

 

鉄柵の上にもこんな金色のライオン像。

この辺りからテームス川べりのテンプルまでは法曹界の有名無名の人たちで作られたホールや建物で埋まっている。

両脇大きなビルに押しつぶられそうな建物の幅が入り口の幅と同じ変わった建物。

私だけでなく観光客らしき人たちも写真を撮っていた。

 

フリートストリートは出版社特に新聞社が集まっていることで知られている。オープンデッキの観光バスが走っている。

 

 

こんな賑やかな通りの一隅にセイント・ブライデス・チャーチというのがあって入って見た。2-3人の老婦人がいただけで閑散としていた。

 

 

 

 

 

ブラックフライアーの駅のプラットフォームはテームス川の北側から南側に架かっており、そのプラットフォームからタワーブリッジ、現在ロンドンで一番高いシャード、旧発電所を改造したテート・モダーン(美術館)、シティの高層ビルが、一望に見渡せる。

 

 

セント・ポールから真っ直ぐ降りて渡る橋は歩道橋のミレニアム・ブリッジ。 この橋は2000年祭を記念して作られたが、出来上がって一般客が詰めかけると横揺れがひどくなり改築に1年かかった。一般にはウォブリ―ブリッジとよばれている。

 

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果物の夏

2019-08-20 19:11:53 | 日記19

2週間前、ロンドンの北に住む友達のところへ遊びに行った。

彼女の家の近くに広大な公園がある。彼女はあそこにあるのがもしかしてグリーンゲージかもしれない。というのでちょうどそこにいた友達4人で見に行った。

巨大な木に鈴なりのグリーンゲージはまだ硬くて、そのまま食べるには酸っぱすぎた。それでも硬いのを袋いっぱい採って帰宅、半分に切って種を出しはちみつに漬けた。硬いはちみつが酸っぱい実に触れて果汁がにじみ出て、おいしい飲み物が出来そうだ。

10日後の先週また行って今度は少しは柔らかくなっていると先週の倍以上の実を採ってきた。この公園ではたぶん誰もこの実が食べられるものとは思っていないらしい。

 

 

今度はまた種を取りウォッカと砂糖で漬けた。梅酒の代わりにと思っている。

2016年に漬けたダムソンのウオッカ漬けが見つかり、実を一つ食べただけで体が熱くなってきた。こんなにたくさん誰が食べるのだろうか?

近所の年寄り夫婦の裏庭にはダムソンの木が生え茂り、毎年8月採りにお出でと言われている。

バケツに半分くらいとってきて,洗った実を2箱詰めて冷凍した。解凍してそのまま食べてもおいしい。残りは全部過熱して種を取りジュースにして冷凍。解凍後に寒天で固めるとおいしいデザートになる。

 

 

近くの無人駅の柵の中に巨大なリンゴの木がある。春先は素晴らしいピンクの花が咲き、今では真っ赤なリンゴが鈴なり。

数年前駅員に聞いたところこの木は駅のだから、欲しい人は取っていきなさいと言われた。

 

 

日曜日、線路工事のお陰で電車は通らず、人気が無いから亭主とリンゴ取りに行った。

このかご山盛りいっぱいに採ってきて、食べてみたらあまりおいしくない。甘味が少なく実が硬いだけ。仕方がないから隣の小さな子供たちにと半分持っていき、親からは喜ばれたけれど子供たちが喜ぶかどうか?

リンゴのケーキでも作って消化しなければならない。

 

 

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ケントのNHSの現状その2

2019-08-20 17:40:43 | 日記19

6月に亭主ポールが救急車で病院へ送られた。6月6日のケントのNHS 事情

https://blog.goo.ne.jp/reikoh6/e/c6bc84d9206a126310e70679ad41cd70

私がここで特にケントと書き加えているのは、全国民無料で医療が受けられるNHS も非常に無理がいって、てあちこちでゆがみが出てきているため、必ず国民全員がハッピーではないらしい。特にGP (家庭医)に予約をとるまでに1-2週間もかかる現状だという。私たちが住むケント州のNHS という但し書きをしているわけ。

そんな中でポールは本当に恵まれていると思うしかない。

病院で各種検査をしてもらったが、頭に異常は見られなかった。その時胸のレントゲンを撮ってもらった後に、肺の専門医から連絡があり、スキャンやペッツスキャン,肺穿刺などの検査がほとんど毎週行われ、昨日(8月19日)とうとうその結果が出た。

10年前に肺がんの手術を受けて、それ以降一度も問題なく今まで来たため、肺の検査はしていなかった。6月に変な頭の発作が無ければ、いまだに誰も彼がまた肺がんに侵されていることなど知らなかっただろう。

 今回も左肺下に影があり、最悪は肺中央部近くのリンパ腺に転移が見られるという。

今日の午後ガイズホスピタル( ロンドンブリッジ近くの大病院でポールが肺の手術をしてもらったところ。)からの電話で、来週火曜日に放射線専門医と治療の話をするという。

こんなに手早く連絡が行き、どんな年寄りでもこうして手厚い治療が、無料で受けられるとはさすがNHSではないか。

各種検査でも携わるナースも医者も大変親切で、高ぶったところがない。亭主は肺穿刺を受けたときも、もし失敗して出血多量で死ぬなどと言うことがあっても決して病院や医者に文句を言ってはいけないと言った。英国のNHS は世界一だと心から信じている。

 

 

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