カセラは私たちのいるコンセイシャオの駅からスペインへ向かう電車の次の駅、毎月第3週土曜日はタヴィラのマーケットが開かれるが、その翌日日曜日はカセラで大きな朝市が開かれる。
今まで誰からも聞いたことがなかったけれど、ドイツ人のクリステルが何時も行っていると言ったので連れて行ってもらうことにした。このマーケットはクリステルにとってこの冬最後になるそうで、彼女は3月半ばには帰国する。
朝10時半の電車で行くとカセラの駅の周辺は駐車場と化し、通りは屋台と人々でごった返している。
この写真に映っている電動車いすのおばあさんは私たちのキャンプ場に居る人、タヴィラでも出会ったが、あちこちに神出鬼没。
77歳には絶対見えないクリステル。このマーケットでもドイツ人の知り合いにあちこちで出会い、おしゃべりに忙しい。
牛が首につるしている大きなベルや様々な動物の首輪を売っていたこのおじいさん、クリステルがポルトガル語とスペイン語でおじいさんと長い間おしゃべりしていた。
春そのもののシクラメン、花屋さんには多種のお花が満開。
朝食を食べてこなかったクリステルはこの揚げ菓子が大好物。粉砂糖をしっかりまぶした大きなのにかぶりついていた。
ポルトガルでは獲れないタラはノルゥエーからの輸入品、有名なポルトガル料理はこの塩タラにまめやソーセージを入れてトマトソースと一緒に煮たもので、私も大好物。
ポルトガルの一番有名なコルクの皮で作られたバッグや財布。お土産店で買うより安いから、私も持っている。
この巨大なトマトはこの地で採れたものらしい。それにしても1㎏が3.5ユーロは高い。たまたま写真を写していたら、ポルトガル人の女性が一個買ってちょうど1kgだとお金を払っていた。このトマトは他の小さな種類よりずっとおいしいという。
まだ2月なのにこんなトマトの苗が売られている。15本で3ユーロ、欲しいけど買えない。
テント下の簡易食堂で焼肉とビールやワインを楽しむ人たち、一度行って一緒に食べたいが、後ろの長い行列を見れば、すぐ諦めがつく。
ポルトガルの観光お土産品。
おじいさんがたった1個残った竹かごを売っていた。1個5ユーロ、彼が自分で編んだんだそうで指のあちこちにプラスターを張ってい
た。持って帰るとまた亭主に文句を言われるかと思ったのに、帰って見せても全然気にも留めていない様子だった。しめたこれでまたいくらでも買えるぞー。
丸い大きな公園の周囲のオレンジの木々は実が鈴なり、その下に屋台が広がっている。
クリステルと2人一緒の白いレースで出来た上着を買った。インド製の綿と絹の混紡だという。二人とも気に入ってとっても嬉しく、来期に写真の見せあいをしましょう。彼女はインターネットをしない、アイフォーンも持たないという。