Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

クリスマスライトとクリスマスショウ

2022-11-28 06:01:53 | 日記

最近オペラやクリスマスショウで出歩くことが多くなった。

これらはブロムリーの中心街でクリスマスのためのお店や、子供の観覧車などが設置されて、羊の小屋で生まれたキリストを祝うための人形の飾り。

チャリングクロスの駅前通りはこんなクリスマスイルミネーション。

Japan Society の主催で加賀友禅と久谷焼きのレクチャーがあり2回とも雨に降られたが、夕方からロンドンへ出かけた。ここはモンマス・ストリートと呼ぶコロッセアムからまっすぐ行く通りで、流れ星のイルミネーションがきれい。

チャリングクロス駅前のクリスマスツリーは此の細かい光が上から下までびっしりとついて数秒ごとに赤や青や緑に色が変わる。

金曜日の朝11時半からオペラハウスへトスカのドレスリハーサルを見に行った。

友達が知り合いからいただいたチケットで、座席は一人40ポンドもする舞台に一番近いところ。ドレスリハーサルとは舞台の上での歌手は全部実際の舞台衣装で出演するが、指揮者と楽団員は私服で現れた。指揮者など肩に赤や黒のタオルをひっかけて現れ、まるで風呂上りみたい。

出演者皆の声が素晴らしく、舞台に近いこともありとっても感動した。

そして今日の日曜日はオックスフォードストリートの近くの有名な劇場、パラディアムでクリスマスショウがあった。スカラ・ラジオの実演放送だとのことで、安いチケットをオファーされて、行ってみた。いろいろな歌手やギター、バイオリン、ピアノ奏者などが入れ代わり立ち代わり、クリスマスの歌がメインでとっても楽しかった。

昔はオペラ歌手だったアルフィー・ボーとマイケル・ボールの2人組の歌やとってもいい声で素晴らしい歌声のルーク・エバンスには感心させられた。

私の座った2階席は階段が急で足の不自由な人には転げ落ちそうで危ない。それでもたくさんの観客だった。

劇場を出たらオックスフォードストリートがどこか分からなくなり、あてずっぽうに行ったところがリージェントストリート。

 

このクリスマスライトはピカデリーサーカスからグリーンパークまで飾り立てられていた。この金色の翼がついたり消えたりする。

 

リージェントストリートとほとんど平行に走るカーナビーストリートは昔から若者の街と呼ばれトレンドな通りとして名高い。今夜は小雨の降る夕にもめげずたくさんの人出だった。

たのしかったクリスマスショウにきれいなクリスマスライトを見て、チャリングクロス駅の近くまで来たら、薄暗い中に長い行列。ここにはホームレスの人々のためのホステルがあり、毎夕こうして一晩の寝床を求めて長い行列をつくるひとたち。なんだか急に心まで暗くなった。

 

 

 

 

 

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クリスマスフェアー

2022-11-21 06:02:22 | 日記

もう1か月ほど前から、娘に頼まれていたクリスマスフェアーへのボランティアを、今日20日の日曜日に参加した。ブロムリーはロンドン各区の中では一番大きな区ではあるが、ケント州の一部でもあり田舎の感じがぬぐえない。

 

昨日、今日はブロムリーのショッピングセンター内の一室でクリスマスフェアーが開かれた。

娘が企画したもので、このため広く寄付を募り彼女の家に集まったおもちゃや衣服、手芸品などで一室足の踏み場もないほどだという。

一番売れるのが子供のおもちゃやぬいぐるみ、それにアクセサリーで、皆さんこんなにたくさんの品物を寄付してくれたものだと感心する。

 

 

この部屋の奥で折り紙やクリスマスクラッカーの作り方のデモンストレーションが行われ、私には風呂敷の包み方のデモンストレーションを頼まれていた。

 

1週間前から家中探して見つけた風呂敷や新しく作った風呂敷で、インターネットを見ながら準備していた。

11時から12時半までの間、オープニングと同時に入ってきた若いカップルは、此の風呂敷の包み方を見たくてやってきたといい、熱心に習って満足して帰っていった。

まずは簡単な包み方から始めるが一番初めに縛り方をマスターしてもらう。ほとんどみなが縦結びになるから、これを直すとみんなから感心される。

娘がいたく感心した風呂敷で作ったリュック、私自身もユーチューブで見るまで知らなかったもの。

今年のクリスマスにはプレゼントの包み紙はやめて風呂敷で包んで渡しても、必ず風呂敷は返してもらうようにというと皆笑ってもそれなりに納得してくれる。

そしてショッピングでビニール袋はやめて、風呂敷1枚をバックに入れて使うことと教えてあげ、皆からとても喜ばれた。

来月にはここでのボランティアが集まってのパーティに来て、デモンストレーションしてくれとの要請があり、引き受けた。今日は楽しい日だった。

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最後が良ければすべて良し

2022-11-14 03:14:00 | 独り言

11月14日から我が家の屋根に取り付けるはずのソーラーパネル。その前にもう2年もほおっておいた雨どいの破れを何とかしなければならぬ。

この地域のコミュニティで仕事をしてくれている人に朝、昼、晩と数日連絡したが、つながらずメッセージも残した。とうとう諦めて、10月末の木曜日に、いろいろな仕事を斡旋してくれるインターネットの会社に、雨どいの掃除と修理のメールを送った。

初めに500ポンドと書いたら誰からも申し込みなく、次に1000ポンドと書いたら、3人の人から電話やメールが来て、家の写真を送ってもらわないと、見積もりできないといわれ、翌朝3人に写真送付。

2人から新しく雨どいを取り替えないといけないからその費用が1600ポンドと1400ポンドの見積もりが来た。娘は明日まで待つようにと電話で提案してきた。

そこへ今から30分後に直接見積もりに行くからと電話が入り、まだ30歳の若い男とアシスタントの2人の男性がやってきた。雨どいの水が滴る3か所にこれなら800ポンド、それに屋根と雨どいの間に腐っている木を更新するに200ポンドという。

先の2人の見積もりより安いうえ、今すぐ仕事を始めるというから、OKしてしまった。( このおかげで、友達も兄嫁も娘も非難ごうごう)

まず最初に現金300ポンドをくれという。それで材料を買ってきてすぐ仕事を始めるというから現金を渡し、1時間後に仕事を始めた3人は屋根の腐っている木を取り除き,薄いカーボードみたいな板を張り付けて黒いペンキを塗り、水の滴る壊れた雨どいを金属のブラケットで支えておわり。

残りの700ポンドは銀行送信してくれと、彼の口座にお金が入るまで粘っていた。ところがその夜激しい雨で、雨どいを直してもゴミが全然取り除かれてないから雨水がトイからあふれ出て、まるで滝のようにフレンチウインドウに流れ落ちる。

その日から3日毎日数回電話して、掃除に来いというと後から行くとか午後に電話するとかいうがそのあとは電話を切って音沙汰なし。

こうしている間にソーラパネルの取り付けは1月10日になりましたという連絡が入りがっくり。

このフランシスという男に騙されたと怒り心頭で彼の会社に電話しても留守電e-mailを送ってもなしのつぶて、とうとうロンドンの各区にある市民相談所に連絡してみたらとの友達の提案で電話するも、相手は私の英語が分からない、私も彼女の言ってる言葉が分からない。

数日後に娘が電話してくれてやっと話が通じた。メールの例文を送るからとそれに元づいてフランシスにe-mailを送った。2週間以内に返事をしないときは法律に訴えるというもの、最初の1週間では音沙汰なく、2週目の月曜日、Trading Standard オフィサーという人からメールが入り、私が外国人であるということが分かっているから電話ではなく文章で書き送ってくれという。

すぐに私は日本人の78歳の未亡人でといきさつを書いて送ったらまた返事が来て、あなたはこんな業者の犠牲者だから、区が信頼する業者に連絡するようにとのこと。 またすぐメールが来て、フランシスに電話していきさつを話し彼が土曜日に来ると言っている。さすがオフィシャルの人では違うと感心した。

これらのメールが来たのが月曜日、以前インターネットで取り寄せていた日本のDVDのテルマエ・ロマエを友達2人と一緒に見ようと火曜日に予定していた。

彼女たちがやってきてお昼を一緒に食べ、午後から3人で映画鑑賞、途中から一人がのどがおかしいと言い出し、終わってすぐコロナの検査をしたら陽性反応が出た。

二人ともマスクしてあわてて帰ったが、私たち濃厚接触者、木曜日に友達からオペラハウスのオファーが舞い込み土曜日の夜だという。感染していたら行けないし、お金を無駄にするかもしれないがとうとう買ってしまった。

すると金曜日からもう一人の友達が発病。明日の朝私も発病かもしれぬとドキドキ、フランシスも来るかどうかはわからない。

土曜日の朝、コロナの検査も陰性で安心、おまけにフランシスは自分でできないと専門のおじいさん(私より若い)とアシスタントを送ってきた。そのおじいさんが3時間、フランシスが張り付けた仕事を全部はがしてしっかりした板を打ち付け、雨どいに積もり積もっていたごみを全部取ってくれた。

おじいさんにはこの仕事の料金はフランシスからもらうようにと話して、同意してもらい、もう安心。

この夜久々のロンドン、チャリングクロスロードはクリスマスの飾りつけで、たくさんの人出、この電飾も11時には消すという。

マイフェアーレディで有名なコベントガーデンもたくさんの人が楽しんでいる。

オペラハウスの前の広場もいろいろなストールやお店が出て賑わってる。

土曜日の夜8時から始まるオペラは ラ・ボエーム もう何度見たかわからないほど見て音楽もよく知っていたが、この日出たメインの歌手が私の一番好きなホアン・ディエゴ・フロレッズだった。

オペラハウスは満員御礼、 ホアン・ディエゴはいつ聞いても素晴らしい声。今日は久々の素晴らしい土曜日だった。

 

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英国のハロウイーンとガイフォークス

2022-11-06 07:28:13 | 独り言

私が英国へ来た50年前はハロウイーンなんてなかったと思う。だから私の二人の子供たちはハロウイーンに仮装したことも参加したこともなかった。

今年娘が7歳の孫のために仮装の衣装を手作りで縫ったと見せてくれた。

なんとこれピーターパンの影だという。すごいアイデアに驚いた。肩から下げた黒いバッグはもらったお菓子を入れるためだそう。

子供たちはこの夜仮装して近所や知り合いのお家を練り歩く。するとその家の呼び鈴を鳴らすとお菓子や飴類をもらえる。ハロウイーンのこの時期は夕方もう暗くなっているから子供たちだけで決して歩かせない。必ず大人が付き添って数人の子たちが一緒にでかける。

私の住んでいる3つのストリートで作っているコミュニティグループでも、子供を持つ親たちが連絡しあって、お菓子を準備して待っていると送信しあっていた。最近はハロウイーンの飾りつけをしていない家には、子供たちも来ないから、安心だけど、20年ほど前はドアベルを鳴らして何も準備してないときは慌てふためいたものだった。

このようにハロウイーンが英国でも楽しまれるようになったのはここ20年ほど、アメリカの行事だから、それに子供たちの遊びだから、日本や韓国の青年や若者のように仮装して一か所に集まることはまずない。

今日11月五日は昔からの行事でガイフォークスというのが大人も子供も楽しみにしているらしい。Remember, Remember ,5th November、と韻で歌われているこの日は1605年、カトリックのガイ・フォークスという男がプロテスタントのキング・ジェームスを倒すため、ロンドンの国会議事堂の地下に爆薬を仕掛けたが、事前に発覚して捕らわれ、火あぶりになった。

これ以来毎年11月五日は大きなかがり火や花火があがる。50年前私が英国へ来た初めのころは、道端に大きな藁人形のようなガイフォークスをかざって子供たちが Penny for Guys (ガイのためにお金をください)と言っていたものだが、最近は見かけなくなって久しい。

子供たちはこの日までに集めたお金で花火やお菓子を買い、広場で焚かれるかがり火に藁人形のガイフォークスを燃やし花火をあげる。だからこの夜は冬空にあたり一面煙が漂っていたものだが、最近環境汚染が叫ばれるようになって、かがり火は取りやめ。花火だけが揚がるようになった。

今夜5時から映画館でメトロポリタンのオペラがあり、終わったのが8時半、映画館の外はたくさんの人たちが右往左往していた。そしてストリートの向こうから大きな花火が揚がったり大きな音がこだましていた。大人も子供も花火が大好きと見える。

先週末から英国は冬時間になり、来年3月まで夜が早く来るようになった。日本との時差も9時間、いまだにこの冬時間、夏時間に慣れない。

 

 

 

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英国の切手とお札

2022-11-02 07:03:08 | 独り言

古い切手が今年いっぱいで使えなくなるというので、3週間ほど前郵送していたのが、今日配達された。

 

33枚も使わないで持っていた セカンドクラス。毎年郵便代が少しづつ値上がりしているから、ファーストクラスとセカンドクラスを一応まとめて買っておくと値あがっても以前に買った時の金額で使うことができる。

全部使用済みの切手だけれど、これらはほとんどがファーストクラスとセカンドクラスの切手で金額が書いていない。その時その時でねだんがちがう。クリスマスの時にはやっぱりファーストクラスとセカンドクラスのクリスマスらしい模様の切手が発売される。

雪だるまの上の切手が一番古くて1.5ペンス。私が英国に来た50年前、日本へ送る絵葉書が2.5ペンスだった。その時送った絵葉書の返事に、英国は女王様の顔が切手になってると驚いた返事が来た。

確かに日本では天皇陛下の写真は切手にもお札にも使われていない。もう70年も女王様は健在だったから、切手やお札は女王様の顔と決まっていて違和感がなかった。

これは1970年代にまだ使っていた1ポンド紙幣で、若くて戴冠された女王様の写真がのっている。

上3枚のお札は今現在使われているお札で、中年の女王様の写真がつかわれている。 

来年チャールス3世が戴冠したら新しいお札や切手が発行されるのだろう。私の嫌いなチャールス、毎日見たくないなー。

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