Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

最後のキャンプ旅行ー再びポルトガルへ向かう フンダウ (Fundao)

2016-07-31 23:02:38 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

 

 

 カセーレスから西の道路521へ向けて出発、カセーレスの郊外の村に巨石群と共生している村があった。その名をマルパーティーザ・デル・カセーレスという。道路脇や各自の庭にもどうしようもない大きな岩。この2つの岩は醜いアザラシの夫婦に見えないかしら。

 

  

 

 道端には可憐なけしの花盛り、また岩山の間一面、白いブルームの花で遠くから見ると全体が白っぽく見える。

 

 

 

亭主がミモザと間違えた花はコルク樫 で夏には巨大などんぐりになる。オルニャオのマーケットではこのどんぐりを売っていて、一度買って食べてみたが、渋みがあって特に美味しいものではなかった。

 

 

 

 まだポルトガルへ入る前のアルカンタラ(Alcantara)で巨大なダムと深い谷側にかかる立派な石造りの橋、その向こうの石の塔、天気は良くゆるぎない立派な橋に感激。ツバメが橋の下を行きかい道路も低空飛行で飛び回っていた。

 

 

 

この深い河はテージョ河、ポルトガルの首都リスボンの港に流れ込んでいる。

 

 

 雄大な景色に感激し、ここでコーヒーを飲んでゆっくりしようと休んでいたら、英語の話せるスペイン人夫妻が寄ってきて、この橋はローマー人が作ったものでスペインで一番高い橋だという。彼らはこの橋を見にわざわざここまで来たのだという。何も知らないでこんな素晴らしいところへたどり着けてなんてラッキーな私たち。

 

 

 対岸の教会や壁に囲まれた古い街が一角から見える。

 

 

 

 このあたりの乾燥した岩山では元気に生え茂っているのは黄色のブルームとラヴェンダーばかり。

 

 

 ポルトガルの村は南も北もほとんど変わらず白壁に赤い屋根。どこも絵になる風景。

 

 

山の急斜面一面に植えられたオリーヴの木は葉裏が銀色だから遠くからでもオリーヴの木は白っぽく見えてよく分かる。それにしてもこんな急斜面でどうやって収穫するのかとっても気になる。

 

今夜のキャンプサイトはフンダウ(Fundao)という町、ここは四方を山に囲まれた盆地にあり、あたり一面さくらんぼうの桜の花が満開だった。さくらんぼうの花はこんなに白いからどんなに多く花が咲いても、日本のソメイヨシノのような華やかさがない。

 

 

 

 

 

この町の産業はさくらんぼうの栽培であることが明らか。

 

 

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最後のキャンプ旅行ーカセーレスへ向かう

2016-07-31 19:49:58 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

。 

 

 4月2日、5か月間存分楽しんだポルトガルのキャンプサイトを後にカセーレスへ向かった。

ポルトガルとスペインの国境の町ヴィラ・リアルのスーパーマーケットでディーゼルを満タンにした。日曜日の朝8時半というのにスーパーが開いていたから最後のショッピングにと店内を物色し、ポークの大きな塊1.5㎏ 鳥の胸肉1㎏、生のタコ2.3㎏を買った。ポルトガルではポークが異常に安い。だから大きな塊を中華鍋に入れて周りにジャガイモやニンジン、野菜もいろいろ入れてしっかり蓋をして弱火で2時間くらい焼くと、水を一切入れなくても立派な夕食が出来上がる。

帰国の準備に冷凍庫の中には小さなヒラメ3㎏、サバ4匹、カツオ1匹、コイワシ2㎏、モンコイカ2はい、すべて解凍してすぐ料理できるように洗って中骨や頭をとってある。それで買った大きなタコもビニールの袋に入れて冷凍庫のスペースに押し込んだ。英国へもって帰ったら娘が喜ぶだろう。

 

ポルトガルとスペインの国境はこの大きな橋で、橋を渡ったところにユーロのマークにエスパニアと書かれた標識が立っている。今まで何度ここを通ったことだろう。

 

 

スペインの高速道路脇にはこのようなビニールハウスが延々と続いている。この冬南スペインでも異例の寒波に襲われ、輸出用の野菜がダメになってしまった。それで英国では特にレタスが値上がりし、品不足のため、一人一個だけしか買えなくなったそうな。

 

ポルトガルからセビリアへのまっすぐな高速道路脇は、ミモザの花盛り、もう終わりかけのもあるが、道路脇が華やいでいる。

 

 

 

セビリアからカセーレスへの道筋は、オリーヴ, コルク樫、ぶどう畑、などの農耕作地で、時々スペイン特産黒豚の養成所を見かけたりする。

 

  

 

 

 

この高速道路脇もシスタスの白い花が咲き誇っている。

 

 

 

この派手なピンクの花は南では見かけないが、カセーレスに近くなるとに道路脇を華やかに明るく彩る。

 

 

キャンパーの中の冷凍冷蔵庫は走っているときはエンジンの発電で、止まっているときはガスがついて冷凍し、サイトでメインの電気につなぐと一般家庭と同じように電気で作動する。ところがこの日ポルトガルで冷凍庫に入れたタコが柔らかいままで、凍らなかった。カセーレスのキャンプサイトで、冷凍冷蔵庫が壊れてしまったらしいことを発見し、今までの魚が全部だめになると心配した。

翌早朝、毎年行っているキャンパーの修理工場へ直行し、見てもらったところ、バッテリーにつながれている電線が焼けきれていた。すぐもっと太い線に変えてもらったところすぐに治って一安心。

でも昨日買ったタコは柔らかいままだったから、冷凍にするのは諦めて、高圧鍋にオリーヴ油と酢を入れて30分蒸し煮にした。ゆでだこは固いから亭主は喜ばないが、高圧窯で柔らかくすると喜んで食べる。この夕は野菜サラダに柔らかなタコのオリーヴ、酢の物 とってもおいしかった。娘にスカイプで話したところ、見てないからすぐ忘れることができると虚勢を張っていた。

 

このカセーレスのキャンプサイトはヨーロッパでただ一つ,各キャンパーの横にシャワーとトイレの小屋が設置されているユニークなサイトである。それに午後にはジャクジーがタダで1時間入って楽しめる。これは朝に予約しなければならない。

今回もこのカセーレスのサイトで2泊してしまった。

 

 

 

 

 

 

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最後のキャンプ旅行ー再び山へ

2016-07-30 21:08:01 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

 4月1日、明日はこのタヴィラを去るという前日もう一度北の山の花を見に行こうとキャンパーを走らせた。

スペインからファーロへ向かう高速道路の北と南では地形が全く違い、野生の草花も種類が全く違う。高速道路のトンネルをくぐるとあたりは乾燥した岩山になり岩の割れ目や僅かな土に強靭な根を張るシスタスやラヴェンダー、これらは海岸線や農耕平野では見られない。

 

 

 

どこへ行く道なのかわからないが、この急坂の道の両側を覆うシスタスの白い花は見事というより形容しがたい。その白い花の間に黄色のゴースの花の塊や、紫色のラヴェンダーがアクセントになる。

 

 

野生のグラジオラスもちらほらみられるが、ラヴェンダーほど強力なインパクトはない。この地で野生の水仙やグラジオラス それにキンセンカ、ギリシャの野生のシクラメンや、クロッカスなどを見ると、現在の園芸種が地中海沿岸の野生植物から改良されたものかがよくわかる。

 

 

 

 

 

晴天のこの日、どこを見ても絵になりそうな素敵な景色を堪能し、帰国して遺書には私の死後は灰をこの山の花の間に撒いてほしいと書こうと思う。それも3月か4月でなければならない。

 

 

 

 

 

シスタスの新芽が生えだしている道端に今まで見たことのないかわいい花が咲いていた。いったいどれほどたくさんの珍しい花を見逃しているだろう。

 

見渡す限り一面のシスタスの花。

 

 

 

 

 

 

上2枚の写真はキャンプサイトの近くの野原一面に咲いている春菊かマーガレット様の花の間に星のように散らばるきれいな青の花が私のお気に入り。

 

 

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最後のキャンプ旅行ー腰痛

2016-07-30 18:09:45 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

マイクやペニー、メアリーたちが週末にこのサイトを出発して帰国の途に就いた翌月曜日、特別何かをした訳でも無いのに、急に腰が痛くなりキャンパーの床にまっすぐ寝て腰に丸めたタオルをあてがっていた(マイクが勧めてくれた腰痛解除の方法)ところあまりの痛さに歩けなくなってしまった。

まだ一週間はマルースとエドの3人でラジオ体操やストレッチをするつもりだったのに、とってもそれどころではない。体を動かさないで寝てばかり、それに強力な痛み止めで完全に便秘になり下剤や座薬を使っても解消しない。

四日目にマルースが特別強力な鎮痛剤をくれ、それが効いたのか4日目の午後からはシャワーに入れるくらいに回復し、5日目はマルース達が帰国していった。そして私の腰痛も随分緩和して便秘解消。亭主が大喜びして、ワインで乾杯しようかという。口では言わなかったけど随分心配していたらしい。

今年は腰痛、去年は右腕骨折、一昨年は亭主がアンドラで血尿のため入院し、その前には私がデンマークで盲腸の手術に入院した。毎年半年くらい旅をしているといろいろなことが起きる。

日本の新聞や、英国のテレビでも年寄りの(何歳くらいからが年寄というのかわからないが)運転事故が多くなって社会問題になっているという。日本の何処かの知事が80歳で運転免許証を返還したとか。わが亭主今年85歳で毎年何千キロもヨーロッパを走り回り、4月でキャンパーの保険が切れる。まだまだキャンパーで旅行したいのに諦めるしかない。

普通車の保険も免許も年齢制限がない。ペニーのお父さんは今年95歳で最近大きなメルセデス・ベンツの乗用車に買い替えたという。なかなか元気な人で90歳過ぎまで自家用ヨットで航海していたとのこと。年齢だけは個人差が激しいから、キャンパーの保険も医者の診断書で許可できないものだろうか。

今年の秋にはまたこのタヴィラのキャンプサイトへやってきたい。普通車でポルトガルへきて、キャラヴァンを買ってこのサイトへもってきてもらうという手もある。それでなければサイトの近くに家を借りて半年くらい住む。亭主は何とかなるさとあまり心配していない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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最後のキャンプ旅行ータヴィラの3月末

2016-07-29 13:37:27 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

 

 

私の英国一時帰国の間、16人もの体操仲間は休むわけにいかない。それでマイクが率先してラジオ体操を継続することにした。誰も体操の日本語のインストラクションを聞き取れる人はいないから、マイクは私たちの体操シーンをヴィデオに取り、体操順番を大きな紙に書き留めたのがこれ。

ちょっと見には全然わからないが、いつもラジオ体操を継続している人には判ってくると思う。初めは笑ってしまったのがティーポット、いったいこれは何を意味するか? 彼の説明によれば、幼稚園の頃(もう60数年も前のこと)体操時には両手を挙げて丸を作りこれがティポットそして片手を横に倒してティーポットの注ぎ口、そして体を横に倒してお茶を注ぐ。ーーー面白い英国の子供教育の一環を知ることができた。

私が帰ってきた3月初めには英国人一人とフランス人が皆帰国して、残るは10人、毎朝この時間が運動だけでなく、親睦の時間でもあるから、皆帰国の前日までここで楽しんでいた。あるときなどCDプレーヤーのバッテリーが切れて音楽がつかない。マイクは口笛を吹き、皆はハミング、私は1から8までを数えながら無事体操を終わり皆大喜び笑いあった。

そんな仲間が一週間前一組、今週末は4組帰国し今朝は私を入れて3人しか残っていない。そしてきょうの日曜日の夜中1時に夏時間になったのを忘れていた。昨日までの朝8時が今日は9時、亭主と私が目覚めたのが8時5分前、これは昨日までの時間。5分後に隣のマールースが私たちのドアをノックし9時だというので驚いたのなんの。10分遅れて体操にテントの下へ行きエドの時計では8時10分、彼らも時間が変わったことを知らなかったのに、アイパッドの目覚ましが正規の時間を知らせたのだそう。ポルトガルと英国は同じ緯度にあるから時間は変わらず、夏時間への変更も同時に行われる。そしてスペインから東へ行ったフランスやドイツなども夏時間を一斉に行って一時間早めるから、今日このサイトを出た友達はスペインで2時間も時計を進めなければならない。

 

 

 

時々通る公園に見たこともない木の花が咲いていた。まるでランの花みたい。いつも4月初めにはこの国を去っていくから今後草木にどんな珍しい花が咲くのか興味深々。何年もいてことし始めて写した花。

 

 

 

 

キャンプサイトの近くに大きなラウンドアバウトがある。もう何年もこの道を通っていながらひと月ほど前初めて真ん中のポルトガルの古い水道システムの写真を写した。ポルトガルでは大きなラウンドアバウトには必ず当地の珍しい物が置かれ飾られてある。数日前の水曜日の夜中4時、酔っ払い運転がこのラウンドアバウトに突っ込んで水道のシステムを壊し反対側に落ちた。運転手は大したけがをしなかったそうだが、システムは完全に壊れてぶら下がっていた。

土曜日にメインテナンスのトラックがやってきて壊れた水道システムを取り除いていった。毎日見ていて気にも留めなかったものがなくなると寂しいものだ。それにしてもこのラウンドアバウトは今まで何度標識が倒れたことだろう。ポルトガル人の無謀運転には困ったものだ。

 

 

 

私たちの停まっているキャンパーの近く一本の枯れ木が立っていてその周りがお花畑になった。このマーガレットようの花は3月末野原も道端もこんな空き地もどこでも花盛りになる。

 

 

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最後のキャンプ旅行ーキャリスシ(Carricos)

2016-07-28 19:13:02 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

2日前のラジオ体操時に、オランダ人のマールース(今までマーリッシャと呼んでいた)がサイトの北方の山が花盛りだという。もう3月末、毎年この時期山中の小さな村キャリスシに野生のラヴェンダーを見に行くのに、すっかり忘れていた。

昨日水のボトルを買いに行くのにキャンパーを運転して朝からキャリスシの村へ向かった。

 

 

今日は雨が降るとの天気予報だったが、朝から気持ちの良い天気で、サイトから北へ向かい高速道路の下のトンネルを通る前からあたり一面シスタスの白い花が咲き誇っている。

キャリスシの村の入り口の斜面のラヴェンダーは昨年と変わらず一面が紫の海。思わずオ~とかワ~とか歓声が出てしまう。

 

 

対岸のオリーヴ畑の周囲もラヴェンダーとシスタスの花盛り。

 

紫色のラヴェンダーの草むらにひっそりと咲いていた紫いろのランの花、今まで何度もこのあたりを歩き回っていて見落としていた。

 

 

 

村はずれの畑の片隅、仕事の休憩時にはこの椅子で休むのだろう。この時期はまだ耕作には早いらしく畑で働く人たちを見たことがない。一生懸命働いているのは蜜蜂ばかり。これだけあたり一面の花盛り蜜蜂の箱があちこちに置かれているに違いない。

 

 

 

キャリスシの村から一キロ戻って分かれ道から坂道を上るとキャリスシの村が一望に見える。ポルトガル人にとっては3月はまだ寒いらしく、村にも通りにも人影を見たことがない。

聞こえるのはニワトリの雄たけびと犬の吠える声ぐらい。

 

 

 

バラジェム(ダム)の近くの村は今年ほど豊富に水が溜まっていたことはなく、あふれた水が二筋の川になって道路を横切って流れていく。

 

 

 

道端にはマーガレット様の白い花やゴースの黄色の花盛り、どこを見てもあらゆる色の花で、この時期ここに来られる幸せを大いに感じる。人工に作られた観光地だと一度行ってみればもういいと思うがこんな自然の中では、毎年来て同じように花をめでても飽きることがない。

 

 

 

 丘の上から見たキャリスシの村と反対側の谷間は、昨年まで乾燥した川床を歩き回って野生の花畑をめぐったものだけれど、今年は初めての水が流れていて川を渡れないだろう。

 

 

 

 道端のマリゴールドの草むらの中にひときわ目立つ真っ赤なけしの花、たった一本だけ生えていた桃の木が満開。

 

 

 

この辺りは全くの岩山で乾燥に強いシスタスやゴース、ラヴェンダーが岩の間にしがみついて花の競演、これらの地ではオリーヴさえも植えられない不毛の山なのだが、こんなに素晴らしい自然がいたるところに見られる。

 

 

 

サイトへ帰ってくる途中の耕作地はまだ春の仕事が始まっていないので一面の花の海。雑草でもこれだけみごとに生えそろい花盛りだと感嘆もの。お昼過ぎまで花をめでてキャンパーで走り回って、やっと水のボトルを買いに行った。

昨年まで一日がかりで歩いて回ったものだけれど、やっぱり寄る年波には勝てないか。

 

 

 

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最後のキャンプ旅行ーチャリティウォーク

2016-07-27 16:30:40 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

 

 

 3月12日の日曜日、タヴィラの町の中心地で乳がん研究のチャリティウォークがあった。2週間ほど前から体操仲間のマイクが一緒に歩こうと誘ってくれていたが、団体行動を嫌う亭主のために返事を渋っていた。それで2日前の金曜日にオルガナイズのオフィスへ行って12ユーロはらい、ティーシャツ2枚と名前を登録してきて、マイクをじらせにじらせた。わが亭主も行くと知ってマイクが大喜びしていた。

朝9時にキャンプサイトの玄関先で集まった10人は皆おそろいの黄色のTシャツでこの日は晴天ながら風が強く冷たく、コートやアノラックで身を固めローマン橋まで歩いて行った。

当日の登録場所は旧魚市場でもうすでに数百人の人たちが集まってきていた。10時に出発前にダンス教師の準備体操があり、市長の演説があった。

 

 

 10時に出発,先頭はサイクリングの人たちとランナーの一団、それに続いて約1000人くらいの老若男女が港を目指して歩き出した。

港への道筋には両脇に塩田が広がり、えさをあさっていたフラミンゴが急な団体に驚いて飛び立っていった。

 

 港までの道筋は昨年冬に大改装工事が行われ、歩道兼自転車道が作られたがこの日まだ1年もたったかどうか、道路わきのコンクリートが大きく傾いて来年には塩田の中に転がり落ちるのではないかと思われる。

 

 

港までの往復3㎞の後、新魚市場の前でオレンジと水のボトルをもらった後、塩田の中の道を5㎞歩く。

風が強くて帽子が吹き飛ばされそうになるので、しっかり押さえて歩いているジェラルドやエド、一時も休まず同じペースで一人黙々と歩いているわが亭主。

 

 

町の街路樹のオレンジの木が花盛りで甘い匂いがあたり一面に漂っている。

 

 

 

ポルトガル人はウォーキングは競争と思っているのかあっという間に行ってしまい、残りにゆっくり歩いているのが子供連れや、ベビーカーを押している夫婦たちそれに私たちのように楽しみながら歩いている外人組(英国人やオランダ人)メインストリートに入るとウィンドーショッピングまでしながら1時間45分で8kmを完歩した。

皆気分高揚しているからこのまま帰りたくない。最後はアイリッシュ・パブで冷たいサイダー〈リンゴ酒〉を飲みサンデーディナーのローストビーフを食べてほろ酔い加減でサイトへ帰って行った。

楽しい1日だった。

 

 

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最後のキャンプ旅行ータヴィラの3月

2016-07-27 12:05:34 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

 

 昨年3月とまったく同じように 今年も娘婿がオーストラリアへ出張したので、私は娘と孫の面倒を見るため飛行機で一時帰国した。2月末のロンドンは思ったよりも寒くはなく、曇りや小雨の日が多かったものの丸一日晴天の日もあり、シーツが戸外で乾いた。

一歳9か月になる孫のジュードは久しぶりに見る私には慣れず、数語だけしゃべれる中でノーの連発。やっと慣れてきた2週間足らずでまたポルトガルへ帰ってきた。

 

 

 

アランのケメストのあるストリートに小さな金網で囲まれた庭がありそこに、巨大なグレープフルーツが生っている。毎回通るたびに見ているが2月よりもますます大きくなっている。対象がないから写真だけではどれほど大きいかわからないのが残念。

 

 

英国から帰ってすぐの3月7日塩田へ散歩に行った。前日から気温が上昇して25-6度、暑くてまるで英国の真夏の気候になった。

道端で大きな声で鳴くのはいったい何だろうと草むらの中へ入ってみると、水の浅い池の中でカエルがたくさん相手を求めて鳴いていたのだ。まるで変った小鳥が鳴いているようだった。

3月は野生の菜の花が所狭しとウルトラ満開。

 

 

晴天のポルトガルは野の花が色とりどりで目を楽しませてくれる。

 

 

 

ロンドンでも満開だったミモザはここでも花盛り。

 

 

 

ロックローズもバミューダバタカップも何度写真を写したかわからない。どれだけ写してもまた写したくなる。

 

 

 

この木の花は桃かあんずか実のなる木に違いない。どんな実がなるのか見られないのが残念。

 

 

塩田近くの道端に捨てられ汚れた塩の山はまるで岩のように見える。 鉄橋の手前は半分壊れかかった木の歩道橋で今年も倒れず傾いている。

 

 

 2時間に1本の電車が鉄橋を渡っていった。

 

 

 

 英国ならば真夏の気候のこの頃、半そで・ショーツで歩き回っていたらすっかり日焼けしてしまった。

 

 

 

 海岸近くの砂地では純白のエニシダがジャングルのようになって花盛り、あまりお花に興味のないわが亭主でもこの花を見る度,感嘆の声を上げる。

 

 

 

真っ青な星のような花は私の大好きな花の一つ。

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最後のキャンプ旅行ースペイン・アルガーヴ・サイクルレース(Volta ao Algarve 2017)

2016-07-26 12:19:02 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

毎月第3土曜日には公共プールの道を挟んだ反対側の大広場で土曜マーケットが開かれる。あと一回のマーケットでポルトガルを去ると思えば、今の間にほしいものやお土産などを買っておこうと思うのは当然のこと。

先月のマーケットに一緒に行った古い友達のNさんに、その時買った暖かい裏地のついたスパッツをもっと買っておいてほしいと頼まれていたのもあって張り切って出かけた。もう来年は来られないかもしれないと思うから、あれもこれもほしいと矢鱈買いして疲れ切って帰ってきた。

この時このプールサイドの道路が封鎖されていてテレビ局やいろいろな車が道路を占領していた。マーケットで出会ったマイクに聞くと午後4時過ぎからインターナショナルな自転車レースがタヴィラのこの道路がゴールになるという。3時過ぎに来ていないと人が多くて見られないといわれた。

昼食後1時間くらい昼寝もして3時半にはこのレースのゴール地点に行った。もうすごい人でその先へ行っても近くで見られないと思い、ゴール地点から動かなかった。ラッキーなのはここに大きなテレビ画面が設置されていて、4時半ころからテレビ中継が始まった。

 

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新聞社の記者やテレビ局の関係者がわんさといる。

 

 

 ゴールを正面にするところに起重機で持ち上げたテレビ・カメラが設置された。

 

 

 私たちの後ろのフラットの2階のベランダに立っている男性に、テレビカメラや新聞社のカメラマンたちがしきりに写真を撮る。彼はいったい何者なのか。 私の周りの観客たちは特に興味も示さず、だれにも聞くことができないから結局わからずじまい。

おまけにテレビ放送が始まって大きな声で報道しているが、ポルトガル語ではいったいグループがどこにいるのか、あと何分で着くのか、わかるのはタヴィラと・・・キロメータといってることだけ。・・・の部分が判らない。

 

 

 

グループがこの終着点近くなると警察のモーターバイクがサイレンを鳴らしてどんどん走ってきて、空にはヘリコプターの騒音、2時間近く待ったのに、自転車のグループはあっという間にゴールに飛び込んできて、いったい誰が優勝者なのか全然わからない。せめてどこの国が優勝したのか判ればいいのだけど・・・まったくこんな時こそ言葉の障害を感ずる。

 

 

 

 

カメラマンに囲まれているこの人たちこそ優勝者かもしれないがいったいどこの国の人か?

 

 

ゴール地点は緩やかな上り坂の中間点で、道路の真ん中に立つと坂道の一番下まで見える。

終わった後の混雑ぶりがすざまじい。こんなにたくさんの車がスペアーの自転車を積んで伴走していたなんて、テレビ画面でも見せないし、ゴールには入ってこないから、知らなかった。

 

 

 

 

 踏切の線路上には駐車していなかったけれど今までこんなにたくさんの車がすべての道路脇に駐車していたのは初めてそして大混乱。

 

 

ポルトガル警察の総力挙げたようなパトロールバイクの列。こんな国際レースがこんな片田舎で開かれるのも珍しいことだ。今日は一日エキサイティング!!!!

翌日曜日の朝、体操時にマイクに聞いたところでは、ドイツ人が優勝したそうで終わった夕暮れプール前の広場で優勝者に対する授与式が行われたとのことだった。

インターネットで調べたところ、この Volta ao Algarve 2017 は水曜日から始まり4日目のこのタヴィラが終着地点のレースはタヴィラの北の山中アルモドーヴァ(Almodovar)から203kmを走るものだとのこと。道理でテレビで見ても知らない地形がほとんどだった。

このレースの最終は今日日曜日にファーロの北ルーレ(Loule)から179kmのレースが行われる。先週一週間の間にオマン、アンダルシア・スペイン、そしてアルガーヴの3か所でレースが行われた。実際有名過酷なレースは7-8月に行われる。

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最後のキャンプ旅行ーカストロマリーム〈Castro Marim)

2016-07-25 13:43:09 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

 

一月半ばの極寒から一週間、晴天の続いたアルガーヴも曇りと雨の日が多くなってきた。2月初めの雨上がりの翌日電車でスペインの国境に近いカストロマリームへ歩きに行くことにした。ここは昨年も一度塩田の中を通ってフラミンゴの群れを写真に撮ったりしながら、2つある城塞の一つに上り(もう一つは閉まっていた)楽しんできたことがあった。このカストロマリームの町は電車の駅からは非常に遠く、2つ先のヴィラ・リアル駅のほうが距離としては町に近いという変則的な鉄道駅が設置されている。

この日はカストロマリームの駅で降りて、塩田沿いにヴィラリアルまで歩こうというもので、朝10時半過ぎの電車で20分、道路の真ん中が駅という変なカストロマリームの駅に降りたった。

 

 

 周囲は広々とした荒れ地と、反対側の遠くに一軒の農木、まだ芽も出ていないイチジク畑とバナナの大きな木が見える。一月からポルトガルは野生の花が満開で、特に今からはバミューダバタカップが野原一面を真っ黄色にそめあげる。

 

 

遠くからフーパーのフー・フー・フッ という独特の鳴き声が聞こえ、望遠で探したところ、遠くの農家のテレビアンテナの上に止まっているのが見えた。この鳥はポルトガルからフランスあたりまで広く分布しているが英国にはいない。

天気が良いから遠くのお城もよく見える。

 

 

水辺の周りや野原にはマーガレット様の白い花が群生している。これらがマーガレットと違うのは背丈がほとんどないくらい。上の黄色の花も奥の黄金色はマリーゴルドの群生で手前がバミューダバタカップが咲き乱れている。

 

 

 

フラミンゴの群れを期待していったのに近くで見られたのがトータル8羽だけでどれも片足で立ったまま頭を羽に埋めて昼寝中。遠くでガマが鳴くような声が聞こえるが、野生のアヒルらしい。

 

 

 

青空を飛ぶコウノトリは風に載ってグライダーのように旋回していて優雅な鳥だ。

 

  

 

塩田の片隅に巨大な塩の山があり大型トラックが行き来している。あの塩の山の坂道をトラックが昇るのだろう。

この丈の高い花はキャンプサイトにも一面に生えているがここの牧場では群生していた。一本づつではあまり写真にならない。

 

 

 

とうとうこの牧場でナルシシスの群生に出会った。この水仙もポルトガルの道端や岩山のいたるところに見られるが、こんなに群生したのはポルトガルで初めて見た。

 

  

 1月ごろに生まれたらしい子牛、私たちが珍しいらしい。

  

 

やっと巣に戻ってきた相手とくちばしをカチカチ鳴らして挨拶しているコウノトリの夫婦。

 

 

ポルトガルの一軒家でも庭が小さい家の屋上で飼われている犬は、屋上から道行く人に吠えまくる。

3時間近くも塩田の泥道を歩き回ったのにたった8羽のフラミンゴを見かけただけだった。午後4時過ぎ、ヴィラ・リアルから電車に乗り次のモンテ・ゴード駅とカストロマリームの駅の中間でフラミンゴの大きな群れを見た。もちろん走っている車中からでは写真も撮れず ガックリ。

 

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最後のキャンプ旅行ー雨の日の体操

2016-07-24 10:28:22 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

ジムやラジオ体操もサイトのコーナーで野外だから、雨の日はそこで何もできない。昨年までは雨の日こそ休息の日と朝寝坊できたのに、今年になってトータル17人が参加してきた。そして 雨の日はあの屋根の下で と言い出した人がいてもう朝寝坊もできない。

このサイトは夏の警察官のためのホリデー地で4人泊まりの小さなシャレーが並んでいるが、その数は15軒ほど。このシャレーの後ろにビニールカバーのテント地がある。地面は砂地になっていて、手入れが行き届いていないからビニールが破れたり周囲に雑草が生えたりして、せっかくの広大なテント地もほとんど見捨てられている。

ポルトガルは真夏の暑さは塩水が乾燥して塩ができるくらいだからものすごく暑いのだろう。屋根のない駐車場の車はペンキが剥げて無残な姿になる。テントの上に屋根があるというのも私の過去のキャンプ場周りではスペインくらいかもしれない。

このテント地は私たちには雨の日の洗濯物干場に利用するくらいだった。

 

 

この砂地の乾燥地が格好の体操地になった。

 

 

 

ラジオ体操の後はオランダ人のエドの指導でストレッチ運動をする。エドが一番年上で終わりころになると彼は はーはー 息を切らしているが終わると私たち皆でいつも手をたたいてオランダ語でダンクウエル(ありがとう)と挨拶をする。彼のストレッチはドイツ語だったりフランス語、英語、オランダ語だったりで毎回違うからこれも楽しい。

 

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最後のキャンプ旅行ー毛虫の行列行進(Processionary Catarpillars)

2016-07-23 10:04:24 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

ここポルトガルには一週間に一度無料の英字新聞が発行される。

2月4日の新聞に18人の生徒が毛虫のアレルギーで病院で治療したとのニュース。写真には3センチくらいの毛虫が長く蛇のように行列を作って床を這っているのが載っていた。

 

新聞の数日後にロジャーがトイレ・シャワー・ブロックのすぐ近くの松の木にこの毛虫の巣を見つけた。この毛虫は夜に巣から這い落ちて行列を作ってほかの木に登るとか、人でもアレルギー反応の激しい人は発疹やかゆみのみならず、呼吸困難になることもあるという。

犬がこの毛虫に舌を刺されると確実に死ぬという、恐ろしい毒虫だ。

初めてそんな恐ろしい虫がいると知ったオランダ人のマーリッシャは恐れおののき、トイレに行くのも遠回りして木の下を通らないようにしていた。そんな彼女を連れて、サイトの片隅にある3本の巨大な松の木に巣がないか調べにいったら、あるある 4つも大きな巣が見える。

 

ロジャーはすぐ事務所に連絡し、専門の庭師が来て巣を作っている枝を切り落とした。私も事務所に4つの巣のことをリポートしたがどうもわかっていなかったよう。庭師はこの4つの巣を見落とした。

この巨大な松の木の近くに犬を連れた若いオランダ人夫妻がキャンプしている。庭師が来た2日後にとうとう毛虫の行列が彼らのキャンパー前に現れ犬か足でおもちゃにしていたと、大騒ぎ。彼の携帯で行列を写真に撮りバケツに水を張って20数匹の毛虫をつかまえて入れそれを事務所に持って行った。

事務所はすぐに庭師に連絡していたという。今のところ誰にも被害がなくて幸い。

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最後のキャンプ旅行ーファーロ(Faro)

2016-07-22 12:35:02 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

 

昨年からほとんど同じ顔触れの英国人キャンパーの人たちで 成立したタヴィラ・ランチョン・クラブ〈TLC)の遠出はファーロのミッシェランレストランでの昼食会。

朝9時半の電車でファーロへ出かけた人たちもいれば、車2台で8人があとから出発した人もいたり、私たちのように11時半すぎの電車で出かけたのもいて12時半過ぎ、ファーロの旧市街のレストランに全員18名集合。

 

 

 昨年ロジャー夫婦が見つけたこの高級レストランでは昼食も3コースの食事にワインやパン、オリーヴ込みで一人15ユーロと驚くべき値段。

 

 

上品なデザートが出て、日ごろ甘いものは避けているはずのわが亭主も大喜びで食べた。レストランのカクテルバーのデコレーション兼ワイン棚が見事。

 

 

 

ファーロの旧市街は聖堂を中心に壁で囲まれた小さな区域で通りも狭く、面白い通り名があった。プロフェッサー・ノルベルト・ダ・シルヴァ通りという。皆こんな長い名前で何々通りと呼ぶのだろうか?

 

 

 

聖堂の前のスクエアーには街路樹にオレンジの木が植えられていて、こんなに鈴なり。きっとすっぱくて食べられないに違いない。

 

 

 通りの一角にタイルの博物館があり無料で一般公開している。タイルの古いのは17世紀からのもので、こんなウルトラモダーンなのもある。

 

 

この壺とピエロの像が私の一番気にいったもの。このピエロ、オペラ・パリアッチで歌っているみたい。

 

 

 旧市街の入り口はこの素晴らしい建物でトンネルの部分の天井がみごと!!!薄いタイルを上手にはぎ合わせ、きれいな模様を作って同時に頑丈な天井に作ってある。

 

 

 旧市街を出たところの公園の一角ではおじいさんたちが集まって、何かのゲームに興じている。この日はあまり晴天でもなく、風も冷たいのに彼らは感じないと見える。

 

ある建物の一角、縦横2X 3メーターのタイルにクリストファー・コロンバスがこのファーロを通り過ぎて行った。との記念碑?

コロンバスはリスボンからファーロの沖を通ってスペインへ帰って行った。彼の日記にファーロの沖を通ったとの記述があり、それを記念にしたものらしい。彼が立ち寄ったものでもないだろうにこんな大きなタイル張りの記念碑は可笑しい。

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最後のキャンプ旅行ー寒波のタヴィラ

2016-07-21 20:43:03 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

 

 

 

 

 毎日抜けるような青空に日中の太陽は肌を焼くくらいに熱いが朝夕の寒さもまた格別。湿度が少ないから空気がピリッとするくらい寒い。朝夕の温度差は日中15-18度、朝夕10度以下だったのが1月18、19日の2日間はヨーロッパ東南部の寒波がポルトガルのアルガーヴ地方も襲った。

 

 

スペインの地中海沿岸で突如の大雪で交通が大混乱のニュース、ギリシャにとどまっているシリアやアフガニスタンの移民者が凍死したとか、ヨーロッパ中大雪や寒波の被害が伝わってくる。

 

 

19日の朝8時、キャンプサイトの上空をカモメが集まり飛び回っている。9時のラジオ体操時に雪が降り出した。と言ってもうっすらとした雪で5分くらいでやんでしまったが、こんな寒さはポルトガルアルガーヴの人たちにとっても前代未聞のこと。サイトのオフィスの事務職員が飛び出してきて写真を撮っていた。この朝の気温2度 !!!

 

寒波に襲われる前夜、もう40年来の日本人の友達が突然サイトへ訪ねてきて、数日間あちこち彼らの車で走り回った。だから彼らは異常な寒さも1月の熱い太陽も経験して帰った。

彼女のご主人がバードウオッチングが趣味というので、凍えるような寒風の中、塩田へバードウオッチングに出かけたが、この寒さフラミンゴなどどこで暖を取っているのか、ヘラがもの群れがえさをあさっているのくらいしか見当たらない。

 

 

 日中太陽が暖かくなってくると海辺の鵜(う)が翼を広げて暖を取っている。

 

 友達夫婦は隣町に素敵なホテルを見つけ数日滞在した。川から海へ流れ込む河口の町で漁業や塩田産業が盛んな小さな町だった。イセエビかカニまたはたこつぼの類らしいツボがこんなに並んでいる。

 

 

 昼食にタヴィラの魚専門レストランで、食べまくった。何しろ焼き魚が食べ放題。もういいというまで魚を持ってくるから,イカはあるかと聞いたらモンコイカの塩焼き4匹をお皿に盛ってきて大歓声。最後は果物を食べて大満足。みんな魚3匹、イカ1匹づつ食べまくったのだから。

 

3日目には私たちが電車で隣町へ行き、彼らの車でオルニャオまで出かけた。電車の落書きがひどいがもう慣れてしまって驚かない。

 オルニャオの自然公園に行ったのだけれど、海辺の湖の水が引いて鳥が1羽も見えない。遠くにコウノトリが2羽いるだけでつまらないこと。

 

 

 海も引き潮で向かいの小さな島とはほとんど陸続きになりそう。あちこちであさり採りの人たちがうごめいているのが見える。

 

この自然公園の一角に塩の満ち干を利用して脱穀製粉の機械を回す装置がある。昔はこの機械が一般に使われていたが今ではすたれてしまっているとのこと。それにしても潮の流れで大きな石臼が動くというのはすごいことだと思う。

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最後のキャンプ旅行ー朝のエクササイズ

2016-07-20 17:00:23 | キャンピングヨーロッパ2016-2017

 

昨年11月や12月のころは早期にこのサイトに来ていた友達5-6人が毎朝ラジオ体操へやってきていた。12月18日から娘夫婦がヴィラを借りて滞在したその間は私たちもそのヴィラに一緒に過ごしていた。でもその間体操を休むのはサイトにいる人たちに申し訳ない。

毎朝8時には起きて縄跳び1000回とんでヴィラからサイトまでをジョギングする。片道たったの8分だったけれど結構きつい。通りにたたずむ年寄夫婦が毎朝手をたたいて応援してくれる。9時からラジオ体操をして終わるとまたジョギングしてヴィラへ帰っていた。

1月に入って友達の英国人たちが集まりだし、それにオランダ人夫妻も参加しだして、多い時で13人になった。オランダ人のエドは78歳、昨年まで体操に興味を示さなかったのに今年は頑張りだして、ラジオ体操が終わると彼の指導でストレッチ・エクササイズをやりだした。

片足で立つコウノトリの真似などやっぱり若い(65歳)アランにはかなわない。まるで石の像のように片足でじっと立って動かない。皆でつついたり寄りかかったり、毎日笑いが絶えない。

1月半ばに日本人の古い友達がご主人とやってきた。ホテルに泊まっていたけどラジオ体操のことを聞きつけて朝8時半にキャンプサイトへやってきてジムやラジオ体操も一緒に楽しんだ。

イギリス人のメアリーが驚いて ”ラジオ体操は皆同じ順序でするんだねー。” 日本人には全く当たり前のことだけれど、彼らにはよっぽど珍しいことに思えたらしい。”ラジオで順序はインストラクターが日本語で言っているんだ。” それで初めて納得したらしい。

 

 

わがキャンパーの隣の夫妻の愛犬ティプシーとピクシーは朝夕夫婦が散歩に連れ出し、日中はこんな車に乗せて、ご主人のミシェルが自転車で引っ張ってあちこち散歩に行っている。孫のジュードで感心したのに犬までこうして連れ歩くとは・・・さすが!!!

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