ロンドンの中心地を東から西に走る地下鉄はセントラルラインと呼ばれる。
このラインの西側のホーランドパーク(Holland Park)の駅から歩いて近いところにある公園はその名もホーランドパーク。ここに京都ガーデンと言う日本庭園がある。
金曜日日本人友達3人でこの公園を訪れた。
八重の枝垂れ桜が咲き始めの感じ。あと一週間もすると素敵だろう。
こじんまりとした小さな庭園で訪れる人達もちらほら、池の錦鯉がやたらと太っていて、蝶々夫人に出てきたピンカートンのアメリカ人妻を思い出させた。
この庭の一角可愛い花が咲いている。Wikipedia で調べるとJapanese Crab Apple と出た。小さな林檎様の実がつくが食べられない。しかしなんて可愛い花と蕾かと思う。
日本庭園を出たところには色とりどりの椿が咲いているし、シャクナゲも咲き出した。
公園を出たところではボタン桜が咲きだしていて驚いた、例年より2-3週間は早い。
これは天の川と呼ばれる豪華な桜、普通は木がまっすぐ上に伸びる。
公園を出てレイトンハウスへむかった。フレドリック・レイトンは ヴィクトリア時代のロマンティックな絵を描いた有名な画家で、彼のアトリエの有ったこの家の壁にこの標識が貼ってある。
部屋中に飾られた絵皿はすべてトルコの模様で
階段や壁もトルコのタイルが貼られている。よほどトルコのトプカピパレスに感化されたらしい。
きれいなシャンデリア。
部屋中がアラブの模様で占められている。
ロード・レイトンはこのような絵をえがいた。理由がわからないと若い男が女性に迫られていると思うが、これはヘビに噛まれてあの世へ行ったユーリディチを、恋い慕って探しに行ったオルフェは、彼女を見てはならず話しかけてもならずと言われ、葛藤している様子を描いた。
別棟の2階にはヴィクトリア時代の婦人服が展示されていて豪華だが腰の細さに驚いた。
レストランの前を飾る馬酔木、今まで白の花しか見たことがなかったけど、こんな花が咲いてるのだ。
こんな変わった桜もある。
こんな色の翁草も有ったのだと初めて知った。