Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

4月のコロナの行方

2021-04-27 18:25:53 | 日記21

英国のワクチンの進み具合は素晴らしい。昨日時点でワクチン1回目を受けた人達3千3百80万人、2回目が終わった人たち1千3百万人近く、おかげで感染者も一日2千人前後、昨日の死者6人と言うからすごい成果だと思う。

2週間前娘夫婦が1回目のワクチンを受けた。4月に入ってからはワクチンも45歳以上が受けられるようになった。

娘夫婦は二人ともアストラ・ゼネカを受け、娘は全く異常なし。娘婿のパトリック喘息があるためか、注射後の反応が激しくインフルエンザの症状が出て発熱だけはなかったものの頭痛、関節痛、不眠で丸30時間以上苦しかったそうな。2回目がひどくならなければよいがと今から心配している。

私の住んでいる通りは小さな袋小路になっていて通りの家も30軒くらいか。

つい最近お隣のあまり付き合いのないおじいさんと話す機会があった。私が知らない通りの入り口近くの人々のことが話題になり、彼の2軒隣の夫婦は二人ともコロナに感染したそうな、それに斜め向かいのインド人のおじいさんがコロナで亡くなったとのこと、こんな狭い地域で昨年からコロナで亡くなった人2人、感染者2人と驚いた。

4月12日から第3次ロックダウン解除に向け、美容院、図書館などオープンしだした。何よりすごいのはパブやレストランの野外営業が許可されたこと。

その日の新聞ではパブの庭で冷たいビールを飲む人たちの群れ、最近英国は日中気温10-12度、夜は0度近くになるのに寒さにめげず野外で冷たいビールでおしゃべりの英国人たち。

ロックダウン解除に向けてボリスジョンソン首相は僕もビールを飲むのを楽しみにしていると言ったけれど、4月9日にエジンバラ公が亡くなったため、弔意を表しお葬式が終わった17日以降にやっと念願のビールをパブの庭で飲むことができた。

新聞ではジョンソン首相に早くヘアーカットに行ってもらいたいなどと書いてあった。彼の金髪が乱れていないときがない。

昨年暮れ、ロックダウンになる前に泳いでいたジュードの水泳教室もやっと再開、今日の午後学校が終わると私が迎えに行って、プールへ連れて行かねばならない。

温水だから水中は暖かいけど上半身が出ている私は寒くて仕方がない。それでもかわいい孫のためなら仕方がないか。

今日のカナダの看護師さんのブログぜひ読んでみてください。カナダも感染者急増、ワクチンがとどこっているらしい。

https://blog.goo.ne.jp/missy0806/e/2f857f8214db477e1371c775388be470

 

 

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誕生日

2021-04-23 04:34:09 | 日記21

昨日は私と英国エリザベス女王様の誕生日だった。

女王様のご夫君エジンバラ公は4月9日に99歳で亡くなり、お葬式は先週土曜日の17日にウインザー城の中で葬列者30人で行われた。73年も女王様をサポートされたフィリップ殿下がもういない。殿下のいない初めての誕生日を迎えられた女王様はどんなに悲しかっただろう。

朝9時、近所の親しくしている英国人老夫婦がドアベルを鳴らして誕生カードを持ってきてくれた。そのカードをポールの遺灰に見せながら涙が止まらなかった。ポールのいない初めての誕生日。

過去10年間毎冬はポルトガルで越冬して帰国時にポルトガルのワインやポートを買ってきていた。もう数年ポールもアルコールを飲まなくなってきていたから、ワインキャビネットの中には封を切ってないボトルがたくさんある。これからも私が飲むことはないだろう。

それで昨年からお世話になった近所の3家族にポートを貰っていただくことにした。

今年は91歳になるはずの老夫婦はご主人がワイン好き、ポートを持って行ったら大喜びで、私のために作っている小鳥の餌台を見せてくれた。あとは屋根を作ればいい。

ポールが亡くなって以来蛍光灯の電球さえ替えられなかった私に、気軽に手伝ってくれ、冬のセントラルヒーティングのプロブレムも直していただいた現役の電気屋さんのご夫婦はアイルランド出身、二人がホリデーで知り合ったところはポルトガルのファーロで彼はこのポートが大好きと奥さんが喜んでくれた。

お隣のご主人に女王様と私の誕生日を共にお祝いしてくださいとポートを渡したら、僕の誕生日は2日前だったよと言われそれならこのポートは貴方の誕生祝いだね。彼は今年50歳になった。

午後早く19歳の彼らの長男が花束とチョコレートの箱を持ってきて、お誕生日おめでとう。

夕方娘の家でお祝いしてくれるからと庭で待っていたら、隣の7歳の娘クロエちゃん、手製のカードと紙に包んだ彼女の絵(絵の具が塗ってあるだけ)をプレゼントしてくれた。

娘の家では仕事帰りで忙しく普通の夕食にデザートが特別オーダーしたものだった。9種のティバックを箱詰めにしたすてきな誕生プレゼントをもらった。

そして今日夕方、お隣の夫婦と小さな娘2人がホームメードのケーキをもってやってきた。大きなケーキだから私一人では食べられない。皆で食べましょうとわが家に入ってもらい、キャンドルの火を吹き消して切り分け皆でいただいた。なんて素敵なバースディだったろう。みんなの優しい心がうれしい。

 

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英国のコロナ禍

2021-04-04 00:01:53 | 日記21

昨年12月、今春の航空機費が格安になると言われて、4月1日からポルトガルへポールの遺灰をまきに行こうと飛行機予約を済ませるところだった。ところがいろいろな人に相談してみると、コロナの行方が見えない。

英国では80歳以上の人たちがワクチン1回目を12月に始め、2回目は3週間後の1月初旬に終わってしまった。私の日本人の友達で80歳以上の方たちは、私が1回目を受ける前に2回目を済ましていた。

私が住んでいる通りは1930年代新興住宅地として建設されたところで、この新しいストリートで生まれた現在では80代のおじいさんと話す機会があった。彼の両親は若くしてこの通りの奥に家を買い、一人息子のD 氏が生まれた。1軒隣の夫婦には娘とその弟が生まれ、彼らは80年以上を幼馴染として一緒に遊び、旅行にも出かけた。その3人は12月にファイザー社のワクチンを受け3週後には2度目も受けていた。

私が1月17日に1回目のワクチンを受けた際、2度目は12週間後と言われた。1月に入ってからはなるべく多くの人たちにワクチンをと方針をかえ、とにかく注射しまくった感じ。

今では3千万以上の人たちが1回目ワクチンを受け、2回目も3百50万人の人達が終わっている。アストロゼネカの副作用で血栓ができると騒いでいる人たちも3千万人中の30人前後と聞くとあまり気にしないのではなかろうか?

3月17日、私が2回目を受けにロンドン市内のガイズホスピタルへ行った時は、1回目をしてもらったテントには患者一人も居ず、2回目の接種場所にはもう30人くらいの人たちが待っていた。それで30分も待たされたのちファイザーを注射してもらい、20分の経過を見た後テントを出てみると待合室の外にも長い行列ができていた。

英国は世界に先駆けワクチンを国民全部に行き渡らせるべく、驀進中。

そのせいで最近の感染者は一日3-5千人、死者も一日100人以下になり、3月23日には死者12人まで落ち込んだ。年初めの一日6万人以上を超える感染者からなんと素晴らしい成果だろう。

12月31日でEU を脱退した英国では、このワクチンでもEUからの嫌がらせを大いに受けて、今後大量のワクチンが入手されないとのニュース。こんな医療の大切な時に政治が絡むのはどうもいただけない。

とうとうフランスは第3次ロックダウンに踏み込んでしまった。私がいつも楽しみに見ているフランス在住の桃子さんのブログ https://blog.goo.ne.jp/junon57/e/099ae7670e9d4f64f62367de941fbd89をご覧ください。

日本はヨーロッパ諸国の感染者や死者の20分の1くらいでは、コロナに対する注意力も受けとめ方さえもほとんど関心なし。本当にオリンピックやるの?

 

 

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