昨日までで97枚のマスクを作った。
30枚はバスの運転手、25枚をケアホームに上げた後12枚を近所や友達、娘夫婦に配ったので30枚が手元に残った。
あと3枚で100枚達成するが気に入った布がない。
見つけたのがもうずいぶん昔にもらった手ぬぐいで、まだセロファンの袋からも出してなかった川中島の合戦模様の派手なもの。
一枚の手ぬぐいからマスクが3枚取れた。手ぬぐいの生地だけでは薄すぎてウイルスならぬ花粉も埃も通るので、間にコーヒーフィルターを入れて縫い合わせてある。
昨日まで熱い真夏のような天気が続いていたのに、今朝から雨で、庭の花や野菜が喜んでいる。ヨーロッパも干ばつ、水不足になる寸前に救われた。
今週末から天気が回復するようで、インターネットで探し出したほかのケアホームへマスクを持っていくつもりにしている。
今日のニュースによれば、1週間に英国中のケアホームでコロナのせいで4000人もの年寄りが亡くなっているとのこと。
それに医療関係者-医者やナース、ケアワーカーが100人も亡くなっていて、今日朝11時に黙とうがあった。この国2月からコロナの蔓延が予想されていたのに、医療関係者にPPE(防護医療要具)が行き渡らず、マスクさえも足りなくて、一般にマスクは役に立たないと宣伝しまくっていた。
ところが今日スコットランドでは一般市民が公共の場へ出たときは、マスクやスカーフなどで顔を覆うようにと、発表が出た。それでも英国政府は専門家に聞いて審査するからと言い逃ればかり。実際医療マスクが少ないから、一般に使ってもらいたくないらしい。ヨーロッパで公共の場でマスク必携でないのは英国だけと言われる。
最近では感染者数を発表しなくなった。死者数だけは21000人を超え、明日からはケアホームで亡くなった人たちも入れた数字を発表するとのこと。そうすればヨーロッパで一番多く死者が出ていることになるらしい・・・・溜息が出る。
不思議なことに各国政府の首相が女性のところはコロナの死者が少ない。これはどうしたことなのだろう。英国でもメディアが大騒ぎしていた初めから、英国政府は予防対策をしていなかったのが、今それが結果になって表れている。
フェイクニュースだと言って信じなかったかの国の大統領とお友達の英国首相、世界で一番多くの死者を出している国の次に英国がなるのも時間の問題。
こうしてみると国の政策によって、人々の命が左右されるのは本当に恐ろしいことだ。