Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

マスク100枚達成

2020-04-29 07:26:24 | ロンドン周辺

昨日までで97枚のマスクを作った。

30枚はバスの運転手、25枚をケアホームに上げた後12枚を近所や友達、娘夫婦に配ったので30枚が手元に残った。

あと3枚で100枚達成するが気に入った布がない。

見つけたのがもうずいぶん昔にもらった手ぬぐいで、まだセロファンの袋からも出してなかった川中島の合戦模様の派手なもの。

 

一枚の手ぬぐいからマスクが3枚取れた。手ぬぐいの生地だけでは薄すぎてウイルスならぬ花粉も埃も通るので、間にコーヒーフィルターを入れて縫い合わせてある。

 

 

 

 

昨日まで熱い真夏のような天気が続いていたのに、今朝から雨で、庭の花や野菜が喜んでいる。ヨーロッパも干ばつ、水不足になる寸前に救われた。

今週末から天気が回復するようで、インターネットで探し出したほかのケアホームへマスクを持っていくつもりにしている。

今日のニュースによれば、1週間に英国中のケアホームでコロナのせいで4000人もの年寄りが亡くなっているとのこと。

それに医療関係者-医者やナース、ケアワーカーが100人も亡くなっていて、今日朝11時に黙とうがあった。この国2月からコロナの蔓延が予想されていたのに、医療関係者にPPE(防護医療要具)が行き渡らず、マスクさえも足りなくて、一般にマスクは役に立たないと宣伝しまくっていた。

ところが今日スコットランドでは一般市民が公共の場へ出たときは、マスクやスカーフなどで顔を覆うようにと、発表が出た。それでも英国政府は専門家に聞いて審査するからと言い逃ればかり。実際医療マスクが少ないから、一般に使ってもらいたくないらしい。ヨーロッパで公共の場でマスク必携でないのは英国だけと言われる。

最近では感染者数を発表しなくなった。死者数だけは21000人を超え、明日からはケアホームで亡くなった人たちも入れた数字を発表するとのこと。そうすればヨーロッパで一番多く死者が出ていることになるらしい・・・・溜息が出る。

不思議なことに各国政府の首相が女性のところはコロナの死者が少ない。これはどうしたことなのだろう。英国でもメディアが大騒ぎしていた初めから、英国政府は予防対策をしていなかったのが、今それが結果になって表れている。

フェイクニュースだと言って信じなかったかの国の大統領とお友達の英国首相、世界で一番多くの死者を出している国の次に英国がなるのも時間の問題。

こうしてみると国の政策によって、人々の命が左右されるのは本当に恐ろしいことだ。

 

 

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コロナの影響

2020-04-23 06:24:13 | ロンドン周辺

昨日は私の誕生日だった。

朝には娘から電話があって、Facetimeで会いたいというので開けるとすぐ、娘と孫のジュードが Happy Birthday と歌ってくれた。娘一家のバースデーカードは1昨日にメールで届いていた。

友達からもイーメールでたくさんメッセージが届いていた。私の誕生日はエリザベス女王と同じ日だから、それで覚えてくれている友達が多い。一年ぶりの友達や数年ぶりの友達からもメールが届いてとっても嬉しかった。

お昼にドアベルが鳴り出てみると見知らぬ女性が紙袋を持って立っていた。

娘がアフタヌーンティーをオーダーして届けてくれたそうな。

袋にはスポンジケーキ2個とスコーン2個その下に薄い箱に入った小さく切ったサンドイッチがびっしり入っていた。

これらがなんともどこかそこらのお家で作られたサンドイッチみたいでなんとも気味が悪い。コロナウイルスがついていたらどーする?と二人で考えた挙句、お昼はこのサンドイッチを電子レンジでチンしてウイルスを殺して食べようということになった。

それでサンドイッチをお皿に乗せ一人分2分づつチンして食べた。とっても薄いパンにハムとレタスやキュウリの薄切りなど大しておいしくもなかったが、娘の好意を無駄にできない。

 

午後娘と孫のジュードが歩いてわが家へやってきた。玄関にジュードが書いたバースデーカードを置いてこのボタンの花影で立っていた。まだ5歳にならないのにブルーベルやマリゴールド、フォアゲッツミ・ノットなどの名前を覚え、牡丹のピオニーだけが発音が難しらしかった。

お花を挟んで話をして帰って行ったから、もらったスコーンを食べようということになった。

このスコーンも誰かがお家で作ったものらしい。やっぱりコロナウイルスが気になる。

それで電子レンジで3分熱して殺菌することにした。

ところがどうだ。家中ひどい焦げたにおいが充満し、スコーンの中は真っ黒、焼け焦げて食べられない。レンジの中もひどいにおいが抜けないし今日一日キッチンから庭へのドアを開け放したがいまだに焦げたにおいが抜けない。これもコロナのせいだ。

最後に残ったスポンジケーキは数日置けばコロナウイルスも死ぬだろうと思い、冷蔵庫に保管してある。こんなに心配しなければならないことなど今まで一度もなかった。憎っくきコロナ。

 

 

 

 

どこにも出かけられないけれど、今は庭のライラックが花盛り、ブルーベルも今年は特に華やかに咲いているようだ。

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マスクを老人ホームへ

2020-04-20 22:51:59 | ロンドン周辺

昨日4月19日までの英国のコロナの感染者数はトータルで12万と67人(120,067)一日だけの感染者数5850人、もうロックダウンして3週間にもなるのに、いったいみなどこでどんな人が感染しているのだろうか不思議でならない。死者も1万6千人を超え一日の死者だけで596人、この中には自宅で亡くなった人や老人ホームで亡くなった人たちは含まれていない。

病院では医者や看護師が感染して亡くなった人も大勢いる。英国でも人種差別のある人たちは外国人を嫌うが、医療従事者で純粋の英国人はいったい何パーセントいるだろうか。

ほとんどマレーシア、フィリッピン、アフリカ、、ジャマイカ、中国からの看護師が多く、医者もインド人、エジプト人などで彼らがいなければ英国の病院は人手不足でやっていけないだろう。

最近はICU で、コロナ患者を対処する医療関係者を保護する、ガウンやマスクが足りないと叫ばれている。今日トルコから入ってくるはずのガウンなどが届かなかったと、政府がやり玉に挙げられている。亭主はドジな英国政府と毎日怒っている。

 

 

これは昨日一日で作った12枚のマスク。手ぬぐいや浴衣の生地でもって中にコーヒーフィルターを入れて縫ってある。

歩いて10分もしたところのメーン道路に面して老人ホームがあるとアンから聞き、職員も20人を超えたくらいという。それで昨日まで作り集めたカラフルなマスクが30枚になったので、25枚をスローンCare Home へ持っていくことにした。

このメイン道路へ行くのは何か月ぶりだろうか。最近天気が良くて、あたり一面木々にも花盛り。

藤の花も満開だし、ホースチェスナッツ(マロニエの木)も白やピンクの花がろうそくを立てた様に花盛り。

スローンの老人ホームの前でマスクをし手袋をはめてドアベルを押した。

ガウンにマスクを耳から下げた女性が二人、彼女たちにマスクを渡して急いで出てきた。二人とも笑顔でサンキューと言ってくれた。

25枚のマスクと一緒に手紙をつけて、もしもっと欲しいならこのメールに連絡してくださいと書いたので、帰宅してメールを開けたらそのCarehome からお礼のメールが届いていた。

あのカラフルなマスクをした職員に、お年寄りが楽しんでくれたらいいね。

 

 

 

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マスクを作っています。

2020-04-19 03:22:11 | ロンドン周辺

2日前からロンドン市長サディック・カーンが公共の場ではマスクをするようにとテレビで言い出した。そんなことよその国ではもうずーっと前から言っている。

この国ではマスクは個人の助けにならないと報道されていて、この市長もマスクは感染予防にはならないが、マスクは自覚症状のない感染者が公共の場で咳やくしゃみをした時のウイルスの拡散を防ぐといった。

私もずーと前からそんなこと知っているし、新聞に投書しようかと思ったりしていた。

やっとマスクも公に英国で認められるようだ。

それでバスの運転手にマスクを上げた後、いったい誰に作ってあげようかと考えていたら友達から老人ホームに上げたらと素晴らしい提案。

このベッケンナムの町にも何軒か老人ホームがあるらしい。というのは近所で親しくしている英国人のアンは2年前まで老人ホームで奉仕していた。彼女に聞けばすぐわかるだろうということで、2日前から作り出した。

 

これらは日本手ぬぐいを切って間にコーヒーフィルターを入れ、裏生地はカーテンの裏の残り生地を使ったもの。老人ホームだからこそ楽しいマスクにしたいと思い、布もいろいろ探し出した。

 

これらは京都の手ぬぐいで結構面白いマスクになった。

今日は上の7枚を作った。

ブルーのはインドのサリーの端切れで裾の飾りも入れると面白いマスクになった。

ブルーの花模様は手ぬぐいの真ん中あたりに模様があっただけで、他は白だったからマスクは2枚しか作れなかった。

このカラフルなマスクは日本の浴衣生地、模様が大きすぎて、浴衣としても着るのははばかれるのでベッドルームの壁飾りにしていたが、これならたくさんマスクが作れるとおろして熱湯でのりを落として洗い、アイロンをかけて作ったもの。

老人ホームのおじいさん、おばあさんが楽しんでくれるかもしれない。

毎日10枚くらい作れば、来週にはあげられるだろう。

 

 

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バス運転手へマスクを!!!

2020-04-16 01:22:10 | ロンドン周辺

もう1ヵ月も前、亭主が彼の作業小屋から探し出してきた日本製のマスクは40枚近くあった。娘や近所の人たちに配った後で30枚箱詰めのままテーブルの上に置いてあった。

明け方眠れずにいろいろ考えていた時に、ふっとバスの運転手がもう15人もコロナで亡くなっているのを思い出し、あの日本製のマスクを上げようと思った。

昔亭主が働いているときに、持って帰ってきた1箱の透明なプラスチック袋はたまに花の種を入れるくらい、あと何百枚あるかわからない。

その袋にマスクを一枚づつ入れた。

それらをまた透明な袋に入れて2日前の朝、バス停へ行った。このごろはバスに乗る人もまれで、ほとんど空のバスが時間通りに来る。

この日もやってきたバスには乗客一人、バスに乗り込むと同時に運転手に このマスクを上げたい。と言うと彼は躊躇して一瞬考える風だったが、ありがとうと言ったのでチケットやお金を渡す四角の穴から袋を滑り込ませた。

すぐにバスを降りて帰ろうとしている時にバスの運転手は手を挙げて行った。私ももちろんマスクに手袋レインコートで身を守って行ったのだった。

さて帰って思ったのはあのバスはブロムリーにバスデポがあってもう一つキャツフォードのバスデポとは全く違う。そこで彼らにもマスクをと思い立ちすぐ作り始めた。午後早くから夜12時までの間その間夕食の準備と食事を終えた2時間を除いて、マスクを12枚作った。

 

布はもう40年以上も前母からもらった日本の敷布団のシーツ、英国のベットには幅が足りなくて使えずほとんど使わないで置いてあったもの、その間に目の詰まったカーテンの裏布を入れて作った。ゴムはタイツを2-3センチに輪切りにしたもので簡単にすぐ作れる。

2日と1時間で30枚作り、それぞれ透明なプラスチック袋に入れた。

きょう午後ベッケンナム・プレース・パークの前のバス停まで透明な大きな袋入り、手紙も添えて持って行った。ロックダウンになって初めての道、道の両脇にはピンクと白の八重桜が満開、それにオーナメンタル・ペアーの花も真っ白に咲いている。

バス停の近くで出会った黒人女性2人は大きなマスクをしていたし、若い男性一人もマスクをしていたから、最近ではマスクも普通にみられるようになったものだ。

やってきたバスの運転手は若い黒人男性で、はじめ私の言うことが判らなかったらしい。透明な袋に手紙も入れてあったからその手紙の部分を運転席のガラスにつけると読んで判ったらしく、運転席のドアを開けてくれた。彼の足元へ袋を入れて下車、サンキューと言ってバスは発車、気分も心も軽くなった。

このマスクは私用、布の間にコーヒーフィルターを入れてあり今日初めて使ってみた。ベッケンナムプレースパークへ行く道は急こう配の坂道を上るのに普通でも息切れするのにマスクでは吐く息吸う息が苦しいくらい。

このマスクは2005年ごろ二人でベトナムへバックパックに行ったとき、当地の女性のほとんどがこんなマスクをして幅広の帽子をかぶり、長い手袋をしてバイクに乗っていた。

それでハノイのデパートへ行ってこのマスクと帽子を買ってきたもの。マスクはそれ以来使うことがなかったけれど一度だけイタリアへスキーに行ったときに使用していた。

お隣のご主人が買ってきてくれたアヒルの卵(白)は鶏卵(茶色)よりやや大きいが、ガチョウの卵と比べてみるとずいぶん小さい。

このガチョウの卵は、私が日系の会社で働いていたころ、トレーダーとして働いていた英国人の男性はサセックス州に農場を持ちガチョウを飼っていた。そのとき卵をいただいて中身を出し、そこにアダムとイブの絵を描いたもの。

 

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4月の花

2020-04-11 19:36:42 | ロンドン周辺

毎日駅迄新聞を取りに行く往復2Km 足らずの道には、両脇街路樹と各家の前庭の花が今は盛りと咲き誇っている。

4つ角から200メーターほどは両脇がスポーツグラウンドになっているので、その壁の向こうの巨大な山桜が満開。

 

 

街路樹の木々にも花が咲きだした。特に目立つ花ではないし園芸の本を調べても、いったい何の木なのかが判らない。

通りの垣根の花。近寄ってみれば結構面白い花だ。

 

3月末から咲き始めた桜、名前は判らないが、今はウルトラ満開。

 

 

上の白い桜の対面庭に咲く桜( 天の川)と八重桜。この八重桜は2週間くらいは早く咲き始めた。

今まで早くても4月20日過ぎ、遅い時は5月初めだった。

 

これは大手毬だろうか?花の直径が20センチ近くある。

 

 

近所の一人で住んでいるおじいさんの前庭の天の川。この桜はあまり横に広がらないから小さな庭でも植えられる。だからあちこちの庭に咲いているのが見られる。

 

我が家近くの街路樹の桜?だと思うが花も小さくて花びらが細く、今までどこでも見たことのない花。

これ以下は昨日写した我が家の花。

 

 

もう30年近く前、日本へ帰国した友達からもらったボタンは、我が家の前庭の真ん中で巨大な木になり毎年咲き誇る。今年はまだ咲き始めで2つ咲き出した。

これは高さ50センチくらいの若木で毎年花が1個しか咲かない。キャンパーの横で日当たりが良くないため大きくならないと見える。

このボタンの横、いつ植えたのかも忘れていたチューリップが10以上も固まって咲いた。

ブルーベルは何処でもいつでも増える野草でこのホワイトベルもいつの間にか我が庭に侵入して咲き始めた。

 

柿の木の下のキンセンカ、これも種がどこからか飛んできて勝手に生えて花盛り。今の時期にはこの明るいオレンジ色は見る人の心を明るくする。

 

前庭の日当たりの良いところだけ咲き始めたブルーベル、裏庭には至る所に生えているがまだまだ花盛りには遠い。

雑草の忘れな草、英語ではForget me Not (私を忘れないで)と言う。とっても可愛い花で好きだけれど、友達に一本の苗を上げたら庭中生えて草むしりに大変と恨まれてしまった。

まだ5歳にならない孫のジュードが、このForget me not がきれいだね。と言うのでこんな年でもちゃんと花の名前を知っているのに驚いた。

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コロナウイルス拡大その後4月8日

2020-04-09 00:50:34 | ロンドン周辺

最近のBBC テレビニュースにはうんざりしている。この3日間ボリス・ジョンソン首相の入院ばかり、もうヒステリックに伝えていてほとんどほかのニュースが報道されない。

フランスはコロナの死者が1万人を超えたと言うし、イタリア、スペインでは死者がやや少なくなってきてこの災禍にやっと希望の明りが見えつつあるという。これらのニュースはBBCではなくて、マレーシアのテレビニュース AL Jazeera からの報道。⬅訂正 AL Jazeera は英国の回教放送。

南アフリカではコロナに乗じて、スーパーマーケットへの打ちこわし、まるで日本の江戸時代の米騒動みたい。南米やアフリカにもコロナウイルスが徐々に広がりつつある。

昨日はただ一つ感心したニュースが、戦禍のシリアで平定した1か所の町では、今たくさんの人たちを雇って、マスクが作られているという。今まで壊れたがれきの街や疲れ切った難民のテント村ばかり見ていた目にはこのニュースはとっても素晴らしく映った。

2月の半ば、まだロックダウンになる前のBBCテレビでは画面の下のテロップに ISISがヨーロッパは危ないから行くなと声明を出した。・・・と言うのが流れた。思わず笑ってしまったがそれ以来一度も出てこなかった。あれは今言うフェイクニュースだったのだろうか?英国でこのテロップを見られた方がいますか?

それと少し後にはNHK Worldのニュースで羽田空港で飛行機の炎上、夜も12時ころのニュースだったから、夜中1時、2時と詳細を知ろうと起きて見ていたけれど、とうとうそれ以来翌朝もこれに関しては何も報道されなかった。もしこれが嘘のニュースならお詫びや訂正があっても良いと思うが、どうしたものか?

このGoo Blog でもコロナはインフルエンザや風邪と同じ、心配することはないとか、ある国の陰謀に違いないとか、種痘がウイルスに効くとかいろいろ書かれているけれど、医学根拠のないものを信じるのはまずい。これぞ全くのデマと言うしかない。

 

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コロナウイルス拡大その後4月6日

2020-04-07 06:35:18 | 思い出

昨日は今年初めての暑さ、20度を超えたがコロナウイルスの蔓延はとどめを知らない。昨日は英国首相ボリス・ジョンソンが10日間の自宅隔離でも症状が好転せず、セント・トーマス(国会議事堂の川向)病院へ入院、今日は症状が悪化しているため、ICUに入ったとのニュース。このウイルス誰かれ構わず感染し、今では若者や子供は大丈夫などと言っておれない。

今朝は昨日と打って変わって薄暗く小雨が降り出し、傘をさして我が家から一番近い駅へ無料の新聞メトロを取りに行った。道端には3台の車が停まっていたが人には一人も出会わなかった。

この駅近くに昨年から新しいフラットを建築中だが、とうとう今週は建築中止になっていて、辺りは静まり返っていた。

駅へ着いてみると、メトロの新聞は無くて何時も行く次の駅迄歩こうと思って歩きかけたら、ロンドンからの電車が入ってきた。本当は歩けば運動になるだろうが雨の中を歩くのはあまり楽しくない。その電車で一駅すぐ飛び乗って2分でNew Beckの駅へ行った。車両は私一人、チケットを持っていなかったが、検査に来る人もいないし両方の駅も閉まっていて全く無人。ロンドンでは現在65歳以上(以前は60歳以上)はフリーダムパスと言うバス、電車、地下鉄が無料のチケットを貰っていて、どこへもただで行ける。

このいつも行く駅には確実にメトロがあって5部を持って帰った。

ロックダウンになった2週間前からごみの収集は生ごみ毎週一回、リサイクルできないごみを2週間に1回集めに来る。通りの各家の前庭には2週間前リサイクル用に出したプラスチックのごみが幾箱にも山積みになっておいてある。

ある家などワインのボトルでいっぱいだったり、ある所はソフトドリンクのボトルでいっぱい。こんなプラスチックのボトルは踏んで平らにすれば一箱にもっと入るのにと思うが、誰もいない。

最近の英国の住宅街の車のスピード規制は厳しくなって、時速20マイル(約30Km)ほとんど人も車も走っていないから、たまに走ってくる車は、異常なスピード。

私たちの通りへ入る4つ角は、最近交通事故は起きていないが、以前は4つ角の塀が壊されているのが普通だった。だからあのスピード、あの交差点で停まるだろうかと危ぶみながら歩いて行った。

毎週医療従事者に感謝の拍手をするようになったが、これはフランスで始まったものと言う。フランスに住んでいる日本人女性のブログhttps://blog.goo.ne.jp/junon57/e/80858c19d657d1b65b233eda9c5a1bcf

で知った。今日のメトロの新聞では医療従事者だけでなく、バスや食料運送の運転手、葬儀社の人たちにも感謝の気持を!!!。バスの運転手が5人もコロナで亡くなっている。

今日の英国の死者439人トータルで5373人も亡くなっている。これでもまだスペインやアメリカの半分、感染者も5万人を超えた。毎日の感染者数が減ってくるとやっと暗闇の先に明りが見えてくると言う。英国はまだまだらしい。

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コロナウイルス拡大その後4月3日

2020-04-03 20:04:08 | ロンドン周辺

昨日朝、オランダ人夫妻からメールが来て、先週オランダにたどり着いたものの、彼らの姪がコロナで亡くなって、お葬式にも行けない。と書いてあった。

私たちの親戚や、友達や彼らの家族でまだコロナになった話を聞かない。このオランダ人の女性、彼らの姪と言うことは4-50歳台だと思われる。

オランダのような小国で、現在感染者数14,697人。死亡者数1339人 これって大変なことだ。

昨日はお昼頃に近所の奥さんからのメールで、私たちのお向かいの家の女性が乳がんで亡くなり、今日お葬式だと連絡があった。お向かいとは30メーターほど離れているうえ、そこの中年夫妻はほとんどアメリカで暮らしていることが多くて、あまり付き合いがなかった。私たちもこの16年、半年はあちこち旅していたせいもあり、彼らの名前も知らなかった。

その黒人の奥さんはこの1月に英国の医療を受けるため帰国し入院治療していたそうだが、3月半ばに亡くなったそうだ。このコロナ渦の真っ最中、お葬式と言っても家族全部が出席できるわけでもなく、午後2時45分花にうずまった御棺を載せた霊きゅう車が道路の真ん中に停まり、私たち近所の人たちが遠回りに立ってご主人にあいさつ。停車していたのは5分ほどで、霊きゅう車の前を黒服の葬儀社の男の人が歩き、ご主人の車ともう一台兄弟だろうか、2台がしずしず後ろをついていった。

まだ若い人だったから癌の進行も早かったのだろう。

昨夜8時、またNHS へ感謝の意思表示をすべく、各自の庭やベランダや窓から拍手をするキャンペーンがあった。夕闇の中から聞こえてくる拍手やチアーの声に涙ぐみそうになった。

NHS は英国が誇る国民全部が無料の医療を受けられるもので、出産も手術も入院もすべて無料。アメリカはオバマ大統領の時に、英国のNHS を見習ってと言うのが、トランプ大統領で完全崩壊してしまった。今現在はNHS で働く人たちを守るためとこのシステムを守るため、政府は必死でコロナの初期患者、特に若者の感染者は自宅療養をするよう,そして不必要な外出を避けるように、毎日テレビやラジオでキャンペーンしている。

昨日1日の感染者は4244人、死者も569人、国民のほとんどが自宅監禁しているのに、どうしてこんなに感染者が増えるのだろうか?

そしてとうとう私たちの近所にコロナの第一犠牲者が出た。

数日前に救急車が来て、去って行った。一体誰がと思ったけれどそれ以来情報が入ってこなかった。

今朝隣人から近くの年寄りの御主人が無くなったと聞いた。そのお家のお隣へ駅から持ってきた新聞を配りに行くと、奥さんが庭へ出てきたのに出くわし、貴女の御主人が無くなったのですか?と聞いたところうなずいてくれ、お悔やみを述べてそれこそ逃げるように帰ってきた。

ますます何処へも行けない。目に見えないウイルスほど怖いものはない。

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コロナウイルス拡大その後4月1日

2020-04-02 07:47:37 | ロンドン周辺

今日一日の感染者数は一気に4000人も上がった、死者も24時間で563人、これは今まで英国では感染検査が行われていなかったためで、やっと千単位の検査が始まったために、感染者の数が急に増えた。死者も今までは病院で亡くなった数だけしか入れていなかったのが、今日からは自宅や老人ホームなどで亡くなった人たちの数も入れているそうだ。

本当にドジなリポートだと思う。

それにしてもコロナは怖い。健康な人や10代、20台の若い人たちも亡くなっている。今日亡くなった退職したドクターは、応援に駆け付けた末、感染後数日で亡くなったそうで、英国でなくなったドクターはこの方で4人目だという。

昔一緒に働いたことのある友達は、40歳近くで医科大学を卒業して、、今現在ロンドン北部の家庭医(GP) になっている。最近どうしているかなど心配だけれども、恐ろしくて連絡できない。コロナの症状が出た人は絶対GPへ行ってはいけないとお達しが出ているけれど、規則を破るのが平気な英国人(ばかりではなく英国に住んでいる外国人たち全部を含む)も多くて医療関係者の感染も多い。

ポルトガルのキャンプサイトで一緒に遊んだ英国人夫妻からメールが来た。

カバナスから自宅のあるカンブリア地方(湖水地方)までの1750マイル(2800km)をなんと四日半で走って帰ってきたそうだ。彼らはキャラバンをポルトガル中央部のキャンプサイトに預けて大きなヴァンに乗っている。スペインへの入国もフランスへの入国も親切な警察官に助けられ、高速道路を乗り継いでの強行軍だったそうだ。今年73歳の彼は1月心房細動で英国へ行って治療してもらっていたから、私たちが1月末帰ってくるときには会えなかった。それでいて、この強行軍。すごい体力か気力か。

今日思い立ってマスクを作った。娘が置いていったインドの木綿布でガーゼよりやや厚手の空気がスケスケ通る布で、インターネットを見たらコーヒーフィルターで製図してミシンで縫いゴム紐の代わりにパンティストッキングのモモのあたりを2㎝くらいの輪切りにすると伸びが良くて耳に優しいひもができる。

約10分で一枚できてこれならたくさん作れるが、自宅隔離のこの身ではこんなマスクをして出かけるところがない。

友達ににマスクをした写真を送ったら忍者のようと言われてしまった(大笑)

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