Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ポルトガルの花 その2

2023-04-30 02:54:50 | 日記

英国では4月末に霜が降りるかもしれないと騒いでいたこの時期、気温30度、炎天下を歩いているとそこここにかわいいけしの花。

遠くから見ると高い木の上に黄色の葉のように見える変わった花。今まで一度も見たことがなかった。

 

塩田のあぜ道を埋め尽くすシーラベンダーはこの巨大な一株だけ花盛りだったが、これが全部花が咲きだしたらどんなに見事だろうか。

可憐なハイビスカス。

ブーゲンビリアは色とりどり。

英国の我が家のイチジクはやっと芽が出始めたばかり。土産店には乾燥イチジクがたくさん売られている。

野生化したランタナ、ポルトガルでは長期にわたり咲いているが英国では決して育たない。

野原に咲いているかわいい花だけれど、硬い葉の先は鋭いとげがある。

ジャカランタの鮮やかな紫は青い空に溶け込んでいくよう。

巨大な木に咲く鮮やかな赤い花 ディゴ、これも今まで見たことがない。

 

いかにも南国の花、東南アジアではよく見かける。

高い木の枝に下がっているかわいい花・センダン これも今から咲くらしく3月まででは見たことがない。

タチアオイは特別珍しい花ではないが、この時期英国ではやっと芽が出たばかり。

ザクロの花、道端でよく見かける。9月頃にはおいしい実がなっているのに採る人もほとんどいない。

昼顔はどこでも群れになって咲いている。

不気味な大きな花。巨大なつる。

野原や道端に咲いている優しい色合いの野の花。

マンゴーの花。オープンマーケットの果樹売り場で写したもの。

アボカドも同時期花盛り、ポルトガルのアボカド畑は木を低めに育てている。ポルトガル南部ではアボカドがお金になるとオレンジ畑を壊してまでアボカドを植えたため水不足になり、今では植林を禁止されているという。それにしてもこの花を見たことのある人がどれだけいるだろうか?

巨大な木に下がっている豆のさやのような実は秋に真っ黒に実って、甘くなる。この鞘を粉にして犬のチョコレートを作るという。真っ黒のケーキも作られる。

一年中咲いている野生の朝顔。

もう終わりかけの春菊の花。今回は種を沢山採ってきたので我が家の庭に撒いて春菊の収穫を狙っている。

昨日も載せたオーキッドツリー、白や薄いピンク、濃いピンクといろいろあり、まるで桜の代わりに楽しむことができる。

昨年キューガーデンの温室で見たEchium Wildpretti (テネリフェ島の高地に自生している)によく似た花、あれはピンクの花で規則正しく斜め上に咲き進んでいた。この花木はあれほど大きくない。

大きな木からこんなスズラン様の花が咲きこぼれる。花が終わった後に真っ黒の種が下がり、もう6年ほど前に種を植えてみた。5か月後に芽が出て、今では2メーター以上の細い木になっていたが、この冬の寒さで枯れてしまった。英国では花は咲かないだろう。

町の歩道の隅に植えられているアマリリス。さすが南国直植えで花が咲き誇っている。

今では全然珍しくもないオーストラリアン・ボトル・ブラシュの花。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ポルトガルの花 その1

2023-04-29 06:37:09 | 日記

私は過去10年ポルトガルで越冬してきたが、毎年10月から3月までで、4月半ばから終わり近くまでということがなく、今までで見られなかった花が咲いていて大いに感激、花の写真ばかり何百枚も撮っている。

まずはキャンプサイトのいたるところ垣根の代わりに植えられている夾竹桃が満開。

そして今は南国どこでも真っ盛りのブーゲンビリア。キャンプサイトではこの深紅しかなかったけれど後に違う色も載せます。 

サイトのキャンパーで永住している英国人夫妻の庭の花。

アフリカンデイジー。

これもサイトの個人住宅の庭で見かけたお花でパロッツビーク(オウムのくちばし)という。

タヴィラの城塞内の庭で見つけた木の花、オーキッドツリー(ランの木)

トランペット フラワー

今が真っ盛りのオリーヴの花 こんなにまじかで見たのは初めて。

コンピューターではファイアーウィードと出てくるが野生種のファイアーウィードとは全く違う。

ブラジリアン・ジャスミン

ハイビスカス。これも今ではどこでも満開。

道端や野原で2月頃から咲いている野生の花、名前が分からないがこの形と色が好みの花。

 

 

 

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ポルトガル ホリデー 4月13日から27日 Day 1

2023-04-29 04:23:45 | 日記

昨年春に予約したカバナスのキャンプサイトの中のバンガローは2週間でおよそ8万円、今回は最初の1週目に81歳の友達Tさんと次週は68歳のT子さん。

出発の前日、カバナスの隣町タヴィラに住む日本人のK子さんに連絡して、天候を聞いたところ、とっても寒いとのことで夏服数枚づつにセーターや長袖の下着、ヒートテックも着て行った。

山がない英国の海岸線から,ガンジー島やジャージ島の近くを飛び普通は荒波で知られるビスケー湾を通って北スペインからポルトガル南のファーロ空港へとぶ。

飛行機は格安で知られるイージージェット。搭乗券は安いが、荷物のほうが高い。今回も23Kgまでの大きな旅行バッグを借りて、バンガローで食べる食料品や調味料などいろいろ詰め込んだ。それにタヴィラにいる2人の日本人の友達のお土産も詰めた。空港で計量器に載ったら2KGオーバーで22ポンドを支払う羽目になってがっくり。

 

ポルトガルの内陸の上空はほとんど大きな町がなくて、オリーブ畑やオレンジ畑がひろがっている。 

ファーロ空港は海岸線にあり、いったん海に出てから着陸する。

空港には4年前スエーデンから引っ越してきた日本人の男性がいて、彼は素晴らしいフランスの車を持っていてお出迎え。今回も2週間のほとんど毎日車であちこち走り回り大変お世話になった。

ファーロ空港からタヴィラへ行く途中のオルニャオの町では、市がバックアップして廃棄された教会にこんなグラフィーティを描いてある。これらはストリート・アートとよばれる。

キャンプサイトの中のバンガローは全部で10軒あり2人用から家族の5人用まであるが2人用は毎年来ている旅行者に予約されていて、私が予約したのは5人が眠れる2ベッドルームのもの。

プレハブの建物で、一部屋はダブルベッド、もう一部屋はシングルベッドと2段ベッドが入って両親と子供3人が眠れるように作られている。

大人二人だけでは十分な広さと2室でゆっくり過ごすことができた。

 

 

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Thank you と Please

2023-04-01 18:20:52 | 独り言

英国では子供が小さいころから、Thank you (ありがとう)とPlease (どうぞとかお願いの意味)という言葉を厳しくしつけられる。

私がここ英国へ来た51年前(1972年)に落ち着いたポールの家で、初めに教え込まれたのがこの2つの言葉だった。たとえばお茶はいかが?と言われたら Yes Please だし要らなければ No Thank you という具合。だからポールも死が迫ってきた1週間くらい前まで、体をふいたりお水や食べ物を上げたるすると必ず Thank you の言葉が返ってきた。

その2つの言葉のエピソードが忘れられない。

ショッピングカートを引っ張ってマーケットへ買い出しに行く途中、若い男性が歩道の端に座り込んで車の修理をしていた。この歩道は幅1メーターくらいで狭く彼の後ろをサーと通り過ぎたとたんに Thank you will be nice. (ありがとうの一言がいいのに)と言われてしまった。思わず Thank you  と言って歩いたが、どうして歩道でお礼を言わなきゃならないのだ?と思った。彼は自分の道路だと思ったものか?それ以来この歩道を通るたびに、その男性の言葉を思い出す。

ルーシャムの青空マーケットは多国籍人種のるつぼのような所で、売っている品物も西インド諸島のタロイモや、イタリアからのキーウイ、トルコからのシシトウ、スペインのトマト、南米からのパイナップルなどが安く売られている。

私はなるべくビニール袋を使わないよう、昔から手作りの買い物袋をたくさん持って行って、必ずこの袋に入れて頂戴と布袋を出して入れてもらう。たいていの年取った女性の売り子はそれだけで Thank youと言ってくれるが、この日果物を買って この袋に入れて と言ったところ Please !! と言われてしまった。確かに Please put it in this bag なんだけど、忘れてしまうんですよ。生意気に若い娘からPlease を言えと強制され、ムカッときたがそれなら相手も Thank you くらいは言えよ。

孫のジュードはもうすぐ8歳になる小学校3年生、時々親の都合で、迎えに行くのが無理でそのたびに必ずお呼びがかかってくる。こちらでは11歳になるまで子供は一人で通学させない。特にジュードは家から離れた私立の学校だからバスか電車と徒歩で迎えに行くしかない。普段は彼の両親が自家用車で送り迎え、こんな規則だから朝夕の学校の送り迎えに車が大混雑している。

先日も迎えに行ったら、学校の玄関から私を見つけて走ってきて、抱きついて、Thank you Nana, Come to pick me up. なんて行儀のよい男の子に育ったことかと嬉しくなった。

 

 

 

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