先日ヴィクトリア&アルバート ミュージアムで開かれているフリーダ・カーロの展覧会へさそわれた。
友達がこの博物館のメンバーシップを持っているので予約なし、入場料も払わずに入っていけたが、私たちの前に並んでいた女性2人はチケット売り切れと断られていた。
フリーダ・カーロはメキシコの女性画家で、眉毛がほとんどくっついた自画像を多く描いている。それらの絵は眉が濃いだけでなく、口ひげもうっすらと描かれており、一目には男性のように見える。写真の方が明らかに女性的に見える。
メキシコの風土から見ても当地の絵画は色彩が派手、ほとんど原色に近い。
展覧会場の前に飾られた彼女の本と一緒に展示されているのがメキシコ女性の晴れ着のTシャツ様の上着。
会場内は写真禁止で城内は薄暗いうえに、たくさんの人がほとんど固まって説明を読んでいる。暑いうえに、バックグランド・ミュージックがうるさく、絵を見てもあまり感動しなかった。
この展覧会では彼女のメキシコの衣類、特にきれいなスカートがたくさん展示されていて、当地の女性は長いスカートに刺しゅう入りの上着で身を飾っていた。
フリーダは子供の時に小児麻痺を患い、大人になって交通事故でコルセットを付けずに生活できなかった。47歳で亡くなった短命の人だが、ここロンドンでは今人気がある。
この展覧会のために博物館の女性職員が、メキシコの衣装で中庭を歩き回っていた。写真をとお願いしたら快くポーズをとってくれた。
中庭の真ん中に設置されたフリーダの像、彼女の濃い眉毛を強調して描いてある。
この日は英国では珍しい30度近くの暑い平日、たくさんの家族連れが中庭で日向ぼっこをしたり、お昼を食べたりしていた。子供たちにはこの博物館は退屈だろう。