先週9月7日全部読み終わった本をセント・ジョン・ウッド図書館へ返しにいった。
此の図書館の外観はどう見ても図書館に見えない。まるで古本屋みたい。実際いらない本が英語や日本語あらゆる種類の本が売られている。
私もここでNHK の ためしてガッテン の古雑誌1冊買ったら20ペンス(約30円)だった。
実際この日本書のコーナーは日本でいうところのBook Offと全く同じであろう。
で、借りた10冊を返して、本当はまた借りるつもりがなかったのに、見るとだめだなー。やっぱり8冊借りてきた。借りた本は見たいと思ったから借りたので、手元にあると毎日朝から寝るまで読んでいる。家事など一切しない。こんな時は独り身ほど楽なものはない。
前回借りた本の続きでローマ亡きあとの地中海世界 の2がなくて3,4を借りて1日1冊づつ読んだ。塩野七海さんは戦争物が好きなのか得意なのか、4ではマルタ島でのトルコとの海戦、それにキプロスの攻防戦、などが本当に見てきたように描かれている。ローマ人の物語でも、彼女の描くシーザーの戦記は圧巻だった。
上の3冊は私の好きな作家で今まで何冊も彼らの本を読んでいる。この中ではやっぱり阿刀田高さんのギリシャ神話が面白かった。
沢木耕太郎さんも以前から好きな作家。彼の深夜鉄道は全巻しっかり持っていて時々読み返す。この 凍 という本はヒマラヤの雪山にアタックした若い日本人夫妻が,凍傷で手足の指を切断してもまた登山に挑戦するノンフィクション。彼の本はいつもさわやかで、感動させられる。
最後に読んだ堂場瞬一氏の チーム 箱根駅伝で選抜に選ばれなかった大学のチームの中から優秀走者を選び、学連選抜チームを作って217.9KM に挑戦するストーリー。私も以前ロンドンマラソンを2回も走って、あの時のつらさや楽しかったことなどが思い出され、時には涙して読み終わったときは本当に感激した。
英国では普通フルマラソンとハーフマラソンが盛んだが、1990年代、癌研のチャリティで、マラソン42㎞の距離を11人で走る駅伝があり、私女一人あとは若いイギリス人男性で固めて3回優勝したことがあった。
チームの名前は Reiko's Angels この名前は昔テレビドラマであったチャーリーズエンジェルス(若い女の子が数人と年寄り男性チャーリー)の反対をもじったもので、もう退職まじかの私に20-30台の男性が活躍した。懐かしい思い出。