Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

乱読3

2023-09-19 04:49:50 | 日記

先週9月7日全部読み終わった本をセント・ジョン・ウッド図書館へ返しにいった。

此の図書館の外観はどう見ても図書館に見えない。まるで古本屋みたい。実際いらない本が英語や日本語あらゆる種類の本が売られている。

私もここでNHK の ためしてガッテン の古雑誌1冊買ったら20ペンス(約30円)だった。

実際この日本書のコーナーは日本でいうところのBook Offと全く同じであろう。

で、借りた10冊を返して、本当はまた借りるつもりがなかったのに、見るとだめだなー。やっぱり8冊借りてきた。借りた本は見たいと思ったから借りたので、手元にあると毎日朝から寝るまで読んでいる。家事など一切しない。こんな時は独り身ほど楽なものはない。

前回借りた本の続きでローマ亡きあとの地中海世界 の2がなくて3,4を借りて1日1冊づつ読んだ。塩野七海さんは戦争物が好きなのか得意なのか、4ではマルタ島でのトルコとの海戦、それにキプロスの攻防戦、などが本当に見てきたように描かれている。ローマ人の物語でも、彼女の描くシーザーの戦記は圧巻だった。

上の3冊は私の好きな作家で今まで何冊も彼らの本を読んでいる。この中ではやっぱり阿刀田高さんのギリシャ神話が面白かった。

沢木耕太郎さんも以前から好きな作家。彼の深夜鉄道は全巻しっかり持っていて時々読み返す。この 凍 という本はヒマラヤの雪山にアタックした若い日本人夫妻が,凍傷で手足の指を切断してもまた登山に挑戦するノンフィクション。彼の本はいつもさわやかで、感動させられる。

最後に読んだ堂場瞬一氏の チーム 箱根駅伝で選抜に選ばれなかった大学のチームの中から優秀走者を選び、学連選抜チームを作って217.9KM に挑戦するストーリー。私も以前ロンドンマラソンを2回も走って、あの時のつらさや楽しかったことなどが思い出され、時には涙して読み終わったときは本当に感激した。

英国では普通フルマラソンとハーフマラソンが盛んだが、1990年代、癌研のチャリティで、マラソン42㎞の距離を11人で走る駅伝があり、私女一人あとは若いイギリス人男性で固めて3回優勝したことがあった。

チームの名前は Reiko's Angels この名前は昔テレビドラマであったチャーリーズエンジェルス(若い女の子が数人と年寄り男性チャーリー)の反対をもじったもので、もう退職まじかの私に20-30台の男性が活躍した。懐かしい思い出。

 

 

 

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ウクレイナの祖母と孫

2023-09-09 06:01:07 | 日記

孫ジュードのクラスに昨年からウクレイナの女の子が来ていて、なぜかジュードが大好きらしい。それで親子で行き来しているうちに、その子のお母さんからスポンサーになってほしいと頼まれて、嫌と言えずに彼女の母親のヴィザ申請書にサインをしてしまったらしい。

その8歳の女の子(アナスタシャ)には10歳のお兄ちゃん(ヴラッド)がいて彼らのお母さん(アンナ)の3人は難民として英国に来ている。そしてアナスタシャとヴラッドは学費も高い私立の学校へかよっている。一体だれがこの費用を払っているのかは知らない。

それにこの親子3人がどんなところに住んでいるのかも知らないが、アンナの母親と彼女の妹の息子6歳が我が娘の家に住み込むことでヴィザがおりて、今朝真夜中の12時過ぎに到着した。

私の娘はこの話が現実味を帯びてくるとすぐ4つのベッドルームのうち2部屋を片付け、2室あるリビングルームの1室を彼らが憩えるように何度も片付けていた。

そしてこの一番大変な時、というのは今朝明け方4時半、私の娘はイタリア ミラノへ行くべくタクシーで空港へ向かった。

それまでおとなしく寝ていたジュードはパパのパトリックが火曜日からミラノに行っており、そしてマミーまでいなくなって、ナナ(私のことーおばあちゃんという赤ちゃん言葉)しかいない、と朝まで泣き詰め。私の携帯から彼は両親にメッセージを送り絵文字の泣き顔が20個も並んでいた。ずーと行かないでとメッセージを送っていたのに学校へ行く起床時間になると、すっかり元気になり出かける寸前までコンピュータゲームに熱中していた。本当に子供の頭の中はどうなっているのやらと思う。

3時半に迎えに行ったら、自分の家に置いてあるアイパッドを私の家にもっていかないと僕は今晩眠れないというから、また彼らの家に向かった。

6歳の男の子マックスは何かの障害があるらしいが、まだ自分の母親がガンで亡くなっとことを伝えていないそうだ。今日の午後30分ほどいるうちにジュードと仲良くなって二人でおもちゃのガンを持って嬉々として遊んでいた。

まだ名前も知らないマックスのおばあさんはたぶん私よりも若いらしい。ふっくらとして優しい感じの夫人だが、英語が一言も話せない。

これから戦争が終わるまで居るらしいがいったいどうなることやら。

無神論者のこの私、それでもあらゆる神様にお願い、早く戦争を終わらしてほしい。

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乱読2

2023-09-07 05:33:13 | 日記

2週間前にセント・ジョンズ・ウッド図書館で借りたこの本、2日半で昼寝もしないで読んだ。アメリカ人作家のミステリー、読んでいるときは夢中でいたけれど、読み終わってみるとやっぱり古い本のミステリーは今現在の文化の進歩についていけない。この本1994年発行。当時の警察では最近のようなアイフォーンがなかったから、連絡はどこかの電話を利用しなけりゃならない。黒人の死刑囚と新聞記者と黒人の刑事の物語。

面白かったけどもう一度読みたい本ではない。

 

最後の10冊目は私が一番尊敬する塩野七海さんの ローマ亡きあとの地中海世界。

2008年発行の本だけれど、こんな本は決して古さを感じさせない。彼女の ローマ人の物語 全巻は誰にも貸さずしっかりと本棚にしまってある。

そしてこの中古の本だがこんなに感激してしっかり読んだことがない。素晴らしく教えられた気がする。何しろ地中海沿岸は北アフリカからトルコ、ギリシャ、クロエシア、イタリー、フランス、スペイン、ポルトガルまで 全部旅行してきていながらこの本のような中世期の歴史、回教徒の海賊に蹂躙された暗黒の中世紀を知らなかった。

2巻目があったらいいのだけれど。明日取り換えに行って探してみようと思う。

 

スコットランド出身のGraham Hancock(この本ではグラハム・ハンコックと日本語呼び名に書いてあるが、英国人はグレアムと発音する。)

この作家ジャーナリスト出身で世界各国の古代遺跡や伝説を調べ、人類は1万年以上も前に高度な文明があったという。この2冊を読んで本当に洗脳されてしまった。

1999年発行の本だが大変難しい本で、読み終わるまで1か月以上もかかった。

 

 

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