Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

庭木の剪定

2019-10-31 17:53:44 | 日記19

裏庭のイチジクの木があまりに大きくなりすぎた。今春亭主に枝卸をしてもらったが、途中で滑って後ろ向けに倒れた拍子に、電気のこぎりを両足に落として出血多量のけがをした。

それでこの秋は専門の庭師に来てもらって前後の庭を剪定してもらうことにした。この庭師はもう10年ほど前、近くの通りを歩いているときに見かけた人で、しっかり身の安全をしたうえで高い木に上り周囲に気を配りながら小出しに切っていく。それに通りに助手を配して、通行人の安全も確認していたので、これぞプロフェッショナルと確信して、以来毎年来てもらっている。

 

 

庭の4分の一を占めるほど大きくなったイチジク、枝を全部はらってもらった。

 

 

 

 

これで来春は太い幹から小枝がたくさん出てくるだろうが、来年のイチジクの実はならない。

 キッチンの窓に近い梨の木はもう古くて10年前くらいまではたくさんの収穫があった。

 

 

この庭師に診てもらったところ、古くなった果物の木は剪定しても実は余りならないと言う。

 

それでも全部切ってもらうのはかわいそうで、枝を掃うだけにしてもらった。

 

こんな哀れな姿になってしまったので来春は新しい枝が出るのだろうか?心配。

 

 

 

 

前庭の垣根は普通1年に2回切らないと伸びて大変なのだけれど、この日を待って居たので手入れしないで伸び放題。

 

 

 

 

さすがはプロの庭師、前後の木を伐り剪定し、二人で6時間働いて見違えるほどになった。

前庭の芝生に積み上げた切り取った枝葉は、翌日裁断機を持ってきてあっという間に片づけて行ってしまった。

裏庭が見違えるほどに広くなって、温室に日光が入るようになった。

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ラグビーワールドカップ

2019-10-26 18:33:59 | 思い出

私が英国へ来た1972年、ロンドン北部の亭主の友達の家にしばらく滞在したことがあった。

その家の16歳の少年は、母親がウエールズ出身で当時ウエールズはラグビーが強かったのだろう。

それまでラグビーなどというスポーツは聞いたことも見たこともなかった。

その年、日本からウエールズに日本の大学ラグビー部が親善試合にやってきてテレビで中継してくれた。その時のキャプテンは1979年私が日系の銀行に働き始めたときに、ある課の係長をして日本から派遣されていた宿沢氏。英国職員からヒーローと呼ばれ慕われていた。

テレビではウエールズのクラブが勇壮なクラブの歌を歌った後で、日本組は My Bonny lay Over the Ocean。と合唱して、16歳の息子から大笑いされた。おまけにその時のスコアーも目も当てられない数字だった。・・・・今でも思い出すと悔しい。

あれはいつのラグビーワールドカップだったのか。2人の日本選手が大きな外国人選手の両腕にぶら下がっているのにボールを持ったまま走っていたのは。その時のスコアーも90数対5 だったか。テレビのラグビー解説者が、もう一度でいいから日本がトライを決めてほしい。と言っていたのが思い出される。

4年前の日本が南アフリカを破った後、英国のメディアはこぞってGiant Killer (巨人殺し)と書き立てた。今回の8強まで残っての対戦も英国メディアは好意を持って書き立ててくれた。

2003年、私と亭主はオーストラリアへ3週間のホリディーに出かけた。

ヒースローの空港で搭乗を待つ間、設置してあるテレビの前は大変な人だかり。この時英国とオーストラリアの決勝戦が行われていたのだ。

結果を見ないうちに搭乗になって、それまでラグビーに興味を持っている様子に見えなかった亭主が, ”今日ほど飛行機が遅れてほしいと思ったことはない” としぶしぶ搭乗したのだった。

飛行機が離陸してしばらくして、キャプテンのアナウンスで ”今英国が優勝した。”

飛行機中が沸き立ったことは言うまでもない。

今日英国対ニュージーランド・オールブラックの対戦。こんなにエキサイティングで面白い試合を見たことがない。4年前の英国は初めの4回戦でも勝てず、あんなにみじめなチームは無いと思われた。、だから世界の名コーチ エディージョーンズ氏を起用したのだね。

私も亭主もオールブラックに勝てるわけがないじゃないか。と言ってたのに素晴らしい成績。

来週が待ち切れない !!!

 

 

 

 

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晩秋の花

2019-10-25 00:47:50 | 日記19

10月も終わり近く、朝夕は寒くてセントラルヒーティングを入れないと、寒さで震え上がってしまう。今週末から冬時間になる。

10月に入って一日中青空だった日は3日だけ,良くもこれだけ雨が降れるものと感心するくらい降って、薄暗い。

昨日曇り空の中近くのベッケンナムプレースパークへケシの種を蒔きに行った。

我が家から急坂の通りを上って公園へ達するが、この通りにはいろいろな木が植えられてある。桜の木も数種類、銀杏の若木も植えてあるし、アーモンドの木や名前も知らない木々がいろいろ植えてあり春先は楽しい。

 

 

 

 

ところがこの汚れ方。春先に真っ白な花がびっしりついて素敵な木はオーナメンタルペア―(飾り用梨)と呼ばれる。ピンポン玉くらいのこの梨は渋くて食べられない。それで歩道がこの有様、2本ある木の周りのすざまじさ。

 

 

8月に来た時矢車草があちこち咲いていたので彩に赤やピンクのけしをと思って行ったら、なんと素晴らしい野の花の花園になっていた。白や黄色のデイジーだって本来ならば春の花だと思っていた。矢車草も春の花だと思うがいかが?

 

 

 

 

草むらの中もまばらなところを歩き回って、ポピーの種を蒔いて出てきたときには靴は泥が厚くへばりついて重くなっていた。毎日の雨で粘土質の地面はぬかっていた。

 

公園も庭師たちが管理している花畑はほとんどの花が終わって、ただ一本この巨大な西洋オダマキが咲いていた。

 

 

この公園は一昨年までゴルフ場だったところで、広大な芝生の敷地、遠くに白い花が見えるから草地を歩いて行った。

 

ここも野生の花の種を蒔いたらしい。このあたりの白いディジーは花が小さい。

このあたりの黄色の花の葉が春菊に似ているが、ポルトガルの野生の春菊は白い花だし葉に匂いが無い。上の方で挙げた黄色のディジーとは葉の形が違う。

もちろん公園のだから春菊だとしても摘んでこようとは思わなかった。

 

 

 

今頃こんなに花が満開で種になるころには寒さと雨で腐ってしまうだろう。一年草のこの花たち来年はどうなることかと心配してしまう。

あちこち歩き回って花を愛でていたら、また雨が降り出し急いで帰ってきた。

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2019-10-21 19:31:33 | 独り言

昔から傘が大好きで、きれいな傘を見ると無性に欲しくなる。そしてまた電車通勤していた時にどれほど多くの傘を電車内に忘れてなくしたことだろう。忘れてロンドンメインの忘れ物置き場へ取りに行っても絶対出てこないのが傘。一年に1回とかこれらの傘を競売するとのことだが、そんなインフォメーションは終わった後しか回ってこない。

 

 

 

夫婦二人の我が家には今現在この写真の傘のほかにキャンパーに4本、自家用車に2本常備してある。

娘夫婦が同居していた4か月間に、娘婿に貸した何本かの傘は一本も返ってこなかった。

 

 

この折り畳みの傘はリバティプリント、私の持っている中では一番高いものだけれど、特に欲しくて買ったものではない。

クリスマスプレゼントにリバティの100ポンド商品券を貰って使いきれずしぶしぶ買ったもの。

リバティプリントを知っている日本人女性ならすぐ ”リバティだね。”” と言ってくれるが英国人では知らない人が多い。

 

 

私の一番お気に入りのこの傘はドイツのドレスデン観光案内所で買ったもの。これをさして歩くと英国人中年以上の女性から声をかけられる。

今朝も雨の中バス停までこの傘をさして行ったら、バスを待って居た婦人が、すてきな傘ですねぇーと声をかけてきて一時雨のことや天気のことで話が弾んだ。

人種雑多のロンドンならではどんな人とも平気で会話ができるようになった。

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ガイズ ホスピタル(Guy’s Hospital)

2019-10-15 22:47:13 | 日記19

ロンドンブリッジ駅から数百メートルに位置する大病院はガイズ・ホスピタルと呼ばれる。

10年前78歳の亭主は肺がんで左肺下葉切除の手術をしてもらったこの病院へ、また通うことになった。

10年前は病院全体が古く、建物も今回ほど大きくなかったと記憶している。

 

 

正面玄関は割合狭くいつも駐車場が満杯。正面の両横には非常に高いビルが建っている。

正面左側の高層ビルは

 

 

 

一般の病院と同じ各科目に分かれた医療設備が完備されているのだろう。

私はこの玄関へ入ったことがないから憶測だけしか書けない。

 

この高層ビルは正面玄関の右の建物で2016年9月にオープンした癌センターである。

 

まだ新しくてきれいなこのセンターには毎日450人の癌患者が訪れる。

 

一階にはオートメ化した受付と、次回予約受付のオープンオフィス、血液検査の一角、コーヒーショップなどがある。真ん中には広々とした待合椅子が置かれてゆったり座っている人たちが多い。

 

特筆すべきは受付の近くにかつらと特別なブラジャーを売っているお店があること。

薬物療法や放射線療法で脱毛した癌患者のためにかつらは必需品。それに乳房切断患者のための特別なブラジャーを扱っているこのお店、初めて見て感心した。

エレベーターは一階の表示がWでこれはウエルカム・フロアー 次がR で Rediothoropy (放射線療法)次はO Out Patiant( 外来患者)などと別れているが、R のフロアーへ行くとここに受付があり,癌の位置、種類によって反対のエレベーターでまたR1 や R2 とフロアーを上がっていかなければならない。だからメインのエレベータは普通の1階や2階と表示していない。

亭主ポールは5月半ばに肺に影があると言われて以来検査ばかりに3か月も費やし、8月末にこのガイズホスピタルへ送られた。この時点でまた同じ左肺に癌があると診断されていたが、貴方の体力では放射線療法も大丈夫だろうと言われてその気になった。それまでこの年では薬物療法で苦しい目に合うより何もしないで自然に任せようと言っていたのに。

この放射線科でもう一度ペッツスキャンをと言われて、初めのペッツスキャンから2か月半での再スキャンの結果では、転移が4か所にあって肺癌の治療不可と言われてしまった。

本人はまだ自覚症状が全然無いので元気で車も運転し、ショッピングも散歩も兼ねて二人で5-6㎞も歩いていく。

この赤いドアの向こうでは肺がん患者の放射線治療が行われている。

昨日で5日間の放射線療法を終わったが、これは、背骨に転移した癌細胞の進行を遅らせるためでこれが大きくなって脊髄を圧迫すると歩けなくなる。

亭主は今までラッキーで幸せな人生を送ってきたから、もういいのだと達観しているが娘が大いに心配している。それで今回の放射線療法の後1か月後に様子を見たうえ、またキャンピングカーでポルトガルへ行く予定にしている。歩けなくなるまで人生を楽しもうと決心しているし、医師たちもそれを推奨してくれている。

 

 

 

 

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鳥、鳥、珍しい野菜、リンゴ、林檎

2019-10-02 16:31:04 | 日記19

 

 

 

 

最近向かいの家の煙突や屋根にフラッシュの大軍がやってくるようになった。その家以外ではどこにも止まらない。このフラッシュは近くで見ると白い斑点に羽の色もブルーや黒、茶など交じっていてとってもきれいな鳥だ。

普通は車で5分ほど行った大きなスーパーの駐車場に群れていて、私たちが歩いていても恐れもしない。外につながれているショッピングカートのハンドルに停まって誰かが呉れる食べ物のカスを待って居る。スーパーとしては衛生上汚くて困るから、大きなスピーカーを置いて鷹や鳶の鳴き声を放送する。以前は一声で全部飛び立ったが最近では慣れてしまって全然効き目がない。

7月後半から8月半ばまでのイチジクが実りだすと早朝大軍で押し寄せてくる。ほとんど私が目覚める前にやってきて熟したものから食い荒らす。

ところが今年はこのフラシュだけにとどまらず、尾長とグリーンのパラキート(インコ)が参加した。

 

 

 

 

このインコはもう20年ほど前からヨーロッパ南部で爆発的に繁殖してスペイン…イタリアなどどこでもいるが、北ヨーロッパではドイツのライン河畔の森林で巣づくりしている。

英国でも公園や川渕の木々のある所では甲高い声で飛び回っている。この鳥たちは今まで我が家の果物の木(リンゴ、イチジク、グリーンゲイジ、サクランボ、梨)には興味がなかったらしいが、今年になって2羽がイチジクを食べに来た。今ではやっと実りだした梨を食べに来る。

だんだん人を恐れなくなっていて今では窓を開けて写真を撮っても逃げない。今はまだ2羽だけだが来年大軍で押しかけてきたらどうしよう。

 

 

数日前、友達のアロットメント(賃貸し菜園)からたくさん野菜をいただいた。中でもスパゲティプランツがとっても嬉しい。日本では昔母が作っていてそうめんボウブラと呼んでいた。

子供のころから食べていたが、こちらに来てからあまり見る機会がなかった。マーケットではまだ売っているのを見たことがない。日本の友達でも知らなかったと言っていたから、地方によってまだ出回っていないらしい。

日本では茹でてそうめんやスパゲティのようにほぐしたものを酢醤油で食べていた。それ以外の料理法は教わらなかった。こちらではいろいろ食べ方があるのかもしれぬ。

 

娘からもらった野菜がビートルート、以前からビートルートと言えば毒々しいくらいの赤色が指についてもちょっと洗ったくらいではとれない。英国へきて初めて見たビートルートの酢漬けは真っ赤で、英国人はどうしてこんなに赤く染めたものを食べるのだろうと思った記憶がある。

今回もらったビートルートはゴールデンビートルートという。皮を剥いたら黄色だったので驚いた。生で食べても良しとのことで一個だけ千切りにしてサラダに。甘くてシャキシャキしている。

サトウダイコンもシュガービートというからビート(ビーツ)は全部甘いものなのだろう。

 

 

裏庭のクッキングアップルも全部取った。でないと庭が汚れてたまらない。さてこのたくさんのリンゴをどうするか?今まででこれ以上の量を友達や近所に上げてまだこんなにたくさんある。

前庭に置いてほしい人に持って行ってもらいなさいと友達から提案された。娘はドックランドにサイダー(リンゴ酒)を作る所があってリンゴを持っていくと代わりにサイダーをくれるところがあるという。今は思案中。

 

 

 

この前書いた無人駅のリンゴはロンドン行のプラットフォーム側の大木で、もうほとんど届かない。ところが昨日初めて反対側のプラットフォームの塀の中に真っ赤に熟れて鈴なりのリンゴを見つけた。亭主に頼んで一緒に行ってもらい、フルーツピッカーで採った。

虫食いが多いが実は甘酸っぱくてとってもおいしい。また隣近所に配らなければいけないか。

 

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