Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

これが最後のキャンプ旅行―帰国

2019-03-29 23:50:18 | ポルトガル18-19

 27日の朝6時起き、辺りはまだ夜明けには程遠い暗さ、ところが出発時の7時には朝になっていた。カーナビをセットしてカレーのフェリーポートへ出発

 

 

カレーの環状線の高速道路を走って居たら、急に先行7台くらいで停まってしまった。フランスのポリス2人が行ったり来たりしている。これでフェリーに間に合わなかったらどうしてくれるのだとイライラ。後列が何十kmにもなったところで、とうとうポリスも心配になってきたのか1車線だけ開けて通してくれた。

 

 高速道路からフェリーポートへ行く道路も数キロメートルはあるが、そのトラック道の方は上の写真のようにあらゆるトラックが列を作ってただひたすら動くのを待って居る。運転手が気の毒だった。

もう一方の車線は普通車並びにキャンパーやキャラバン用で、問題なくすいすいと港まで行きついた。

 

 1時間30分でドーバーの港に着いた。フェリーには多くのキャンパーとこれまたびっしりのトラックが詰まっていた。

 

 1時間の時差の関係で、朝10時半にはドーバーの町を抜けM20の高速道路をロンドンへ向けて走っていた。

 晴天はドーバーまでで、高速を走っているころはいつものどんよりした曇り空、それにしてもドーバーへ向かうトラックの多いこと。

 M20では道路工事が延々と続いていて、大型トラックは左車線しか走れないはずなのに、私たちを追い越していくのは大きなトラックばかり。彼らは働いているのだから急いで当たり前か?

 

 ロンドン郊外、ブロムリーを走っているとモクレンや桜のウルトラ満開を何度も見かけた。

 我が家に着いたのは12時ころ、家の周りの道路には6種類の桜が満開で、もう半分散りかかっているところもあった。

 

 

 

 

 

 

 何よりも驚いたのが、裏庭の小さな野菜畑のからし菜がものすごい勢いで伸びている。

早くとって始末しないと花が咲きだすと固くなって食べられない。数本とって熱湯を通し、塩を振って蓋付容器に入れて漬物にしたら、おいしいのだけどワサビのように鼻から前頭葉にかけてツーンとしびれるように辛くて涙が出た。それにしても何とか採ってしまわないとと焦って友達数人に声をかけて取りに来てもらうことにした。

早く帰って良かったー。あと2週間もしたら全部菜の花が咲いているだろう。Thanks Brexit !!!

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これが最後のキャンプ旅行―ブロイン/カレー へ

2019-03-29 22:13:21 | ポルトガル18-19

ボウフレーのキャンプサイトはルーアンの南で、モネのガーデンと呼ばれるモネが終生過ごした有名な庭と彼の家が 20㎞近くにある。以前わざわざその庭を訪ねたこともあったが、今回時間があれば半日でも楽しむことが出来たのに残念。

この朝はルーアンを迂回してパリ寄りのゴーニー・エン・ブレイ(Gouney en Blay)を通って北の高速道路へ行くことにした。

 早朝は朝霧が深く、太陽が出てくるまであたりは薄暗い。

 途中の田舎町でもこんな飛行機のデコレーションがあり、多分近くに飛行場があったのだろう。

 こんな片田舎でも大きな教会?か大聖堂?が現れた。

 

 ルーアンを迂回しても距離としてはほとんど同じ、ただ出勤時間のラッシュに会わなかったのが幸い。キャンパーは滞りなく、カレーへ向かった。

 フランスの田舎のラウンドアバウトはこのようにいろいろ趣向を凝らしてある。

 カレーのキャンプサイトへ行く前にブロインの町でショッピング。カーナビをドイツのスーパーにセットしたら、1.6㎞と表示が出たのに実際走ったら7-8kmも遠回りされて頭にきた。

 

カレーの高速道路近くの何時も行きつけのサイトは、4月1日まで閉まっているから一番近いところで35㎞西の片田舎のサイトで1泊した。

今回はほとんどどこのキャンプサイトでも無料のWIFI があり、カレーの港の様子なども事前に知ることが出来た。

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これが最後のキャンプ旅行―帰国の途-トゥールからボゥフレー(Bouafles)

2019-03-26 14:51:56 | ポルトガル18-19

毎年4月以降にカレーからドーバーへ向けて帰国しているが、今回のEU  離脱騒ぎで3月27日に帰国するべくフランス北部のカレー(Calais)へ向かって毎日走っている。

フランスの北部は4月1日からキャンプサイトが開くところが多く、昨年まで一泊しながら北上していたサイトがほとんど閉まっている。

 

昨夜一泊したトゥールのキャンプサイトは、早朝見渡してみればぐるっと一回りキャンパーが停まっている。そしてそのほとんどが英国車で、皆29日以前に帰国する人たちだろう。

 

 

 

 

朝7時に洗面所で歯を磨いていたら、変な物音。見たら女性サニタリールームへ入る玄関前で女性が鼻を抑えて苦しんでいた。彼女木製のドアの横のガラス窓をドアが開いていると思って鼻から入ろうとしたものらしい。外国人は鼻が高いから骨折する人も多いと聞く。別段鼻血も出ていなかったから、大丈夫だったらしいが、よっぽど痛かったのだろう。

 

月曜日のちょうど出勤時間で、対向車はトゥールの町へ出勤してくる人たちらしい。数か所で渋滞していた。

 

途中の中間分離帯では桜の花が満開だった。ちょうどNHK 桜特集を昨夜見たばかり、日本のソメイヨシノは今では日本の80パーセントを占めるという。ソメイヨシノは人工的に作られた木で、種ができないため、つぎ木で増やすしかないという。ヨーロッパにはソメイヨシノはないはず。だからいろいろな色合いの桜が咲いている。。

走っている途中のラウンドアバウトで見つけた小型飛行機、きっと本物だと思う。

道端の花壇、花の取り合わせが素敵、さすがフランスだと感じる。

 

 

超過スピードを諫めるための人型らしいが、どうせならもっと大きく人間サイズにすればいいものを…・

これは珍しい枝垂桜だった。

まだ新芽の出ていない木々の形がきれい。

これもラウンドアバウトの飾りで、子供が出入りできるくらいの大きなサイズだった。

今夜停まるボウフレーのキャンプサイトは、元貴族のお城か館があったところらしい。お屋敷は隣に売ってしまったようだが、この地所の広大なこと。奥行き1kmくらいに大きく区分けされたキャンパーキャラバンパークで、ほとんどが地元の人たちのホリディーキャンプ場になっている。

風は冷たいが晴天だったので周辺を散歩してみた。マーマイトなる通りの名前に二人で笑ってしまった。

バレリーナのチュチュを連想させるような、可憐な桜の花びら。

深紅のボケもあちこちで見かけられる。

桃の花びらは、本当にきれいなピンク。

 

道端に野生の白いスミレが咲いていた。白の花は珍しい。

この山頂の古いお城は昨年4月にこのボウフレのサイトへ来た時に、カーナビが遠回りしてこの城下の道路を指示して道がわからなくなり、3人の若いフランス人のポリスに聞いても誰もが英語が話せなかった、思い出の場所。

 

 

 

これらの家はキャンプサイトの中の個人所有のシャレーで、ここで生活している人や、休暇ごとに通ってくる人たちもいて、夏は賑やかだろう。

 

1Kmの奥に造られた子供の遊び場が充実している。最奥にはセーヌ川が流れて細く長いボートが行き来していた。

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これが最後のキャンプ旅行―帰国の途(Tours トゥール)

2019-03-24 16:16:06 | ポルトガル18-19

 

 昨夜泊まったキャンプサイトは森の中の小さなサイトで、明るい朝日が森の上から差し込んでくると、とってもきれいなサイトだった。

 

 

 

 

 

 

 

サイトの設備は今まででは一番悪く、男女共同のトイレ、シャワー 2か所づつ、洗濯手洗い場所1か所、皿洗い場所1か所なのだが、特別に身体不自由者のシャワー、トイレ、洗面所が一部屋ですごい設備になっている。健常者は狭いところで我慢せよと言うところらしい。

 

 

草むらには可憐なスミレが咲き、桃の花が咲きだした。スペインのピンクの花も桃だと確信する。

 

 本物そっくりの豚が道端に置かれていた。もしかして本物だったりして?

このあたりには養豚場が多くて、子豚がコロコロいる母豚が分かれた柵の中にたくさんいた。

 こんなにウルトラ満開の桃の花。英国では桃は採れないが、この地域では夏の暑さがずいぶん違うから収穫できるらしい。

 無料の高速道路を北にシャトゥルー(Chateauroux)をめがけて走る。このころからあたりは春霞のように日が差さなくなり、辺りが白っぽくなってきた。

 高速道路のガレージだからガソリンもディーゼルも一番高い。Gazole(ディーゼル)がスペインとは1リッターで40セント(約35ペンス)くらい違う。

来期またポルトガルへ行くとしたら、もうフランスは通らないことにしようとは亭主の言葉。

 街角のモニュメント、これだと小さな子供たちには恐怖の童話しか作ってあげられない。

 大変よく刈り込まれたオーナメンタル・ペア―の並木。

 

 

最近咲き出したばかりの菜の花畑。思わず 菜の花の歌が出てきたのに歌詞のほとんどを忘れてきていた、キャンプサイトへ着くまで思い出そうと、四苦八苦していた。題名も朧月夜だったなー。

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これが最後のキャンプ旅行―フランスへ

2019-03-24 00:06:42 | ポルトガル18-19

 

 ポルトガルを出て今日で4日目、パンプローナから山越えをしてフランスに入る。カーナビをセットして山越えをしようとしたら、まずは狭い田舎の曲がりくねった地図にも載っていない道路に連れていかれ、途中から急な坂道に入ったので引き返して一応フランスへ向かうメインの121Aをフランスへ向かった。途中から121Bに折れ、山越えをする。この121B の道筋にとっても安いディゼルを売っていたガレージがあった。1リッターが1.151ユーロでタンクを満杯にしてフランスへ。

 

 

この辺りはずいぶん前にも来たことがありスイスのような素晴らしい景色を堪能したものだ。

 

 

道路標識にここでもサンチアゴへの巡礼道路の標識があった。

 

 

この山越えはサイクリング・トレーニングにもってこいのきつい坂道が長く続いていて、土曜日のせいもあり、たくさんのグループが頑張っていた。以前も同じような多くのサイクリストがトレーニングしていた。

 スペインとフランスの国境にはもう使われていない国境検問所があった。

 

フランスの立て看板は街中では時速50km、それ以外は80km、高速道路は130kmと言う表示。

 

 検問所を過ぎたばかりのフランス側にはこんな立派な家がずらっと並んでいる。

 

 フランスの農家はカラフルなシャッターがどこでも見られ、夏の暑さや、冬の寒さに対応している。

 

道端に特に植えられたものか雑草のようにカルフォルニア・ポピーといろいろな小花が彩を添えていた。

 

 フランス特有のこの立派な並木道。こんな道路が至る所にある。

 

 

今年は暖冬で道端の花が満開。

 これもひどい棘のあるゴースが満開だった。

 121B は下界に降りると、いつの間にか私が嫌がっていた、海岸近くの道路に出た。このあたり200、300メーターごとにラウンドアバウトがあり、神経をすり減らす。ベイヨンヌ(Bayonne)のあたりが一番ひどく、おまけにそこらじゅうが道路工事でひどい目にあった。

上の写真は両脇が林か雑草の藪になっている田舎道933号線、直線道路が100㎞以上も続いて素晴らしい。

 

 回教徒の結婚式でもあったのか途中の道路に車がずらっと並んで動かず、運転手たちがドアを開けっぱなしで走り回っている。事故でもあったのかと思って心配していたら、赤い旗(どこかの国旗らしい)を窓から出して振り回しながら急に10数台の車が猛スピードで走って行った。あの人たちの感覚は本当に判らない。

この通りはオーナメンタルペア(飾り用梨)の花盛り。花が終わるとゴルフボールくらいな小さな渋い梨ができる。

 レンギョウも今が一番の盛り、我が家の庭でも咲いているかなー。

 規則正しく植えられたポプラ?の林が見事。

 桜もシーズン、あまりピンクのは見かけない。

 

 もう10数週間も続いているフランスのYellow Vest Protest(黄色のベストを着た反政府運動者)を見かけた。今までいつもテレビで見ていて、もういい加減にしたら? と思っていたのにここフランスのガソリンの値上がりがひどくて、今日も安いはずのスーパーマーケットのガソリンさえ、英国より高い。スペインとのディセル価格差が1リットルで40-50セントもする。

毎日長距離を走っている私たちは、毎日給油しなければならないのに、急激な値上がりで、彼らに頑張ってや―と声をかけたくなった。

 

 スペインやフランスの道端で見かけるピンクの花は今日初めて目近に見た。菜の花のような4弁の花びらがピンクで葉は非常に細かい。植物図鑑によればこれは野生のキャベツやクレスの仲間で英語名でLady's Smock (レディーズ・スモック)と呼ばれる。この花は英国、アイルランドのみならず、ヨーロッパ全土に繁殖しているとのこと。

 今夜のキャンプ場ペリグー(Perigueux)を目指して走っているとボルドー(Bordeaux)と同じくらいの緯度あたりからブドウ畑が一面にひろがり、ほかの作物には一切お目に架かれない。

 田舎の教会裏の墓地、スペインやポルトガルと比べると割合質素。

 

 

 

強烈な色彩のモクレンや白い桜、レンギョウ、藤などカラフルなフランスの春だ。

ペリグーのキャンプサイトはカーナビが変な狭い道を指し、あちこち人に訪ね、うろうろしてやっとたどり着いた。もう2度とこのサイトには来るもんかとキャンピングブックに書き込んだ。

 

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これが最後のキャンプ旅行―パンプローナへ

2019-03-22 22:00:53 | ポルトガル18-19

リアザからパンプローナは昨年10月に通った道で、目新しいものはないはず・・・・ 

 

 高地の平野で、もうあちこち耕作の準備がなされている。

 ここはサン・エステバン・デ・ゴルマス(San Esteban De Gormasu)という町?村?昨年も通っているはずが、こんなに崖の上まで住宅があるとは知らなかった。丘の上には古い城塞の崩れたのが見える。

 このサン・エステバンを出たすぐから、ソリアまでの100㎞近く、新しい高速道路の工事着工が進められていて、あちこち掘り起こされて赤土がむき出ていたり、巨大な機械が並んでいたり、来年あたりこの高速道路を走っているかもしれない。

 進行方向の左前方に雪山が見えるようになった。

 

 ソリア(Soria)を過ぎて北に向かう道路は深い渓谷の間を通ってゆくが、その出口近くになると見事な巨岩が行く先々に現れる。

 

 どうしてこんな巨岩が出来たのだろうか?地球の成り立ちは面白い。

 渓谷を出て平野近くになると左右にピンクの花が満開の果物畑が現れる。多分これらは桃畑だろうと思う。こんなピンクのアーモンドだと苦くて食べられないから。

 この地域一面にこのピンクの花盛り。

 道端の雑草も黄色や、ピンクの小花で一度しっかり花を見てみたいものだ。

 岡?か山?の上に古い城塞を抱く小さな村。

パンプローナに近い高速道路の前方、発電風車がゆっくり回っていた。

 

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これが最後のキャンプ旅行―帰国の途 リアザ(Riaza)へ

2019-03-22 20:08:57 | ポルトガル18-19

 早朝カセーレスを出発して、マドリッドの北環状線を通りロード・ナンバー110の

 リアザへ向かった。

 今日も素晴らしい晴天で朝は寒くて、ポルトガルでのTシャツ一枚では過ごせない。

スペインの道路は無料の高速道路が充実していて非常に快調。昨年10月にエンジンをほとんど新しくしたから、今回は100KM (約63マイル)以上で走ってはいけないと言われていた。

 マドリッドまでの地形は左手の遠くに山並みが見え、右手は地平線まで平野が広がっている。

 道端の高い塔?の上に落書きされた丸い容器に、巣をつくったコウノトリは卵を温めているらしく牝は巣ごもりしていた。

 途中の進行方向左手、城塞のようなのが見えるが、新しそうで、いったい何のためかは判らない。

 右へ折れる道しるべ、クシモンドはノートルダムの背むし男の名前と同じと言われてあーそうだった。と気づいた。スペイン語もフランス語も良く似ているらしい。

 さてマドリッドの北環状線で、カーナビの言うことを聞き間違えたばっかりに、悪夢の世界に陥った。町の中心へ向かっていき、途中から地下道へ入って行った。車線も4-5車線はあり、カーナビは地下のために働かず、どこへ行くのか、どこから出たらよいのか判らず、およそ30分以上も地下道をぐるぐる走っていた。まるで泣きそうだった。泣いてもどうにもならないけれど。キャンパーの周りは全部乗用車が同じスピードで走っている。

最後に地上へ出たときはほっと安心、道路標識にバルゴス(Bargos)の名前を見つけた時には奇跡かと思った。バルゴスはマドリッドから北へ200㎞程行った街でこの道路と、ロードナンバー110が交差するところから10kmほどで今夜のキャンプ場がある。

 

 マドリッドも標高1000メートル級の高台にある大都市らしく、暑さ、寒さの厳しい地形で、バルゴスへ向けて走っているときも標高1100メートルとの表示が出ていた。

荒野に巨石が多く、夏は乾燥して砂漠化していくらしい。

 走っている右手には雪山が見え、今年は暖冬で地上に雪がないのがうれしい。

 あちこちに小さな村が散在している。 

 リアザのキャンプサイトは、周囲に何もないところで、立派なオフィスとシャワー・トイレブロックがある高級キャンプ場。

数年前、4月上旬に来たときは雪の中にはまり込んで、ほかのキャンパーからたくさんの応援で、やっと雪の中から押し出したことがあった、

 

 建物の壁はこの石のブロックが積み上げられたもの。

 

 午後早めについたので、リアザの町へ行ってみたいと思い聞いたところ地図をくれて、サイトから歩いて1㎞だという。道端のあちこちにこの黄色の花が満開で地を這っていた。

 町にはこのウインターチェリーが満開。イギリスも今年は早く3月半ばで桜が咲いているとの便りをもらった。

 

モダンな屋根瓦に見たこともない煙突が面白い。

 

町の入り口には子供の遊園地があり、ひとしきり孫のジュードが居たらどんなに喜ぶだろうと2人で話し合った。

 

 街角の壁にこんなに素敵なタイルの絵。

 この町は古いのか新しいのか判らないが、マドリッドからあまり遠くないせいか祭日休日には、スペイン人のキャンパーやキャラバンが多く集まる。冬はスキー場も近くにあるらしい。

 この町の地図と案内にはレストランが27軒もあるので、いったいそんなに多くの人が集まるのかと驚いた。ここは樽の上にワインやビールを載せ、わいわいがやがやとおしゃべりしている人たちが目に見えそう。

 直径15メータほどの円形広場の周囲は、レストランやバルがずらっと並んでいる。

 タウンホール(市役所)がこの円形広場の中心。

 タウンホールの後ろにただ一軒あった教会。

 

古い建物の2階部分に飾られたこの人形2体。一体何だろうと建物を見たらシアスタで閉まっている古いレストランだった。

 

 町の後ろには雪山が見える。

 

この雪山が町の風景を引き締めている。雪山に桜なんて。

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これが最後のキャンプ旅行―帰国の途 カセーレスへ

2019-03-20 22:02:33 | ポルトガル18-19

セント・パトリック・ディのブログを書き送ったその日の午後、英国国会では相変わらずEU離脱の討議で混沌の世界。

EUの方はメイ首相が何度ブリュッセルを訪れても新しい協議内容を提示しない限り進展はない。29日には NO DEAL のまま脱退せざるを得ない…とのニュースが流れて大慌て。

本当にEU 離脱が成立したら、私たち英国に住む人で今現在EU圏内に滞在する人はINTERNATIONAL免許証が必要になる。これは英国内の郵便局でしか発行してくれないから、29日までには帰らなければならない。

それで急いでスペインの北、サンタンデルとビルバオから英国へ出航するフェリーを探してみたが、どこもかしこも英国キャンパーでいっぱいらしく、3月以内には帰国は望めない。

このスペイン北の港はフェリーの回数が少なく、カレー・ドーバー間のように毎1時間に1本の出航などということがない。大体1週間に2-3回、航海時間も24-25時間もかかる。

それですぐカレー・ドーバー間のフェリーを予約、離脱の2日前の27日には帰国することにした。

今日3月20日水曜日、6か月近く楽しんだカバナスのキャンプサイトを後にする。今日から7泊でスペイン、フランスを北上してカレーから帰国予定。

まずはポルトガルの国境からスペインのセビリアまでの一直線140km、無料の高速道路をひたすら走る。

 

 昨年10月この道路をポルトガルへ向かって走った時は、中央分離帯の夾竹桃の花が白やピンクで満開、100KMも続いていた。夾竹桃はすっかり刈り込まれて小さくなっているが秋までにはまた大きく成長するのだろう。

今回は道路両脇のミモザの花が咲き誇り、延々と続いている。

 

 

そして高速道路のミモザの後ろは、過去に見たことがないほどビニールハウスが広がっていた。

 

 

セビリアの近くなってくると交通量がぐんと増え、環状線はスパゲッティのように入り組んで目が回りそう。カーナビを付けていても道を間違えたが、あまり遠回りでなく、やっとメリーダへ行く高速道路に乗った。

 

 

 

道路わきはシスタスの花やミモザの花が咲き、今日一日も素晴らしい晴天。

 

 

 

牛や羊が放牧された乾燥地帯が続く。

 

 

このお城に行きたいと思っていたのに、やっぱり今日も出口を通り越して初めて気が付いた。

高速道路では折り返しがすぐにできず、今日も諦めた。

 

 

ブドウ畑が広がる道筋では、選定されたブドウの枝を焼く煙がたなびいていた。

 

遠くの山の中腹には町が見える。

 

道路わきの平野では一体何の花か一面ピンクになっていた。

 

午後2時(スペイン時間では3時)にカセーレスの町につき、すぐにスーパーマーケットでディーゼルを満杯にし、食料やビールを買い込んだ。

ここカセーレスはセビリアから約240㎞ほど北へ上ったところで、一日中晴天だったにも関わらず、夕方になると寒さが厳しい。アルガーヴがいかに温かかったかを今になって肌で感じている。

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これが最後のキャンプ旅行―セント・パトリック・デイ

2019-03-18 15:41:14 | ポルトガル18-19

先日亭主が ”このキャンプサイトで働いている人たちは、皆いいお給料をもらっているのかなー。みんなニコニコしてとってもフレンドリーだ。” と言った。私から見ると職員教育が行き届いているなーと思ったけど、お給料がいいかなんて考えもしなかった。

イギリス人と日本人の考えの相違だろうか。

この大きなキャンプ場では、トイレやシャワールームの掃除係に女性二人が毎日2回づつ来て働いている。グラウンドの掃除係や庭木の剪定やごみ集積の人たち、それにオフィスで働く人たちに会っても、みな挨拶したり手を挙げて “ボンディア―” (おはよう)と言ってくれる。トータルで20人くらいは働いていると思われる。

先週私たちのキャンパーの斜め向かいに停車したアイルランドのキャンパーは、もう8年ほど前にファーローの西の町クォテーラで親しくしていた人たちで、過去5年タヴィラで滞在していた間に忘れていた。

ご主人のピーターは誰とでもすぐ友達になる気さくな人で、彼らがこのサイトを去る日には、私たちのほかに2組のイギリス人夫婦を招いて、サイトのレストランでコーヒーパーティ。いつの間にか知らないイギリス人たちともお友達になった。

日曜日はセント・パトリック・ディ(St Patrick Day)と言うアイルランドの守護神を祭るお祝いの日だった。

このサイトの入り口にあるレストランでも、天井からいろいろな飾りを下げて盛大なお祝いをした。

私たちのキャンパーは入り口に一番近いところにあるから、すべての歌声も音楽も直に聞こえてくる。朝11時から午後4時までアイルランド人の男性歌手の歌声と、パーティミュージックが鳴り響いていた。一体何人のアイルランド人がこのサイトに居るか分からないが、パーティ好きなイギリス人たちも便乗して、大いに気勢を上げていた。リズミカルな音楽を聴いていると一緒に踊りたくなるようだった。

 

それにしてもこのEU離脱の行方が分からず、最近では毎日英国車がどんどん帰国していく。3月29日までに帰れれば問題はないようだが、もうフェリーも予約満杯だからとすっかり諦め、私たちは4月1日にこのサイトを出発して1-2週間でフランスの港カレーから帰国予定。

もし離脱になったら、29日までにサンタンデルから帰国できればと思うが多分無理だろう。離脱後はグリーンカードとインターナショナル・免許証が必要になるが免許証の方は英国に帰らないと手に入らない。

あとは離脱の延期か,再選挙を期待したいものだ。

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これが最後のキャンプ旅行―キャリスシ(Caricos)

2019-03-15 23:44:15 | ポルトガル18-19

今日金曜日は暑い日だった。朝8時からのサーキットトレーニングでは帰国準備をしているメンバーが多くてたった4人だけだった。毎週金曜日に私たちと同時に、パーソナルトレーニングをしているポルトガルの若い女性2人が、ラジオ体操に参加して、ウォーミングアップした。

トレーニングの後は朝から決めていたキャリスシ(Caricos)への散策、暑さのせいで脱水状態、17.5㎞を歩いてきた。

 

以前にもこの花の写真を載せているが、以前よりますます花の数が多くなり、非常に華やか。ここ以外では見られない。

この野の花も今が盛り、咲き誇っていた。

 

ポルトガルでは3月に果物の花がほとんど咲く、この花はクインス(マルメロ)と呼ばれる酸っぱい果物のなる木の花、ポルトガルではジャムやマーマレードをつくる。

 

梨の花も今がシーズン、英国では5月初旬が例年だからやっぱり季節は1-2か月は早い。

 

 

道端にはこの可愛い野ばらに似た花があちこち咲いている。

 

キャリスシはタヴィラから北の高速道路の下のトンネルを通って行く。

 

 

トンネルの向こうは別世界、シスタスの白にラヴェンダーの紫、ゴースの黄色の花が咲き乱れている。

 

 

遠くに見えるのがボイエイロス村、キャリスシはこの村から2kmほど北にある。

 

 

ボイエイロス村の周りも至る所シスタスの花とラヴェンダーの花の群れが見られる。

 

何処もかしこも花でいっぱい。絵になるような景色が広がる。

 

 

 

このあたりにはグリーンのラヴェンダーの花が見られる。

 

 

キャリスシの村の近く、対岸にも紫かグレイに見えるのはラヴェンダーの花の群れ。

 

 

昨年からこのキャリスシの村はずれの、山の斜面に満開になるラヴェンダーの花の群れに、私の死後の灰を撒いてもらおうと遺言を書こうと決めていた。

ところが今日行って愕然、斜面に大きな道が出来、昨年まで真っ白に咲いていたシスタスの木々は掘り起こされて土が見えている。

すぐにラヴェンダーの苗も同じ運命になるのだろう。多分オレンジ畑かオリーヴ畑に変わるのだと思われる。

 

このラヴェンダーは英国のラヴェンダーと違ってあまり香りがしない。このラヴェンダーはこの国の原産でポルトガルの国花でもある。

 

 

キャリスシの村から谷間の乾燥した川辺まで降りて行って、こんなにきれいな鳥を見つけた。

パートリッジ(きじ)だという。

 

フリーレンジの鳥や卵はバッテリー飼育の鳥や卵より高いが、こんなにフリーな鳥もあまりいないのではと思ってしまう。道路へも平気で出てくるし、がけも登れば草むらも神出鬼没、飼い主の姿を見たことがない。

 

 

 

帰り道ではあちこちシスタスに囲まれ、群れて咲いているラヴェンダーをよく見かけたが、道路わきでないから、灰を撒くには山登りが出来ない人が多いだろう。

 

青空に完全なクロスした飛行機雲、テレビで宣伝しているビルデングソサエティみたい。

 

あと2kmでキャンプサイト。 石の橋の上から遠くに見慣れない形を見つけて、望遠で撮ったもの。グレイヘロン(サギ)が翼を乾かしているのを初めてみた。。

 

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これが最後のキャンプ旅行―カステル・マリムからヴィラ・リアル

2019-03-12 22:55:26 | ポルトガル18-19

 

 最近晴天の日が多くミモザの花も満開。朝は素晴らしい良い天気だったのにお昼ごろから曇ってきた。

 

カステル・マリムへ行く電車の駅で電車を待つ。向かいの巨大なお屋敷の屋根にはきれいな鳩が停まっていた。

 高さ1メートルにもなる銭葵(ぜにあおい)の花も今が真っ盛り。

 桜の花か近寄っても判らなかったが3月初旬にはもう満開。

 

 昨年もこの素晴らしいサボテンの前庭を私のブログに載せたが、今年も久しぶりに見たサボテンはもっと大きくなっている。

 そしてこのお屋敷は売りに出されていた。この地域は村や町から完全に切り離された住宅地で、お店一軒もなく、広大な庭を持つ一軒家が並んでいる。住宅の持ち主が年取って車の運転ができなくなっては、生活に困るだろう。そしてこれらのお家がセカンドハウスにできるくらいの財力のある人が、いったいどれほどいるのだろうかと考えてしまった。

 

海岸の草むらで初めて見たラヴェンダーの花、やっぱり温かいせいで満開になっていた。

 

 

 

長く伸びている砂浜と平行に松林の中の散歩道。黄色や白のブルームも花盛り。

 砂地の下草にはこのガーベラかタンポポみたいな花が咲いている。葉はタンポポの葉に似ている。

 

 

 野ばらかシスタスの小型版のような小さな灌木も白や黄色ピンクの花が咲いている。

 

 

一旦松林が切れた海岸の駐車場にはキャンパーがずらっと並んでいた。ここは無料の駐車場で、電気も水もないが、それでも困らない人たちはこんな駐車場で生活している。

 

 

 はじめこのキャンパーの窓を見たとき、愛想の良いおじさんが笑っていると思い、横から見て初めてこれが写真だと気が付いて大笑い。近くに集まっていたオランダ人グループも一緒に笑っていた。

 

 

この日は風が強くて寒く、海岸を歩く人たちもほとんどが長袖、上着を着ている。

 

 散歩道しるべ。

 

 

 モンテゴードには海岸線がこの立派なブロードウォークになっていて、車いすの人も歩行器の人も歩き回れる。

 

モンテゴードの町はずれからは海岸の砂地を歩いた。波打ち際に鵜の死骸が打ち上げられていた。

 

 昨年この海岸線を歩いた時、遠くに見えた街を、ヴィラ・リアルと思って疲れ切ってたどり着いた川渕で、街は対岸のスペインと気が付いて、どんなにがっくりしたことか。

 今年はこの道を真っ直ぐ行けばすぐヴィラ・リアルにたどり着く。

 道端のシーオニオン(Sea Onion)の花が満開。

この日は12kmの散策、砂地を歩くのは本当に疲れる。

 

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これが最後のキャンプ旅行―カバナス・キャンプサイト

2019-03-12 22:04:58 | ポルトガル18-19

3月に入ると今までびっしり並んでいたキャンパーやキャラバンも徐々に帰国の途につくようになって、歯が抜けたようになってきた。

でもサイトの周りは花盛り、 

 

 

 この夾竹桃に囲まれた奥は個人所有のシャレーがびっしり並んでいて、土手に満開の花の上には衛星放送用のテレビのアンテナが並んでいる。

 

 

 

 

 

 朝日が当たってくるとそろって開花するこの花は,日が陰ってくると急激にすぼんでしまい、その落差が激しい。

 

 

 夕方日が落ちると、広大なキャンプサイトの割には人の行き来がばったり途絶えて、9時過ぎると全く真夜中と同じくらいに静かになってしまう。やっぱり今の時期、退職した年寄りがほとんどのせいだろうか。

3月9日夜8時、まだ夕空には明りが残り、西の空に下限の月が白っぽく輝いていた。

明日から少しづつ太り始めるだろう。 

 

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これが最後のキャンプ旅行―タヴィラのキャンプ仲間 その2

2019-03-06 09:57:16 | ポルトガル18-19

月に1回はキャンパーを運転してショッピングに行く。3月初めショッピングがてらタヴィラで知り合ったオランダ人夫妻とフランス人夫妻に連絡を取りあって昼食のアレンジ。

オランダ人のマルースとアドの夫妻は2月末にモンカラパッチョのキャンプサイトに移った。タヴィラのサイトがだんだん規制を厳しくした為だ。

この日12時にお昼を一緒にと計画したところ、彼らが決めたレストランは彼らのキャンプサイトから3㎞離れた、キャンプサイトと同じ経営者のレストランだという。車一台が通れる細道の奥でまるでヒッピーの家みたい。

 

 

キャンパーをその細道の横のオリーヴの盆栽?の庭に停めてレストランへ向かった。

 

 

 

門の中は普通の家やレストランとは大違い。これはまさしくヒッピーのアイディアに違いない。彼らのキャンプサイトがヒッピーのオーナーだというから、なるほどとうなずける。

 

 

レストランの中は天井が高く素敵な壁のデコレーションが並んでいる。

 

この日のおすすめはレーザークラムと呼ばれる細長い貝とサツマイモやインゲン豆と煮たもの。

私とアドがこれを注文し大いに満足した。レーザークラムは初めて食べたが、やや歯ごたえがあり全体の味がとってもいい。

 

ポールとマルースはチキンを焼いたもの、あまりの量の多さにポールは苦労して食べていた。

 

 

今年80歳のアドは法律家だった関係で、今でもオランダでは国の政治に関係しているという。昔からレース自転車で走り回っていたから、この日も二人で自転車でやってきた。

 

 

あまり手入れのされていない広大な庭のあちこちに、面白い手作りのオブジェを見つけた。プラスチックのボトルを細工したものでいろいろ参考になる。

 

まじかに見たアーティチョークの葉は色と言い形と言い、絵になりそう。

 

 

 

 

レストラン入り口の壁に描かれた3枚のコウノトリはこのポルトガルでは有名なグラフィティ・アーテスト(落書き画家)が描いたものだという。落書きも最近では立派な芸術として認められ、オルニャオなど町がお金を出して描いてもらっている。

 

 

帰り際レストランの料理人の女性がピッチャ―プラントを見せてくれた。これらは熱帯の植物だから温かいポルトガルでも自然には生えていない。

レストランを2時半過ぎに出てマルース・アド夫妻に別れを告げ次に行ったのはフランス人夫妻が滞在するモンカラパッチョのキャンプサイト。

 

 

小さなキャンプサイトで、トイレ・シャワーも2つづつ、新しくてきれいな設備だった。

モンカラパッチョには4か所のキャンプサイトがあるということで、このサイトはフランス人が多い。メイン道路や駅から数キロ離れているため、自転車や小型自動車を持っていない人はすべてに不便。今回訪ねたウーバー・ジョセリン夫妻は自動車をキャンパーの後ろに引っ張ってきていた。

来週はこの車でセルビアへ行ってくると言う。

 

 

 

 

近くにフランス人画家が一人で住んでいて、いろいろ絵を描いていたが、最近病気で入院してしまった。80歳過ぎで、治っても一人でこのキャラバンを引っ張って帰国するのは無理だろうとはウーバーの話。独り身で身寄りのないキャンプサイト、やっぱり考えさせる。

 

大型バスを改造して屋根にベッドルームが取り付けられている面白いキャンパー。楽しんでいるのがわかる。

2時間以上も一緒におしゃべりして、写真を見せてもらい、フランスに来たときはぜひ寄ってくれとのオファーもあった。とっても気さくないい人たちだった。

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これが最後のキャンプ旅行―Torreトーレのレストラン

2019-03-05 18:48:35 | ポルトガル18-19

クリスマス以来行っていないトーレのレストランへ行こうと思いたったのは3月初め。今月末にはポルトガルを去ると思うともう一度行きたいところが多い。

トーレのレストランは車なしだとずいぶん歩かなければならないから、簡単には行けない。この日は遠出もかねてタヴィラの駅に降り立ち、スーパーマーケット・アルディの後ろの田舎道を歩く。

 

 

野原は春菊の花が満開。

 

道端のかわいい野の花。

 

今を盛りに咲き誇るバミューダバタカップの花。雑草も絨毯のように咲くと見ごたえがする。

 

 

ススキや葦の一種でこの高さになる。茎はほとんど竹と同じくらいの硬さになる。

 

 

 

一軒のお屋敷の前庭はこの白っぽいアーモンドの花が満開。白っぽいのは甘いアーモンドが取れる。

 

 

肉厚の葉にはこの時期満開に咲く黄色の花、英国なら冬の寒さで一冬で死んでしまう。

 

 

 

金網で囲われたアボカド畑、大きなグリーンの実がいっぱいなっているがまだまだ固い。

店で売っているのも硬くてグリーンだけど、木で熟れた実はどんなにおいしいだろう。先日マイクが散歩で農家の近くを歩いていたらアボカド農家の人が落ちて売れないアボカドの実をくれたそうな。皮が深紅でとってもおいしかったと言っていた。

 

 

寒い英国では見ることのないポルトガル独特の野の花。

世話をされず見捨てられたオレンジの木はこのような末期、後継ぎがいない農家だったのだろう。

 

道端の水道。大きな輪を回すと今でも水が出てくる。

 

 

トーレというのはこの塔のこと、昔の見張りの塔だったのだろう。

 

 

このレストランの名前がどうしても読めないし覚えられない。それでトーレのレストランで話は通じるからこれでいいのだ。この日たどり着いたのは2時近くレストランの前の道路は両脇駐車場と化し、中もすざましいお客でいっぱい。

やっと開いていたテーブルを一つ見つけて落ち着いた。

 

このレストランへ来るといつも注文するモンコイカのオイル煮に、魚のフライを頼んだら焼き魚が来た。マーいいかと思い文句も言わず食べたが、多すぎて食べきれない。

結局魚2匹とサラダをビニール袋に入れて持ち帰り。テーブル係のウエィトレスが私たち二人で全部食べたと思ったらしく、ウワっと驚きの声を上げにやっと笑って行った。

 

 

 

満腹で電車でルズ(Luz)の駅から帰ることにしたが、2時間もあるので、ゆっくり道端の花を眺め写真を撮りながら歩いた。

 

道路わきのルズの教会を一度中を見たいと思っていたが閉まっていた。

 

もう見捨てられた水道システム、円の上についているバケツ様のものに水が入りまわって水をくみ上げるらしい。全くローマ時代からのアイディアじゃないか。

 

ルズの駅でも1時間以上も電車待ち、駅にはものすごく酸っぱいオレンジが鈴なり、レモンは木の上の方しかなっていなくて届かない、春菊も花盛りになると食べられない。もう食べることは考えなくていい。 この日は往復12㎞を歩いた。

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これが最後のキャンプ旅行―オレンジ買い

2019-03-05 17:30:57 | ポルトガル18-19

昨年11月以来日本へ帰国していた斎藤さんやクリスマス前後の1か月 スエーデンへ帰っていたけいこさん、それに妹さんのかずこさんの4人がオレンジ農家へオレンジを買いに行く相談。

素敵なフランスの車を持っている斎藤さんはアッシー君にフランス語の通訳兼業。

斎藤さんはフランスの大学を卒業して、英語、フランス語、スエーデン語など操る秀才。

 

 

 

 斎藤さんのフラットの前で皆が集まることにして、予定の時間に行くとフラットの塀に沿ってこの巨大な花が咲いていた。花と言ってもおしべとめしべだけで花びらはないがサイズは2メータくらい、今年初めて見かけた。

 

 

 そしてこの素晴らしく良い香りのする花も鉄柵に絡まって満開。

 

 

 

オレンジ農家はタヴィラのキャンプサイトから3-4kmで昨年までは歩いて買いに行くことが出来た。この農家へは2日ほど前に電話でどれだけほしいかを予約しなければならない。

このおばさんは以前フランスに住んでいたこともあり、フランス語とポルトガル語しか話せないので、今まではキャンプサイトのレセプションから予約を入れてもらった。

今回斎藤さんもひと箱10kg、私もけいこさんも10kgづつの予約を入れてもらったので、着いた時には箱詰め3箱が準備されていた。

ひと箱10kgが6ユーロ(750円くらい)採り立てだから新鮮で非常においしい。

 

かず子さんがこのミカンを一つ味見したいと斎藤さんに通訳してもらったら、それはレモンとオレンジをかけ合わせた珍しいものでまだ熟れていないからダメと言われた。熟れたときはとってもおいしいとのこと。ムムム・・・味見してみたいものだ。

 

 

 この農家は広大な屋敷一面にオレンジの木があって何千本の木があるのかわからないという。

 

 

 梅の木のような花が咲いていたが一体何だったのか、果物がなるに違いない。

タヴィラに戻って街角のカフェーで4人でコーヒーを飲みながらおしゃべり。久しぶりの日本語の会話はリラックスできる。帰りは斎藤さんが私のキャンプサイトまで送ってくれ、本当に楽しい半日だった。

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