Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

2015年のヨーロッパ旅行ーカレー(Calais)から帰国まで

2016-05-02 23:21:03 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

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チャートレー(Chartres)はパリから日帰り旅行ができる距離にありあたりは平野が広がる。昨夜は土曜日だったせいかこんな片田舎のキャンプ場に若者がたくさん集まってきて夜中の2時過ぎまで騒いでいた。キャンプ場に大きな建物がありここが若者たちのパーティー会場だった。

 

  

 日曜日は素晴らしく晴れ渡り、菜の花畑を走ってメイン高速道路に乗り快調に走っていたが、途中でディーゼル給油のためカーナヴィで指示したところが、とんだ間違い。高速を降りて田舎のラウンドアバウトにさしかかった。

 

 道路の真ん中、ラウンドアバウトに赤い大きな鳥居が建っていたなんて不思議な光景だった。ここから30分以上も田舎道を走りまた高速道路に乗った。たぶんこの高速道路はさっきのとは違う高速道路らしい。そこからすぐ目指していた給油ガレージに着くことができた。カーナヴィにはいつも驚かされる。

 

  

過去2回も道に迷ったことのあるルーアン(Rouen)の町はメインの橋の工事が完了し全く問題なく通り過ぎた。チャートレーからブロイン(Brognes)のキャンプサイトまで 197マイル(315km)午後2時過ぎに素敵なキャンプサイトに着いた。

  

ここはブロインとカレーの中間点にあり、早朝カレーのフェリーに乗るには好都合、この夜停まったキャンパーが全部英国車だった。

隣の新しいキャンパーに乗っている老夫婦はこの日ドーバーからカレーに着き、明日から南ヨーロッパへ出かけると言う。ヨーロッパは初めてという二人に、我が亭主は先輩としていろいろ情報を上げていた。

翌朝、10時半のフェリーに乗る予定で2時間前に港に着いたら予定より45分早いフェリーに載せてくれ、我が家へ着いたのも12時過ぎだった。こんなに問題いっぱいのキャンパーでの帰国はまた忘れられない旅になるであろう。

 

  

4月18日、ドーバーまでは青空で素晴らしい天気だと喜んでいたのにロンドンへ近づくに従い雲が厚くなり、気温が下がってきた。

この日から2週間のイギリスはただ寒いばかり、ポルトガルの青空が懐かしい。

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2015年のヨーロッパ旅行-フランス ボードーからシャートレー(Chartres)

2016-05-02 12:24:35 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

 

 

あと二日でカレーからフェリーに乗るのにやまい重いエンジンを叱咤激励して早朝田舎のキャンプサイトを後にした。カーナヴィをシャートレー(Chartres)の北西にあるキャンプサイトにセットしたつもりがなんとシャートローク(Chateauroux)の北西のキャンプサイト ローチェス(Loches)にセットアップしてしまいその間違いに気づかず田舎道を北東に向かって走っていった。

お昼過ぎローチェスの街中に入り、やっとおかしいと気づいた。そんなに早いはずがない。そしてこのローチェスには素晴らしいシャトーがあり町も中世の様式を保っているから見るところいっぱい・・・・なのだが間違いにしょげてる私に先を急ぐ亭主はもちろん観光する気はさらさらない。

この辺りは昨年行った シャトウ・シャンボールも近くにあり多くのお城が集まっている。来年かこの秋ここを目がけて来たいものだ。

 

 

 

フランスの道路は田舎道でもよく整備されて快適。道路わきの並木は新芽をふいてきれいな黄緑色、まだ芽の出ていない木々の形が素晴らしい。

 

  

 

ラッキーなことに途中の大都市トアー(Tours)を迂回して北へ向かう国道10号線に着いた。ヴェンドーメ(Vendome)あたりで道端に不思議な建物の群れを見つけた。ここだけが未来都市みたいだった。 この風車は今まで見たことが無い変わった形をしている。

 

 

 

 

2車線道路のこんな坂道では、下り坂で反動をつけて登らないと、馬力が無いから後ろから追いついたトラックなど追い越しできない。だからうるさく警笛を鳴らし本当に身の縮まる思いをした。

この日もポールは10時間も運転して、田舎の菜の花畑に囲まれたキャンプサイトに着いた。304マイル(約490km)を走破した。

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2015年のヨーロッパ旅行-スペインからフランスへ その2

2016-04-30 11:38:32 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

 

スペインのサン・セバスチャンから高速道路を走って、国境までの料金が2.35ユーロだった。距離にして約30km。高速道路と平行して国道も走っているがこの道100メーター毎にラウンドアバウトがあり本当にいらいらさせられる。

フランスの国境からボードー(Bordeaux)まで過去2-3回は通っているが高速道路は国境から約50kmほど北へ行ったBayonneまでしかなかった。はっきり覚えていないが最後にここを通った時にボードーまでの道路を高速道路に変えようと工事中だった。 そして手元の2014年の地図によれば高速道路(E5E70)は20kmくらい北に延びている。

フランス西部には山が無くどこまで行ってもほとんど平らで、問題ある我がキャンパーのエンジンには高速道路でなくても構わない。ところがまっすぐボードまで行こうと欲を出して高速を北に進むと20-30kmごとに料金徴収所があった。4回も払っていったいこの道路は全部高速道路になったのかといぶかったところで、カーナヴィをセットして高速道路を抜けたところがボードから100km南の田舎道だった。

 

 

フランスやスペインの広大な農地では散水機の規模が大きく長さにして100メーターはある。

田舎道も高速道路の料金支払いを逃れるために多くのキャンパーを見かけた。彼らはこれからスペインあたりへホリデーに行くのだろう。

 

 

ボルドーの町に着いたのは午後の4時ころ、カーナヴィの案内でキャンパーはまっすぐ一番忙しい街中へ入り込み、バス停や電車駅には帰宅の学生や主婦であふれかえっていた。そしてとうとうラッシュアワーの車に巻き込まれ、ボードーの町を出たのは2時間も経っていた。

 

 

 

キャンプサイトはボードーの北30kmくらいの田舎にあり、あいにく降り出した雨の中、サイトの指定場所に停車したときは本当にほっとした。この日は一日10時間もポールが運転していた。

ラッキーだったのはキャンパーの中からでもインターネットにアクセスできる無料のサーヴィスがあり、三日後のカレー・ドーバー間のフェリーを予約できたことだった。

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2015年のヨーロッパ旅行-スペインからフランスへ

2016-04-28 21:14:02 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

 

朝まで降っていた雨がやっと上がり、今日は有料の高速道路を通ってフランスへ向かう。朝8時に出発、ほとんどのキャンパーはまだ寝ているらしく静まり返っていた。

高速道路はバーゴスからビルバオへつながっているが私たちはヴィットリア(Vitoria)へ行きそこからまた別の有料の高速道路を通るつもりだった。ヴィットリアにはバーゴスからの高速は通っていない。この地方は山が多くて普通道路ではどれほどスピードが出るかわからなかった。 

 

 

 カーナヴィをヴィットリアにセットして高速道路を下りるとすぐ道路は田舎道に入った。地図で見れば立派な国道が通じているはずなのにどうしたことか。はじめは平地の田舎道を走っていたから良かったものの、坂道の田舎の村へさしかかった。

 

 

 

 車の窓から見える異様な風景に我を忘れて写真を撮りまくった。先を急ぐ亭主は停まってくれないし、おまけに狭い道に観光客や観光バスが停まっていて後ろからくる車に追われるようにこの村を通り抜けた。

 

 

 

 途中の狭い山道でも巨大な観光バス2台とすれ違ったし、あの村は何かあるらしい。

 

 

帰国してから下の道路標識Convent of San Juan de Acre (エーカーのサン・ホアン 尼寺)からここが12世紀から有名な塩水の吹き上がる土地で20世紀半ばまで塩の生産地として非常に潤ったという。

Vallo Salado (塩の谷)は廃墟になったのを現在観光資源として再生しユネスコ世界遺産になっているとのことで、改めて驚いた。こんな山道に連れてこられてとカーナヴィのマダムを恨んだりもした。

 

 

 

 

 あたりは山桜が満開のきれいな山道でジグザグの道路を登ったり下りたり、やっとヴィットリア近くの国道が見えてきた時にはカーナヴィを消してしまい道路標識と地図を頼りにフランスへ向かった。

 

 

スペインの国境近くから有料の高速道度を走ってすぐ料金徴収所に着き、たぶん1km以上もトラックが長い列を作っているのをしり目に乗用車やキャンパーはすぐフランスの高速道路へ入っていった。

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2015年ヨーロッパ旅行ースペイン2日目

2016-04-27 21:23:01 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

 

翌朝は8時過ぎにキャンプサイトを出発。素晴らしい青空だったが風は冷たい。サイトのすぐ近くから高速道路への入り口があり快調に飛ばしたかったのに、エンジンはなんと昨日よりもっと悪い。昨日の3時間と60ユーロが全く無駄だった。昨夜修理工場からキャンプサイトへ行く前にタンクを満杯にしたのが何か影響があったのかもしれない。

カセーレスからサラマンカまでの196kmは坂道が多く平坦な道路が殆ど無い。坂道を上る時の時速20マイルに頭にきた亭主はどこでもいいからまた修理工場へ行ってフィルターを取り換えてもらおうと言う。

 

 

道路標識に給油と修理のサインを見つけて行ってみたが、たった一人で何台かの車を修理しているおじいさんは、ポールの頼みにケンもホロロ。 本当にこんな片田舎では替えるフィルターもないかもしれない。

素晴らしい景色とラヴェンダーの花に大喜びで写真を撮っていた私もがっかりして、もっと大きな町までのろのろ運転で行くことに賛成した。

 

 道路わきには白のエニシダ(ブルーム)が咲いているがこれはタヴィラでは3月初めに咲き終わっている。これだけ北上しただけで花の咲く時期が一ヶ月も遅い。黄色のブルームはほとんど同じ時期なのに。

 

 

 プレサンシアは以前ハゲタカを見に2回も来たことのあるところだが、町へやってきたのは初めて。町の入り口で巨大な教会の建物が見え、こんな街中へ入ってもどこに修理工場があるか判らない。

工場地帯の標識を見つけて、行ってみたところで修理工場がすぐに見つかった。そこでフィルターを取り換えてもらい45ユーロを払ったが工員はフィルターは特に汚れていないと言う。

早朝よりもややスピードが上がって40-50マイルでサラマンカへ向かった。

 

 

 プレサンシアから北西に向かう国道110は今の時期桜ん坊の花であたりが白っぽい。このサラマンカへ向かう道路わきにも遠く近くに白っぽい桜の花で満開の様子。

サラマンカは平野の町で環状線で町を遠くに見ることができるが大聖堂の尖塔が特に大きく天を突いている。サラマンカを過ぎた平野の右手(国道110の方角)に雪山が見えてきた。

 

 

 

サラマンカからバーゴス(Burgos)までの240kmは平野の中を走る高速道路でやっと快調に飛ばしだした。と言っても60-70マイルで坂道を下りその反動で緩やかな坂道を上るを繰り返して夕方6時ころバーゴスのキャンプサイトに到着。

 

 

到着前から降り出した雨はたどり着いた時には激しく降っていて、サイトの受付ではキャンプ場がぬかるんで車が泥に埋まってしまうから、前輪は道路のコンクリートに載せておくよう指示された。そしてこのシーズンオフに多くのキャンパーが停車していて驚いた。もしかしてこのキャンパーはビルバオやサンタンデルからのフェリー待ちなのかもしれない。

私たちもキャンパーがこの調子ではどうなることか分からないと、ビルバオからフェリーで帰国することを話し合って、インターネットで探してみたが五日後しか英国ポーツマスへ向かうフェリーが無くて諦めた。

この夜のサイトのシャワーはぬるくてあまりの寒さに震えあがった。そして今日一日の走行距離は275マイル(440km)だった。

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2015年 ヨーロッパ旅行ースペイン初日

2016-04-26 23:05:37 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

キャンピングカーの保険が4月20日で切れる。キャンピングブックがいつ来るかが分からなくて、帰国してからの更新では間に合わないかもしれないと焦って保険会社にメールを送ったが、インターネットでは受け付けないと言われてやっとスカイプの電話で更新できた。

今年の8月で85歳になる我が亭主ポールはキャンパーの保険が84歳までと書いてあるのでやたらと心配したが、来年4月まで更新できて大喜びだった。この歳でもヨーロッパ中を運転し山道を歩き回り元気いっぱいだけれど、保険会社は85歳ではキャンパーの運転は無理とでも思っているのだろう。こうなるとあと1年しかキャンパーを楽しめない。

 

4月13日朝9時前にキャンプサイトを出発した。親しくしていたイギリス人もスエーデン人もオランダ人もみんな帰国してしまい、あとフランス人のキャンパーが2台残っているだけ。昨年から同じ場所でキャンプしているひげのフランス人のおじいさん(名前も知らない)が手をふって見送ってくれた。

いつも行くスーパーで最後のショッピングにオリーヴ油の大びんや、オレンジを大量に買い込んだ。4月になると大きなオレンジは味が落ちそれに反比例して値段が上がっていく。小粒のオレンジはまだ味が落ちていないし今から出荷するオレンジ農家も多いのだろう。

約1時間でスペインの国境に着きセビリアまでの高速道路はほとんど平らだけれどキャンパーのエンジンに馬力が無いと亭主は嘆く。2年前グラナダへ行く前の道路際で入れたディーゼルが汚れていたため毎回馬力のなさに悩まされている。まるで輸血によってエイズを感染した患者のようにどんなに手入れをしても良くならない。

セビリアから北のカセーレスまでの道路も無料の高速道路だけれど坂道が多くて、下り坂ではアクセルを踏み続けてスピードも50-60マイルが出るけれども上り坂がいけない。20-30マイルののろのろ運転で大きなトラックがずんずん追い越していく。

 

 

昨年見かけた大きな城壁のある町へ下りて給油したが、お城を見たいなどとはとっても言えない。何しろこんな調子では今日の予定がどこまで行けるかわからない。給油後エンジンの調子がやや良くなり、平地で50マイルくらいは出るようになった。それでもすべての乗用車やトラックに追い越されていく。

運転している亭主には気の毒だが、私のほうは道路際の景色が面白く写真を撮って楽しんでいた。何度も黒豚の放し飼いを見かけ、ポルトガルの豚肉が一番安いのはこのようなブタかもしれないと思う。平地はブドウ畑とオリーヴ畑が広がり、岡や山は殆どコルクの林が続いている。

 

                                                                             

確か昨年も見かけたこのピンクの花が道端を明るく彩る。ポルトガルやスペインのこの地方では桜を見かけることが無い。

 

 

 

ポルトガル南部の丘と変わらない乾燥地帯のこの地方は道端にシスタスの白やゴースの黄色そしてラヴェンダーの紫色が彩る。

ポルトガルからカセーレスまで290マイル(460km)をほとんど休みもなしに走って午後3時に町に到着。カーナヴィを町外れの修理工場にセットしておいたから、すぐ工場の前に駐車した。昨年秋にも行ったので修理工が顔を覚えていてくれ3人の人たちがエンジンを触りああだこうだと手を入れて結局は全然治っていなかった。3時間の時間のロスと60ユーロを支払い、彼らにも原因が分からなかった。

この夜は昨年4泊もしたカセーレスのキャンプサイトで泊まった。

 

 

 

 

 

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2015年ヨーロッパ旅行ー帰国準備

2016-04-25 14:12:35 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

 

3月末になると今まで親しんだ英国人もオランダ人もほとんど帰国してしまいキャンプ場の4分の3を占めるフランス人も半数以上は帰国してしまった。そして3月末の気候は英国の夏に当たるくらい暑くなってくる。

通りの庭に冬じゅう屋外で栽培しているランの花が見事な花を咲かせた。そして4月はじめ今まで見たことのないきれいな紫色の花がキャンプサイトの木々に咲きだした。オフィスのポルトガル人に名前を聞いてもだれも知らない。大体若い人たちは興味が無いからほとんど見たこともない人が多い。

 

 

町へ出かけていくとこんなかわいい風景に出会うこともある。キャンパー内は気温30度にもなり暑さにも寒さにも弱くなってしまった私にはキャンパー横のバンガローのベランダが昼寝にはもってこいの場所で、太陽が真上にある間の日陰でのんびり昼寝をしていた。

2月初旬にオランダの出版社にオーダーしたキャンピングブックとメンバーシップカードはシーズンオフの間キャンプ場料金がずいぶん安くなる。2月中に本が届いたらしいが、オフィスの誰かが無くしてしまったという。すったもんだの末出版社から再送付したとのメールがイースターフライディ(3月25日)だった。ポルトガルの郵便事情は悪く英国からの普通郵便で10日はかかる。日本への郵便だって早くて5日遅くても1週間で着くのにこの国は徹底的に遅れている。

この本が来ない間は出発できないから初めの1週間は諦めていたが2週目の終わりごろはいらいらして毎日オフィスへ行って郵便の有無を確かめていた。本が着いたのが4月12日、オランダから送付して2週間と4日かかった。

 

   

 4月に入って暑くなってくると今まで遠くの塩田で餌をあさっていたフラミンゴがメイン道路に近いフットボールグラウンドの後ろの塩田に集まってきた。臆病な鳥だからあまり近寄れないので望遠をフルに活用。

 

 昨年行ったカメラオブスキュアに日本人女性が働いていたとの情報を聞いて、今まで読み終わった日本語の本15冊をショッピングトローリーに入れて持って行った、が彼女が働いていたのは3年前と言われてがっかり。図書館へ持っていったらと言われて、また町の反対側まで坂道を歩く。図書館が喜んでもらってくれたので午後また10冊持って行った。タヴィラにあまり日本人が来るとは思わないが、ここに25冊の本が貸し出される。

このサボテンはカメラオブスキュアの近くのフラットで見つけたもの。

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キャンプサイトの近くのメイン道路のラウンドアバウト。また道路標識が倒されていて、今年で何回目だろうか。

本が届いた翌朝キャンプサイトを出発したが、本が届いた12日には、すぐ魚市場へ行ってお土産に海塩を大量に買った。またサバや鰹モンコイカ、木の葉カレイなど洗って切って冷凍庫いっぱいに持って帰る。

 

 

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2015年ヨーロッパ旅行ー名前

2016-04-20 22:19:13 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

今年のキャンプサイトでは新しい友達が沢山できて、名前を覚えるのが大変、

2月半ばから私のラジオ体操にジョインしたイギリス人男性2人、アランと奥さんのエプリルは65歳になっていないと言うが、初めて会った時は私より年上だと信じて疑わなかった。奥さんのエプリルはもちろん名前の通り4月生まれ、ラジオ体操に1日来ただけで翌朝から英国へ2週間の一時帰国。アランは結婚3回目というおなかが大きく足がアンバランスに細い人で、ユーモアとウイットに富んでいる。

マイクは元学校の先生だった背の高い痩せた人で今年70歳になる。ラジオ体操が終わるといろいろおしゃべりが楽しみで、ある日の話題に日本の楢山ブシ考の話になった、昔の貧しい田舎の農村では70歳になると山中に捨てられたと言ったら  ”えー、僕今年70歳だよー〝 と震え上がったので歳が分かった。

亭主と二人で散歩中に自転車で走ってきたマイクと奥さんに会った。我が亭主にマイクを紹介したら、どういう風に聞こえたかわからないが昔の隣人エリックと同じ名前だと覚え込んでしまった。それでマイクの名前にたどり着くにはエリックって誰?と聞くと ”んーんマイク ” と返事が返ってくる。 マイクの奥さんはシオナという。なんとなく日本人の名前のようだと言ったら、スコットランドの名前だとのこと。 日本語なら塩菜になるとマイクに言ったら結構面白がっていた。

アランに我が亭主ポールがマイクとエリックを混同してと言ったら, えっ!ポールというのか。僕はピーターと呼んでいた。皆名前が混同している。ポールが俺をピーターと呼んでいたとは知らなかったと言ったら、アランいわく マー気にすんなよ、フレッド。 

フランス人の女性で英語は全然話せないが3年前からの知り合いで毎朝犬2匹と散歩している人はジョセフィンという。私は彼女の名前が一度で出てきたことが無い 。以前テレビのコマーシャルでジョセフィンがナポレオンをベッドへ誘うシーンで Not tonight Josephine(今夜はだめだよジョセフィン)というのがあった。それ以来このセリフが出てこないとジョセフィンの名前が思い浮かばない。

ずいぶん昔のことだけれど、当時50歳くらいの日本人の女性が英語の勉強がしたいと半年ほど滞在していた。彼女いわく日本人の若い女性で自分の御主人をチャン付で呼ぶのよ、。へーご主人は何て名前と聞いたらセバスチャン。大いに笑わせてもらった。

こんなことがあったから孫が生まれる前、チャンやサンの付く名前、例えばクリスチャン、セバスチャン、ジョナサンなどの名前は避けるようにと伝えたら大丈夫とつけた名前が両方のおじいさんの名前だった。

キャンプサイトに落ち着いたときに隣人にスエーデン人の夫妻が大きなキャンパーで住んでいた。彼らは夫妻とも英語を話し、出会った時にいつも挨拶したりおしゃべりしたりしていたが、6ヶ月以上もほどんど毎日会っていて名前を知らなかった。あと2日で彼らが帰国すると言うときに、思い切って名前を聞いた。(これってすごく勇気のいる事ですよ)彼らも私たちの名前を知らないから、お互いに自己紹介しあって、来年もこのサイトでお会いしましょうと約束した。昨年も彼らは近くに居たそうなのに、一度も話してなくて名前を知らなかったから全然記憶にない。 もちろんすぐに忘れないようにノートに名前を書いた。

 

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2015年ヨーロッパ旅行ー花々とビワ

2016-03-31 11:09:23 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

 

キャンプサイトの周囲に並んでいるオレンジの木は例年と違って実があまり生っていない。もちろんこれらのオレンジは市場に販売されるものでは無いから手入れもされていなくて実も小さくとっても酸っぱい。そしてどの木も真っ白の花が満開で素晴らしい香りがする。オレンジ畑のそばを通って観察してみると、花が満開の木々には実があまりついていない。この冬にこれらの木々は豊作になるのだろうか?

県道の脇を歩いている時に見つけた珍しい花、今まで数年歩き回って初めて見たものだが、亭主も近くの友達も全然驚かず前にも見たことがあると言う。いったい私はどこを見て歩いていたのだろうか。それにしてもよく見れば見るほど精巧な作りの花には感激もの。

 

 

ポルトガルの3月には日ごろ見かけない雑草がすべて花を咲かせる。

 

 

草原を彩るこの雑草も一本づつはとっても細く集まって生えるとはげしい色彩になる。

 

 

ショッピングセンター近くの街路樹がこんな素晴らしい花で満開になった。ベル形の此花は下へ向いて下がっていて、花も小さく今まで気が付かなかった。毎年この木の下を通っていながら初めて見つけた花だ。

 

 

3月半ばからあたり一面のビワが実ってきれいな黄色になった。キャンプサイトの後ろにも3本の木が有って沢山採ってきたが、近くの無人駅の小さなビワの木が大豊作。こんなに沢山採ってきた。今まで琵琶と言えばそのまま食べるもの思い込んでいたのに、以前 袋一杯をロジャーに上げたら種をとって火を通しヨーグルトと食べたという。

インターネットでは湯通しすると皮がむけやすくなるとのことで、皮と種を取り鍋に入れて弱火で数時間クッキング、ジャムには程遠いからアイスクリームやヨーグルトと食べるとおいしいデザートになった。

私の風邪がひどいときに、毎日おいしいスープやパイを持ってきてくれた向かいのフランス人夫妻に、お礼にアイスクリームと一緒にビワシチュウを上げてとっても喜ばれた。

 

 

この白い菊様の花はポルトガルの園芸種でピンクと白の花があるが見かける花は一本が巨大な塊になって全体がびっしり花で埋まる。このポルトガルの気候に適しているからかそれとも英国でも育つかしら。苗を一本欲しいものだ。

ウォーキングに行ったとき、摘んで来た野の花をアレンジして楽しんでいたら、フランス人のジョセリンが左腕をつって散歩から帰ってきた。聞けば以前乳がんの手術以来、血流がうまくいかず長時間腕を下げて歩けないらしい。話を聞いてすぐこの花をお見舞いに上げたら大喜びしていた。

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2015年のヨーロッパ旅行-キャリスシ(Carricos)

2016-03-30 23:49:54 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

 

 風邪がやっと峠を越して気分が良くなってきた3月半ば過ぎ、毎日の晴天に誘われて高速道路の北側のキャリスシの村まで歩くことにした。お店が一切ないから飲み物食べ物をしっかりリュックに入れてのウォーキング。高速道路を通るまでの南側は野生の菜の花と春菊が咲き麦畑もグリーンの麦の穂が出始めている。

 

 高速道路の下のトンネルを通るとそこは今までとは全く違う植物群で別世界、シスタスの白い花が一面に咲き、まるで白のポルカードッツみたい。

 

可愛い花の割には恐ろしい棘でおおわれている黄色のゴースと紫色のフレンチラヴェンダーが素敵なコントラスト。野原は白い雛菊に覆われている。

 

 

 乾燥しきった川床を探索しながら歩いているうちに、予定していた出口を見失い、ジグザグの急坂をのぼる羽目になった。

 

キャリスシへの村より一尾根遠くまで行ってしまい、尾根へ登り詰めて眼下にキャリスシの村が見えた。

 

 

 村の周囲の野生のラヴェンダーフィールドが素晴らしい。さんざん歩き回り写真を撮りまくり、空腹感をすっかり忘れてしまうほど舞い上がっていた。

 

 

 どれだけ見ても見飽き足りないこの地をとうとう去ることに。それでもあたりを飾るシスタスの花に感激しながら帰路に着いた。

 

松林の下草に野生のグラジオラスが咲いている。白や紫いろの中でグラジオラスの花は特に目立つ派手さを持っている。今日は15kmを踏破し疲れ切って帰ってきた。キャンプサイト近くの居酒屋で冷たいビールが飲みたかったのに財布を持っていくのを忘れていた。

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2015年ヨーロッパ旅行ー再び英国へ

2016-03-30 20:16:14 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

3月初旬娘婿パトリックがオーストラリアへ出張することになった。往復10日間の旅で、孫のジュードが生まれる前は、娘のソニアも出張について行ったものだけれど、赤ちゃん連れではそうはいかない。

それで10日の間私が手伝いに行くことにして、3月5日にファーロ空港からロンドンガトウィック空港へ旅立った。亭主は暖かいポルトガルから帰るつもりはなく一人でもやっていけると言うので、キャンプサイトの近くの駅まで見送ってもらった。

ファーロ空港を出た時は青空の素晴らしい天気で英国へ向かうにつれ、雲が厚くなりガトウィック上空でのアナウンスでは気温5度と言われ震えあがった。パトリックとジュードが迎えてくれて、パトリックの高級車で彼らの自宅へ向かう。冷たい雨が降っていて空港からロンドンまでの田舎道を走って、車酔いして気分が悪くなった。

 

1ヶ月以上見ていなかったジュードはすっかり私の事を忘れて、笑顔さえもこわばっている。月曜日にパトリックが出かけた後は、早朝にジュードが起きた時や日中ソニアが私用で出かけた後などジュードの面倒を見ていたからすぐに慣れてしまった。

 

ロンドンの天気は予想よりも暖かく、駅の近くの真っ赤なボケの花が満開だったりウインターチェリーが薄いピンクの花を開いていた。

 

ソニアの家のある長い通りの1か所に緋桜が咲いているのを見つけてカメラをとりに戻って写真を写してきた。ロンドンでは初めて見る桜だった。

我が家の隣のこぶしの花が満開で、いつもこの花を見ると福井の山々がこの時期、山桜とこぶしの花でおおわれるのを思い出す。

月曜日はジュードが近くの託児所に行く日だから、彼のいない間自宅に戻り前後の庭の草刈りをした。家には冷蔵庫を空にしてあるから食べ物が無く、大事にしまってあった寿司米を炊いておにぎりを作った。長い間家を空にしていると、寒さも尋常でない。

 

ポルトガルへ帰る1日前に友達と待ち合わせてトラファルガースクエアーのナショナルギャラリーへ行った。数日前からのどが痛くなり風邪の兆候、友達に風邪をうつしてはまずいから、入場後すぐに別れて一人ドラクロアの展示会を見て回った。この人の絵は色がきれいで絵がドラマティックなところが素晴らしい。今回の展示会は彼の絵がのちのフランス画壇にどんな影響を及ぼしたかがメインだったから、やや期待外れだった。きっと風邪が悪化している最中だったこともあって気分がすぐれなかったからかもしれない。

翌朝3時起きでガトウィック空港へ行き6時半の飛行機でファーロへ戻ってきた。キャンプサイトへ着いたお昼時から3日間風邪の悪化で起き上がれず、声が出なくなり咳がひどくて、回復に2週間以上もかかった。同時期ジュードも声が出なくなり咳がひどくて眠れずかわいそうだと言う。二人とも同じ風邪のウイルスにやられたらしい。

もう6年も英国の冬に慣れていないから、抵抗力もなくなっていたのかもしれない。やっぱり冬はポルトガルが一番。

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2015年のヨーロッパ旅行-早春のタヴィラ

2016-03-30 10:46:59 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

 

 

 

 

晴天の2月末、タヴィラの郊外を散歩に出かけた。オレンジ、レモンの果樹園はたわわに実り、道端の触れるような網塀の向こうにこんな巨大なレモンが実っている。大きなレモンは皮が厚くて果汁が少ないのが玉に傷。

今まで野原を黄色に染めていたバミューダバタカップも終わり近く、その代わりが白い春菊、どこもかしこもこの白い花で埋め尽くされる。この葉も春菊そっくりだけれどにおいが違うのでやっぱり食べてみようという気にはなれない。

魚市場の野菜売り場に新鮮なニンジンが山積みに出て、買い物客は葉を切り取って置いてゆく。それで大きなバッグいっぱいにただでもらってきた。お店の人は兎でも飼っているのだろうと思っているだろうが、これがおいしい惣菜になる。まず葉をきれいに洗って、茹で醤油とごま油を混ぜて出来上がり。ニンジンの葉は特別強い味と香りがして人によって好き嫌いが分かれる。ニンジンの葉にはヴィタミンが多く含まれ完全健康食。これを好む人が外人にはいないと思ったが、なんとロジャーだけは大喜びで食べ、73歳になるまでこんな食べ物があるとは知らなかったと感激していた。

同じことは1ヶ月に一度開かれる野外市場の野菜売り場で赤大根の葉を山ほど捨ててあるのでバッグいっぱいもらってきた。これはニンジンよりも手が込んで、いったん茹でてから、細かく切り油でいためて少量の水に醤油と砂糖で弱火で2-30分ほど煮る。これも好みによってロジャーとペニーは喜んで食べたがオランダ人のマーリシャは食べられなかったという。

 

 

 

 

 

暖冬の年はビワが豊作だという。今年がそれで、2月末ではまだ緑の実がびっしりついて、実るのが楽しみ。タヴィラの森ではミモザが早くから咲いて、早く終わってしまうが、平地の道端では2月末から3月が今を盛りと咲き誇る。このミモザは種類が違うのか香りがしない。花粉が飛ぶからヘイフィーバーの人には大変だろう。

山や丘を黄色に染めつくすゴースの花は乾燥地に強く全身を鋭利な棘でおおわれているため伸び放題。放牧の牛や羊も避けて通る。

 

 

1月に散歩に出掛けたときおなかの大きかった羊たちが子羊を連れて草を食んでいる。子羊たちも生後数週間は経っているらしい。寒い英国ではまだ生まれていないかそれとも小屋の中で出産しているだろう。

道端の梨の木に花が満開。昔の中国では梨の花が美人の代名詞のように尊ばれたというが、西洋梨の花は特に感激するほどでもない。梨はポルトガルの輸出第一番の産物で、第二がラウズベリーと聞いて本当に驚いた。いつも見るのはオレンジやオリーヴだからこれらが上位を占めると思っていた。

 

  

左上の花は園芸種で野生では見られないが、今の時期どこの庭でも公園でも花盛り、多色あり花の色が混じって咲いているところは見たことが無いから1本の苗からこれほどに増えるものと考えられる。

ポルトガル人の狭い裏庭でなっていたパパイアの実。よくぞこれほどしっかりと実が付くものだと感心して写した一枚。

 

  

 

郊外から見た新興住宅街、煙突がにょきにょき突っ立っていて、おもしろい。ほとんどが飾りの煙突らしい。

 

 

塩の集積場。昨年夏に集めて以来の小山のような塩。昨年からだと雨もたくさん降っただろうに溶けもせず、今やっと精製場へ運ばれてゆく。

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2015年ヨーロッパ旅行ーラジオ体操とファド

2016-02-28 15:02:06 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

 

キャンプサイトのコーナーのジムで毎日楽しんでいるラジオ体操もこの日はステファニーの最後の日。ステファニーは75歳の元気な人で今年で結婚52年目、昔は学校の先生だったというインテリで旦那様は電気技師だったそう。オランダ人のマーリッシャのキャンパーの電気系統がおかしくなって3日も停電が続いたときに、電気技師のジョンが行って直してあげた。これも一緒にラジオ体操をしていておしゃべりして友達になっていたため。

湖水地方から来ているマイクは最近この体操に来るようになった人、彼の住んでいる村にはたくさんの退職者が住んでいる。5年前に英国人男性が日本人の奥さんと娘を伴ってこの村に落ち着いた。日本人の奥さんはこの5年間決して外出することもなく、村の人たちは彼女の顔を見たことが無いという。60歳前の人で娘さんが家から数十マイル離れたカレッジに行くようになって話し相手はご主人だけという。

マイクに帰国したら村の人たちとラジオ体操をはじめ、日本人のその女性に体操を教えてもらいなさいと話したところ良い考えだと喜んでいた。

小柄なフランス人のミシェル(フランス人の名前は英語と違って男女の名前が逆転する)はもう2ヶ月以上も毎朝来てラジオ体操をしているが今まででこんなに覚えの悪い人には会ったことが無い。彼は75歳で自分でも覚えられないと言ってるけど、2か月もすれば体が覚えるのじゃないかと思う・・・・。ひと月くらい毎朝5分間だけ個人レッスンもしてあげたけど、とうとう諦めた。本人がそれでも楽しんでいる様子だからまーいいか。

ラジオ体操が終わるとすぐに帰って朝食をとっていたのは昨年までの事、イギリス人が増えるに従いおしゃべりする時間が長くなり、このところ毎朝30分はおしゃべりに時間をとられ、みなもそれを楽しみに来ている様子。お互いいろいろな情報や冗談も尽きず、楽しい日々だ。

 

 

土曜日の夜6時半からショッピングセンターのフードコートで無料のファドのコンサートがあるというので出不精の亭主を連れて出かけた。

これは観光案内所の後ろにあるファドセンターのプロモーションで、この夜は若い男性一人に女性2人の歌手とギターとポルトガルギターの演奏者2人 が出演した。フードコートはポルトガル人がいっぱいで、彼らには知っている歌を歌っているらしく、歌の終わり近くになると拍手が沸いて終わりが判る。

 

 

 

金髪の女性が一番うまく彼女の写真が後ろのファドの看板に使われていた。たった1時間の公演だったけれどヴィデオにも収め、雰囲気も良くて楽しくキャンプサイトへ帰ってきた。

 

 

 

オランダ人夫妻の隣人マーリッシャはどこからかこんな情報を集めてきて教えてくれる。彼女はこの夜、次に町の中心地の旧シネマで行われたファドにも行ってきて、帰ってきたのが真夜中だったという。

 

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2015年のヨーロッパ旅行-アヤモンテ(Ayamonte)日帰り旅行

2016-02-27 22:26:13 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

  

 

 

タヴィラから電車で30分、国境の町ヴィラ・リアルの川渕には巨大なキャンパーストップがあり、キャンパーの多さには本当に驚かされる。こんなにびっしり停車していれば日向ぼっこをする場所もない。

気に入らない隣人が居たらどうしょうもない。

             

このヴィラ・リアルの川渕の港から対岸のスペインの町アヤモンテまで一時間に一本フェリーが運航している。乗っている時間は20分くらい、したがって対岸の白い町はしっかり見える。たった河を渡っただけで1時間の時差がある。

 

 

 アヤモンテからはっきり見えるのがポルトガルのカステルマリムの新旧の城壁でやっぱり雄大だ。

 

 アヤモンテの港から旧市街はまっすぐできれいな町とスペイン特有のタイルで飾られたスクエアに着いた。

 

 ムーアの影響を受けたきれいなタイルはセビリアを思い出させる。そしてこの坂道の石畳を設計した人はいったいどんな頭脳をしているのか。

 

ずらっと並んだお店でひときわ目立つのが少女用のフラメンコのドレスで、これはポルトガルには無い。ヤシの木に囲まれたスクエアには色とりどりのタイルのベンチが備え付けられている。

 

 

旧市街から住宅街は急な坂道になっていてこんな坂道とも階段とつかない芸術的な場所があった。

 

 

 

ポルトガル語でオルテンシオと呼ばれるピンクの花はアジサイくらいの大きさで、花は木からぶら下がっているが、こんな大きな木は見たことが無い。こんなきれいな花なのに枯れても茶色のまま下がっているのがいただけない。きれいなピンクの花には小鳥が逆さまになって蜜を吸っていた。

 

 

 観光案内所の隣に無料の動物園がありトイレを探して入ってみた。うるさく鳴き騒ぐオウムのケイジの隣に一頭のライオンがいた。かわいそうに精神不安定な様子でこちらを見るでもなく、イライラと同じ場所を休むことなく歩き回っている。数頭の鹿は飽き飽きした様子で寝そべっていて生気がない。

 

この南国の花が一番イキイキした鳥のように見える。ウイークディの日中誰もいないこの動物園は生きている動物が哀れに思える。

 

  

 観光案内所で教えられた美術館は入場無料、監視人一人も居なくて写真の撮り放題。久しぶりできれいな絵をたくさん見て嬉しかった。

考えてみればポルトガルでは一度も美術館へ行ったことが無い。アルガーヴに美術館があるかどうかも知らない。

亭主はカラフルな風景画が気に入り、私はきれいな女性の絵が一番気にいった。

 

昼食に入ったレストランで、隣に座って食べているカップルのお魚がおいしそうで、同じものを注文した。ポルトガルでいろいろ魚を食べているがこんなにおいしい子カレイのフライは食べたことが無い。一皿10ユーロでポルトガルのようにチップスやサラダは付いてこない。

別料金で注文しなくてはならないのでポルトガルよりずっと高いのが良く分かった。でも忘れられないくらいおいしかった。

 

 

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2015年ヨーロッパ旅行ーサイトの仲間達

2016-02-27 20:58:19 | ヨーロッパキャンプ旅行2015年

 

2月21日日曜日、サイトで知り合った英国人21人に日本人1人は飲み物、食べ物を各自持参でパーティを開くことにした。

 

 

 

  

 

 

 

 

 

殆どが自前のサンドイッチや、サラダなど作りワインボトルとジュースなどそれに各自のワイングラスもテーブルクロスも持ち寄ってタヴィラランチクラブなるものを立ち上げた。

 

 

私も土曜日にご飯を炊いて巻き寿司を10本も巻いたが、残念なことにポルトガルのお米は粘りが少なく特に一夜置くとご飯がパラパラになってしまう。一晩おいて切り離すとほとんどがばらばらに崩れてしまった。仕方ないから煮込んで寿司リゾットと称して味見してもらったが助かった巻きずしは初めて食べる人たちには好評だった。

キャンパーの中でもオーブンで料理する英国人ならこそ、ケーキも焼いて食後のデザートも完璧、初めて出席した2組の英国人たちが大感激していた。

食べることになると一致団結してしまう英国高年者、恐れ入ります。

 

 

食後は日向に出ておしゃべりに興じる。もう金婚式を過ぎたカップルも2組もいるが、話題はキャンパーの事とゴルフの事。孫や病気の話は出ないのが英国人年寄りのいいところかもしれない。

 

 

 

 

 

 

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